今では年中いつでも食べられるイメージですが、国産キウイは冬から春にかけて出回ります。
この時期のキウイって、格別にジューシーで美味しいんですよね~!
しかし!
キウイを食べると、「口の中に違和感を感じる」や「唇が腫れる」など、
人によってはアレルギーの症状が現れてしまうケースがあります。
厄介なのがこの間まで美味しく食べてたのに…
ある日から急にアレルギーの症状が出るようになるパターン!
まさに私が、今コレで悩んでいます。キウイを食べると、喉がカユイ~!(悩)
う~ん、コレ、なぜ!?
今日は【キウイアレルギーの症状】をメインに、原因は?&対処法&治るのか?を調べてみましたよ。
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キウイアレルギーで発症する8つの症状!最悪だと…
まず、いちばん軽い症状では、
ですね。
その次に起こる症状は、
- 唇や口の腫れ
- 口の中や喉が熱を持つ感じ
でしょう。
唇以外でも、キウイの果汁がついた口の周りなどが、じんましんのように腫れることもあります。
さらに症状が進むと、
ここまでの症状になると、かなり激しいかゆみを伴います。
さらに重症なキウイアレルギーの場合、
- 吐き気や腹痛
- 下痢
- 気管支ぜんそく
などを引き起こすことも。
最悪のケースだと、
【アナフィラキシーショック】を引き起こすこともあります!
アナフィラキシーショックとは、
短時間で発症した全身性のアレルギーによって血液の低下や意識障害を引き起こし、悲惨な場合は命を落とす可能性がある危険な状態のこと。
え…コワーーーい!
「たかが果物のアレルギーでしょ?」と、バカにはできません。(私も気おつけます!)
ちなみにですが、
食べ物のアナフィラキシーショックによる年間死亡者数の過去最高は2006年、2007年、2011年の5人。
ここ数年は減ってきている傾向があるみたいですよ。医療が進化したからですかね〜
キウイアレルギーの原因は?「口腔アレルギー」とは?
キウイを食べたときに起こる、イガイガ。
この原因が、食物アレルギーの一種である、
である可能性が解明されてきました。
口腔アレルギー症候群とは、
特定の果物や野菜をおもに“生”で食べたときに症状が現れるのが特徴。
消化されてしまえば症状は起こりません。
よって、発症部位はほとんどが口内であり、原因の食品を食べてから5分程で症状が現れます。
また、加熱すれば症状が出なくなるコトも!
「生のリンゴは食べれないけど、アップルパイは食べられる」とか、「パイナップルを食べるとノドが腫れるけど、缶詰なら大丈夫」
なんていうことは、よくあるケースです。
さらにこれらの食物アレルギーは、
- 花粉症
- ラテックスアレルギー(ゴムアレルギー)
などと合併して起こることもあります!
毎年、花粉症でツライ人やゴムでじんましんが出る人は、『口腔アレルギー』である可能性が高いかもしれませんね。
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キウイを食べてから症状が出る時間は?3つの対処で応急処置!
キウイアレルギーは生のキウイを食べてから、
に症状が出ます。
「イガイガするな…」「なんか喉が熱い」など感じたら、まずは、以下のような応急処置をしてみてください。
~1~吐き出して口をゆすぐ!
違和感を感じたら、
スグに口をゆすいで、口の中のキウイ成分を洗いだすこと!
ちなみに、飲み込んでしまったキウイについては、吐く必要まではありません。
キウイアレルギーの原因となる“タンパク質”は、胃に入るとほとんどが消化液で分解されますからネ。
~2~熱いお茶・お湯を飲む!
多くのタンパク質は56℃で変性します。
ウガイではゆすぎきれなかった、
口内やノドの奥のアレルギー原因物質もお湯で変性することが期待できます。
ただし!
