「あの時、この曲を聴いて心が助けられたなぁ」
…という音楽って、誰しも1曲や2曲、あるのではないでしょうか。
音楽には強く心を揺さぶる力がありますね。これは、科学的にも言われていることです。
そして音楽を効果的に使えば【ストレス解消】にも効果がある…ということも、
身をもって体験したことがある人は少なくないでしょう。
今回は、そんな音楽のいろんなパワーや、
ストレスに特化した効果的な音楽の聴き方などを、紹介しちゃいます。
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音楽はストレス解消に効果的な理由!
仕事でくたくたの帰り道、恋愛で疲れはてた一人の夜、好きな音楽を聴いて気持ちを癒す。
誰に教わったわけでもないのに、こんな行為を習慣的に行なっている人は多いでしょう。
なにを隠そうコレらは、科学的にも理にかなった行動なんです。
音楽には、人の脳や自律神経に作用し快感をもたらす“ドーパミン”の分泌を促す効果がある
と認められています。
また、ストレスホルモンやコルチゾールを減少させる効果も、しっかり確認されているのです。
集中力アップにも効果アリだ!
私は仕事をするときは、無音(テレビも×!)じゃないと集中できないタイプなんですが、
その逆で、仕事や勉強をするときに「音楽を聴きながらの方が集中できる」というタイプの人も結構いますね。
音楽には、
と考えられています。
最先端なオフィスでは、就業時間中に音楽を流している企業もあるんですよ。
音楽が脳に与える影響はとても大きいもの。
効果的に作用させることで、
学習能力や生産性がグンとアップするんです。
うつ病にも効果あるって!?
音楽には、
も認められています。
これは、うつ病にも音楽が効く!というコト。
うつ病のとき、好きな音楽を聴くことで心が穏やかになり、克服するまでの助けになってくれることが多いんですって。
落ち着いて冷静になりたいなぁと思う時にはヒーリングミュージックを聴いたり、
テンションをあげたいときにはアップテンポな音楽を聴くと、良い影響を受けられますよ。
どんな音楽を聴くのがイイ?
ストレス解消の音楽というと、
モーツアルトを代表とするクラシック音楽がいちばんに挙げられますね。
もちろん、間違いではありません。
しかし!最近の研究では、
聴きたい音楽なら、どんな音楽でも体の緊張が解け皮膚温が上昇し、筋の緊張度が低下する
と報告されているんです♪
そう、ゴリゴリのパンクロックでも、ミニスカートで踊るアイドルの曲でも、
あなた自身がその曲が好きで、曲を聴くことで疲れを忘れられたり、嫌な気分が和らいだりするならば、
あなたによく効くストレス解消音楽はソレ!ということなのです。
逆にどんな名曲でも、興味がないのに「ストレス解消のために…」と無理に聴くのはNG。
その音楽を聴く時間が楽しくない・苦痛であるならば、かえって逆効果です。
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「1/fゆらぎ」とは?
音楽の「リズム」は、大きくなったり小さくなったり、強弱があるゆれが連続的に続きます。
このリズムを【ゆらぎ】と呼ぶのですが、
この【ゆらぎ】が、ストレスを解消にとても重要なんです。
中でも、【1/fゆらぎ】という言葉を、最近テレビなどで聞く機会が増えましたね。
【1/fゆらぎ】は心臓の音や自然に存在する音。
1/fゆらぎを聴いていると、
と言われています。
さらに、脳波にも関係アリ。
1/fゆらぎの音楽を聴くと『a波』が多くでるのです。
人間の脳は、集中しているとき・リラックスしているときには『a波』がでています。
反対に、緊張・イライラしているときにはストレスを引き起こす『b波』が多くでます。
音楽を聴くことで、a波が出てくる1/fゆらぎの音楽はストレス解消に効果的というワケなのです。
1/fゆらぎが聴ける音楽は?
クラシックで言えば、モーツアルトの楽曲が有名ですネ。
が、意外と身近な音楽にも!
日本ならば、街中でよく聞く宇多田ヒカルさんの歌声に1/ f ゆらぎのリズムがあります。
少し懐メロならば、美空ひばりさんの歌声も1/ f ゆらぎのリズムなんですよ。
音楽を聴く効果的な時間は!?
個人差が大きいところではありますが、
と言われています。
もちろん、それ以上でもそれ以下でも構いませんヨ!
自分が「あ~、心地よかった」と感じるまで聴くのがベストです。
同じ曲を繰り返す心理とは?
「同じ曲ばかり、ず~っとリピートしちゃう」
コレ、思い当たる人がいるかもしれませんね。
同じ曲を繰り返し聞き続けていると、【変性意識状態】になります。
難しい単語で言いましたが、
いわゆる【トリップ状態】(今の場所から短い間離れた所に行くこと)です。
グ~っと曲の世界に入り込んでいって、まるで、自分が音楽の中にいるような…現実世界に自分がいないような気がするように感じていませんか?
この“1曲リピート”には、
- 「現実から目をそらしたい」
- 「非日常を味わっていたい」
- 「遠いどこかへ行きたい」
こんな願望が、こもっているのかも。
普段の生活にストレスがあり、それを解消しようとしている表れかもしれません。
自分で「演奏する」と病気予防に期待大!
音楽は聴くだけではなく、自分で演奏する楽しみもありますね。
これは科学的にも言われていることですが、
楽器の演奏をすることで認知機能の低下を防ぎ、アルツハイマーなどの病気を予防する効果があるんですって!
また、子供に楽器演奏を習わせることで、
- 集中力アップ
- 感情をコントロールする力が芽生える
- キレにくくなる
といった効果が実証されているんです。
楽器の習い事をしていた子は、
「習い事をしていない子どもに比べてIQが7ポイントも上昇し、聴力を鍛えた効果によって外国語を習得する力も養われた」
という実験結果もあるんですよ。
カラオケだってストレス解消!
身をもって体験している人も多いと思いますが、カラオケもストレス解消にはとっても効果あり!
【思いきり息を吐き声を出す】という行為によるストレス解消効果はもちろん、
【その時の気分にあった選曲をして気持ちを込めて歌う】ことが大きな意味があるんです。
- 悲しい時に悲しいイメージの曲
- 興奮している時にアップテンポの激しい曲
- 楽しい時には思い切りはしゃぐような曲
…というように、
その時の感情とリンクする曲を聴くことは、心を解放させ、リラックスしやすい状態になり、ストレス発散法として絶大な効果があります。
まとめ
- 音楽には、人の脳や自律神経に作用し、快感をもたらす“ドーパミン”の分泌を促す効果がある
- 集中力アップにも効果アリ
- 自律神経を安定させるので、うつ病にも効果アリ
- 自分の聴きたい音楽なら、どんな音楽でもストレス解消効果がある
- 脳に「a波」が出てくる「1/fゆらぎの音楽」は、ストレス解消に効果的
- 30分〜1時間程度、音楽を聴くと程よくリラックスを得られる
- 楽器の演奏をすることで認知機能の低下を防ぎ、アルツハイマーなどの病気を予防する効果がある
- カラオケも、ストレス解消にはとっても効果あり!
あまり深く考えたこともなかったけれど、
テンションをあげたいときに音楽を聴いたり、失恋して泣きたいときには決まった曲を聴いたり、カラオケで思い切り熱唱して発散したり…。
我々は思いがけず、音楽の「ストレス解消効果」をうまく使っていますよネ♪
とっても身近なところで、私たちを助けてくれてる音楽、感謝感謝……ですネ。
音楽以外のストレス解消法はこちら。
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