プール

私は理学療法士として高齢者から学生・社会人まで幅広い年齢層の方へリハビリを行っています。

そこで腰痛を持った患者さんやその家族に

「腰が痛い場合は水泳をやると言いの?」よく聞かれることがあります。

 

答えは「Yes」でもあり「No」でもあります。

 

なんとも中途半端な回答ですが、

これには理由があります!

 

腰痛をもっている方が水泳をやることの利点があれば、欠点もあるというわけです。

つまり、欠点を知って、利点を生かせば腰痛の改善に有効であるということです。

今回はその理由について説明していきます。

 

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水泳が腰痛にいいと言われる理由は?

腰痛に対して水泳がいいというのには2つの理由があります。

1つ目は浮力です。

 

浮力のイラスト

これはイメージしやすいですね。

水の中におへそまでつかると体重の55%

首までつかるとなんと10%まで体重負荷が減るんです。

 

つまり、腰が痛くてウォーキングをしたりできない場合でも、腰の関節に負担をかけずに安全に運動できることが最大のメリットですね!!

 

2つ目は水圧

これはイメージがわかない人も多いのではないでしょうか?

 

水圧のイラスト

水中では、自分が気にならない程度の水圧がかかっています。

この水圧が体の表面の静脈やリンパの循環を促すことで全身の循環がよくなります。

 

また、水の中で動くことで水圧が抵抗になります。

これは空気抵抗の2~40倍にもなると言われているので、筋力トレーニングとしての効果も期待できます。

 

泳ぐときの注意点

大原則にはなりますが、

腰の痛みが強ければプールに入ってはダメですね!!

 

水中で動けば水圧による負荷が少なからず体にはかかりますから、無理は決してダメです。

 

また泳ぎ方でも気を付けないといけない点があります。

 

基本的に腰が痛い場合、

無理に腰を反ったりひねったりすると余計に腰痛を悪化させます。

 

具体的には、

バタフライや平泳ぎといった泳ぎ方は良くないです。

 

平泳ぎを例にとって図で表してみました。

 

腰痛のイラスト

 

特に息継ぎのタイミングで腰を強く反るため、

腰の関節や筋肉を傷めてしまう可能性が高いのでおすすめできません。

これはバタフライでも同様です。

 

 

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水中でのおススメの運動をご紹介

水泳のイラスト

先ほど言ったように平泳ぎなどの体を反るような泳ぎ方で腰痛を悪化させてしまったり、

動いた際の水圧に負けてかえって痛みや疲労が増してしまう場合もあります。

 

まずは、水中でウォーキングを始めることからおすすめします!!

 

水圧に対して体を動かしても腰が反ったりひねったりしないようになれば、それだけ筋力が付いたことになりますから、腰痛にも効果的です。

どうしても泳ぎたい!!

というのであれば、クロールまたは背泳ぎがいいですね。

 

クロールでは息継ぎの際に体全体で大きく回旋して息継ぎすれば腰を強くひねることは防げますし、背泳ぎに至っては腰を反ったりひねったりする動きはないので、これらの泳ぎ方であれば安全に行えます。

 

まとめ

腰痛を治すうえで水泳というのはメリットがとても多いです。

しかし、やみくもに泳いでいても痛みを悪化させてしまう危険性も含んでいます。

これらのことを知った上で水泳をやれると腰痛の改善が期待できますので、是非やってみてください。

 

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