口内や粘膜表面に残っているものを無効化するものですので、
すでに体内に取り込まれてしまったアレルギー原因物質に対しては、効果が薄いです。
また、口をゆすいで熱いお湯を飲んだ後は、
【歯磨き】で歯の隙間に残った原因物質もシッカリ取り除いておきましょう。
~3~【裏ワザ】抗ヒスタミン剤を飲む!
”抗ヒスタミン剤”とは、アレルギーの薬。
昔からある『ポララミン』や、最近CMでも良く名前を聞く『アレグラ』などがあります。
現代ではアレルギーを持っている人が非常に多いので、家族の中に花粉症など持っている人がいれば、
応急処置として上記のような抗ヒスタミン剤をもらって飲むのは有効と言えます。
ただし、自 己 責 任 で!
夜間などでどうしようもない時の【その場しのぎ】として使ってください!
病院が開く時間になったら、医師にすぐに見てもらうようにしましょう。
キウイアレルギーは治るのっ?
ひと昔まえだと、
「アレルギーは、慣れで治る!」「毎日ちょっとずつ食べれば、治るらしいよ!」な~んて言う説が…
まかり通っていた時代がありました。
これ、ダメ〜絶対!!!
たしかに、体を少しずつアレルゲンに慣らして行くことで、アレルギーを克服する方法はあります。
あります、 が!
その過程でアレルギー反応が強く出ると、
アナフィラキシーショック、呼吸困難など、命すら危険な状態になる可能性が非常に高いのです。
自己判断、素人療法はゼッタイに禁物!
アレルギーを治したいときは、必ず病院で相談しましょう。
キウイアレルギー確定か否かは検査で判断!
キウイアレルギーかどうかの検査は問診による
で行います。
し か し!
口腔アレルギー症候群の人は、特異IgEが陰性となりがち。陽性反応は少ないようです。
その一方で、
花粉やラテックスアレルギーの特異IgEの抗体価が高いほど、口腔アレルギー症候群を発症する確率が高いんです。
ですから検査では、
- 『口腔アレルギー症候群』
- 『ラテックスアレルギー』
両方の検査を行わなければいけません。
アレルギーと言うのは、個人…とくに素人の判断ではなかなか分からないモノ!
「う~ん…もしかしたらアレルギーかも?」
とチョットでも感じたら、アレルギー科のある病院をはやめに受診することがオススメです。
「子供がキウイアレルギーかも?」と思ったら
スグに食べるのをやめましょう!
口の中に入っているのなら、飲み込むのをやめさせて。
イガイガや痒みなどの症状なら、前述の通り熱い飲み物を飲ませて、タンパク質を不活性化させてください。
小さい子供の場合は、異常であると本人が気づくのが難しいです。
親が、子供の様子をよく見てあげるようにしましょうね。
症状が重いときは、すぐに病院へ。
【アナフィラキシーショック】が現れているなら、大至急で救急車を呼びましょう。
一度でもキウイを食べて違和感を感じたなら、今後は食べないこと!
そして早めに、病院でアレルギー検査をしてもらいましょう。
また、子供がキウイアレルギーと判明したら、幼稚園や学校にも報告を。給食でキウイが出ても食べないように!
まとめ
- キウイアレルギーの症状は、
- 口の中のかゆみや喉のイガイガ感
- 唇や口の腫れ
- 口の中や喉が熱を持った感じ
- 柔らかい皮膚のじんましんなど
- イガイガの原因は食物アレルギーの一種である口腔アレルギー症候群である可能性が高い
- 症状は、おもに食べた直後~5分以内、もしくは20~30分後に出る
- 口をゆすぐ、熱いお茶・お湯を飲むなどの応急処置を
- 少しづつ食べてアレルギーを治す…などの自己判断はゼッタイに禁物
大好物なのに、アレルギーで食べられなくなる…というのが、食いしん坊にとってはイチバン辛いですよね~!(涙)
でも、体の不調や命には、到底代えられません。
少しでも「アレルギーかな?」と思ったら、はやめの受診をしましょうね。
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