“ソルビトール”という成分を知っていますか?ソルビトールというのは保湿効果を持つ化粧品の成分。
大気中の湿度などに関係なく、お肌を保湿する能力の高い保水性に優れた成分です。
手持ちの化粧水の成分一覧を見たら、入ってるかも?
今日は、このソルビトールについて、
- 「安全なものなの?」
- 「特性や効果は?」
を見ていきます!
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ソルビトール入り化粧品の毒性は!?継続使用は大丈夫?
ソルビトールは、
アレルギーの報告もありません。
ソルビトールは食品添加物としても幅広い使用用途を持ち、甘みをつける甘味料や細菌を抑える保存料として使用されています。
歯磨き粉や口紅にも使われていること多し!
医薬品としても使われているので、安全性の高さがうかがえますよね。
ソルビトールの正体は?
もともと自然の食物にも存在し、
特にバラ科の果物…リンゴ・梨・桃・昆布に多く含まれるソルビトール。
100年以上前にナナカマドの実から発見されたもので、安全性についても当時から毒性はないとされています。
自然にあった成分、自然の糖質を人工的に抽出したようなイメージですね。
ちょっとここで、
「ソルビトール」をウィキペディアで調べてみましょうかね~。
〜ウィキペディアより〜
ソルビトール (sorbitol) はグルコースを還元し、アルデヒド基をヒドロキシ基に変換して得られる糖アルコールの一種。
ソルビット (sorbit) またはグルシトール (glucitol) ともいう。
甘味があり食品添加物などに用いられる。
バラ科ナナカマド属 (Sorbus) の植物から発見された糖アルコールのため「ソルビトール」と命名された。
甘味料としてダイエット食品・サプリメント・ガム・飴などの多くの食品に使われ、
ご飯の乾燥を防ぐために、コンビニおにぎりや弁当のお米にも使われているとか。
そして女性のお肌を保湿し乾燥を守ってくれる…と、万能な素晴らしい植物性糖アルコールと言えるでしょう♪
ソルビトールの役割と使用された化粧品の特徴
ソルビトールの化粧品としての役割は、
ただし、“吸湿性”という点では、
同じく保湿成分のグリセリンやPG(プロピレングリコール)には劣ります。
ソルビトールを使った化粧品は、
少々べたつきがあるのが特徴ですネ。
化粧品成分として配合されるときは、成分表示では、「ソルビトール」と表記され、
医薬部外品に配合される場合は、「ソルビット液」と表記されます。
これ、豆知識♪
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ソルビトールはどんな化粧品に配合されてるの?
ソルビトールは、その保湿性と安全性の高さから、ほんっとうにいろんな化粧品に配合されています。
最近だと…
- クレンジングリキッド・クレンジングジェルなどのクレンジング料
- 洗顔フォームや酵素洗顔パウダーなどの洗顔料
- 保湿化粧水
- 保湿美容液
- 乳液
- 保湿クリーム
- フェイスマスク
- オールインワン化粧品
- リップクリーム・口紅など唇ケアアイテム
- ハンドクリーム
- ネイルケアアイテム
- 頭皮ケア・毛髪ケアアイテム
- 日焼け止め・UV化粧下地
- ファンデーション・フェイスパウダーなどメイクアイテム
などなど…。
家にある化粧品のどれかには必ず入ってると思ってもいいでしょう。
最近はやりのエイジングケア化粧水や美容液にも配合されています。
ソルビトール入り化粧品でアレルギーは出ないの?
こんな結果がありましたよ~!
〜ソルビトールの現時点での安全性(刺激性・アレルギー)について〜
医療上汎用性があり有効性および安全性の基準を満たした成分が収載される日本薬局方に収載
外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載
<10年以上の使用実績>
- 皮膚刺激性:ほとんどなし
- 眼刺激性:ほとんどなし
- 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし
- アクネ菌増殖性:やや増殖しやすい
これを見ると、化粧品配合量&通常使用下においてなら一般的に安全性に問題ない成分だと言えますね。
ただし他の保湿剤に比べると、
アクネ菌がやや増殖しやすいとのこと。
脂性肌やニキビができやすい人は、ちょっと注意が必要かもしれませんね。
ソルビトール入り食品&化粧品を妊娠中に摂取しても大丈夫?
基本的にソルビトールは安全と考えられていますが、絶対か!?…と言えば、研究が十分とは言えないのも事実。
調べていると、1つ海外の研究論文があったのですが、その文献によると…
「ソルビトールの大量摂取が細胞を殺した」
「ソルビトールを摂取している授乳中のマウスのミルクが成分が変わった」
「ソルビトールを大量摂取したら、授乳中の母マウスと子供マウスの遺伝子が変わった」
「ソルビトールが活力を失わせ、子どもにも肝障害をもたらした」
という内容がありました。
といっても、これはほんの一例。
ソルビトールの危険性を示す研究は数が少ないので、これだけで危険と決めつけるのも難しいです。
個人的には、妊娠中や授乳中には積極的に摂取しないほうがいいかな…くらいかと思いますね。
今後の研究にも期待です。
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