- 「物心ついた頃から車酔いがヒドイ」
- 「立ちくらみはしょっちゅう」
- 「ちょっとクルクル回るだけで、吐きそうになっちゃう」
…コレ、私のこと。
もう、大人になって自分の体質に気づいた時から、「三半規管が弱い体質だから、仕方ない」とあきらめモードです。
でも、三半規管って、強い人もいれば私みたいに弱い人もいますよね?
この差ってなんなのか、気になります。
今日はそんな三半規管が弱い人のアレコレを、調べてみたのでご紹介。
ちょっと朗報な、
【三半規管を鍛える克服法】もありますヨ♪
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三半規管が弱い人の特徴
三半規管は平衡(バランス)感覚を司っています。
この三半規管が弱いと、様々な平衡感覚障害が生じてくるのです。
具体的な症状としては、
- めまい
- 立ちくらみ
- 乗り物酔い
- 耳鳴り
などが頻繁に起きます。
どれも、不快で生活に支障を来す症状ですね。
めまいと立ちくらみの違いについてはコチラの記事を参考にして下さいませ。
三半規管が弱い・敏感な原因5つ
三半規管のトラブルの起こりやすさは、個人差がとても大きいです。
…と聞くと、弱い人からしたら、「強い人が羨ましい!」となりますよね(笑)。
さて、この“個人差”って、どんな原因があるんでしょうか。
原因1〜耳石(じせき)によるトラブル〜
三半規管のトラブルで疑わしいのは耳石の問題。
耳石は、内耳の中に存在するはずのカルシウムの結晶です。
これが存在することで、人間は平衡感覚を得られるのですが、まれに、
内耳からこの耳石がはがれて三半規管へと侵入してしまうコトがあります。
これが起こると、三半規管がモトとなるトラブルが多く現れます!
ですので、あまりにも三半規管のトラブルが多いようなら、一度、耳石の侵入を疑って検査を受けておきたいですね。
原因2〜血行不良〜
血行不良も三半規管の機能不全に直結する要素。
三半規管の神経の機能を低下させ、
平衡感覚不良や聴覚の機能低下など、多くのトラブルの元になります。
特に冷え性や肩や首がコリやすい人は、全身の血行が悪い状態かもですね。
原因3〜自律神経の乱れ〜
日々ストレスが多く、交感神経が活発な状態が続くと三半規管への血液量が不足します。
これによって、三半規管の機能が弱まってしまいます。
原因4〜ストレス過多〜
ストレスが多いと、アドレナリンという興奮性のホルモンが分泌されます。
アドレナリンは、血管を細くしてしまうので血流が悪くなります。
これが三半規管に血が足りない要素に。
三半規管はストレスに弱い器官なんですね〜。
原因5「以前より(大人になって)弱くなった」と感じる人は…
ズバリ、加齢が原因であることも。
年齢を重ねると、身体のさまざまな器官が衰えます。三半規管も、例外ではありません。
子供と大人の原因の違い5つ
「三半規管の弱さには個人差がある」
と前述しましたが、
子供と大人でも、三半規管の弱さの原因に違いがあります。
例えば、三半規管が弱いことで起こる【車酔い】を例に見てみましょう。
5歳から15歳くらいまでの子供の場合は、三半規管の機能が発展途上。
ですから、
子供が車酔いをするのは、ある意味当然とも言えるのです。
通常は、三半規管は成長とともに丈夫になり、揺れに対してバランスが取れるようになります。
ですので、大人になるにつれて車酔いになりづらくなっていくものなんですネ。
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しかし!
大人になっても、いつまでも車酔いをし続ける人もいます。
そういった人の原因は5つ考えられます…
原因1〜三半規管が弱いまま〜
大人になっても、三半規管があまり丈夫にならない人、バランス感覚が取りづらい人もいます。
原因2〜疲れ〜
疲れによる体調不良が原因で、車酔いをしているケースがあるんですよ。
体が弱ると、相対的に三半規管などの動きも鈍くなります。寝不足なども敵ですね。
普段は大丈夫でも、疲れが原因でバランス感覚が崩れてしまうことはよくあることです。
原因3〜スマホや読書〜
これも大人にありがちな車酔いの原因。
近い距離で小さな画面を集中して見続けると、平衡感覚が崩れやすくなります。
原因4〜車内のニオイ〜
車内のカーコロンなども場合によっては車酔いを引き起こします。
ガソリン臭やエアコンのニオイ、同乗者の体臭などが不快に感じることも。
原因5〜「不安な気持ち」で酔うケース〜
車酔いしやすい人の多くは、当然ですが、過去に車酔いをしたことがある人。
大人の場合は過去の経験から、
「自分は車酔いするものだ」と無意識で考えて、自ら体調不良に陥ってしまうケースも。
三半規管とめまいの関係
人間が、重力に対してバランスを崩したときに察知する平衡感覚(へいこうかんかく)というものがあります。
カラダの中でこの感覚を担当するのが、
- 三半規管
- 耳石器(じせっき)
- 前庭神経(ぜんていしんけい)
- 脳幹(のうかん)
- 視床(ししょう)
- 大脳皮質(だいのうひしつ)
といった器官。
これらのどれか1つに障害が起こっても『めまい』が発症するのです。
三半規管は、耳から脳までの間の内耳(ないじ)と呼ばれる位置にあり、回転などカラダの動きをキャッチします。
ココに障害が起こると、
ぐるぐるとカラダや周囲が回転しているかのような『めまい』を感じてしまうのです。
三半規管が弱いと派生する病気とは?
三半規管の器質的な弱さが、大きな病気を招くこともあるんです。
代表的なのは『メニエール病』
内耳にトラブルが生じて、内リンパ水腫の状態となってしまうことで、多くの症状が発生します。
それがコチラ。
- 外リンパ瘻(がいりんぱろう)
- 聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう)
- 内耳梅毒(ないじばいどく)
- 小脳・脳幹を中心とした中枢性疾患
メニエール病は一般的にストレスによる病気などと言われますが、
三半規管自体の弱さが大きな原因であるケースが多いのです。
乗り物酔いの克服法&三半規管を鍛える方法4つ
「三半規管が弱いからだ…」と理解していたって、車酔いはツライものです。
そんな【車酔いに効く克服法】を教えちゃいますので、メモしてくださいネ。
車酔いをラクにする4ヶ条
- 基本のキ!自分にあった酔い止め薬を見つけておく
- 車に乗る日はしっかり睡眠をとっておく!車に乗ってからも、寝てしまえればなおベター
- サングラスをかけたり、遠くを眺めるよう心がけて、「目からはいる刺激」を減らす
- 手首の内側の「内関(ないかん)」という、吐き気を和らげるツボ押しが効く
詳しいことはコチラの記事にまとめました。
三半規管を鍛える運動4つ
1〜目を閉じて歩く〜
平衡感覚が鍛えられて、三半規管が正常に機能するようになります。
家の中で実践しましょう。
後ろ歩きならなお良し♪1回2~3分を毎日続けましょう。
2〜でんぐり返しの前転と後転〜
視覚が狂う“でんぐり返し”。
毎日繰り返すことで、視覚と体感の差が縮まり、乗り物酔いしにくくなります。
1日前後10回ほどやるようにして。
3〜バランスボールに座る〜
自然とバランスをとるように身体が鍛えられることで、同時に三半規管も鍛えられます。
4〜トランポリン〜
平衡感覚と視覚のズレに対する身体の対応力を鍛えられます。
まとめ
- 三半規管が弱いとめまいや立ちくらみ・車酔いなどの様々な平衡感覚障害が生じる
- 三半規管のトラブルの起こりやすさは、個人差がとても大きい
- 「子供」と「大人」でも、三半規管の弱さの原因に違いがある
- 三半規管の器質的な弱さが、メニエール病などにつながることも
う~んツライ~と諦めるだけだったけれども、
日々のトレーニングで治るかもしれないとは、なんと朗報!
私、さっそく取り入れてみようと思いますので、また変化があったらご報告いたしますね♪
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