南国の花、夏の花、ハイビスカス。
秋になったら、花も終わりになりますね。また来年も楽しみたいけど…
そうなると気になるのは、
冬の寒さに弱そうなハイビスカスの育て方。
冬を越すために、なにを準備してあげたらいいんだろう?
寒い間、何に注意すれば良いのかな?
今回は10月~2月の間の鉢植えのハイビスカスの育て方、冬越しの方法を花屋の私が伝授します!
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10月になったら、冬越し準備を始めよう
冬越しの準備を始めるタイミングは、だいたい「10月」。
秋になってきたけど、まだ花が咲いているな~、というぐらいの時期から始めるのが良いですよ。
ハイビスカスを室内に取り込もう
多くのハイビスカスは、とにかく寒さがNG!
12度を下回ると良くないので、鉢を部屋の中に入れてあげます。
お部屋に入れる時の剪定がキモ!
家の中へ入れる際に、
細かい枝を切り落として剪定しましょう。
まずは動画をチェック!
思い切って、土の上から20~30cm残す程度に剪定をすることで、翌春、大きく成長しやすくなりますよ。
ちなみに、挿し木をしたいなら…
★オールド系・コーラル系★のハイビスカスは挿し木で増やすことができますよ!
挿し木の適期は5~7月上旬頃。
手順はこちらになります。
- 葉が2~3枚ついた元気な枝を切り取る
- 植物活力液を入れた水に切り口を半日漬けておく
- その後、土を入れた小さな鉢に植える
コレだけ!
あとは水やりをしっかりして日陰で管理しましょう♪
成功していれば1ヶ月程で根が出ますので、大きな鉢に植え替えていきましょう。
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置き場所は…
置き場所は日当たりの良い窓際が理想的です。
できるだけ室温が12度以下にならないように、暖房で温度調節します。
温かい部屋は害虫が増えやすくなる環境なので、ちょっぴり注意が必要です。
室内へ入れる際に、ハイビスカスに虫などがついていないか確認しましょう。
- 葉っぱの裏に虫の卵がついていないか?
- 鉢の裏にナメクジがいないか?
などを要チェック。
念を入れて、オルトランなどの薬で消毒をしてから取り込むと、より安心ですね。
私のオススメはコレです♪
室内に置いたあとは?
室内の日当たりの良い窓際で育てます。
冬の間は追肥の必要はありません。
水は、土の表面が乾いてから2~3日(暖房のよく効いた部屋では1~2日)後に、
鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。
土が乾かないうちにどんどん水を与えてしまうと、根腐れをおこすので注意!
屋外で冬越しさせたい場合は?
★オールド系★の品種であれば、屋外で冬越しができることもありますが、
それでも「他のハイビスカスと比べれば多少寒さに強い」程度です。
日本では屋外で越冬するのは、
かなり難しいと考えたほうが良いですね。
冬の間も気温が3℃以上あれば葉っぱは落ちますが冬越しができます。
しかし、寒さで株が弱ってしまい、春になっても成長が鈍かったりする可能性が…
どうしても屋外で冬越しをしなければならない事情があるときは、
ホームセンターなどで売られている
「簡易の温室」を用意するのが賢明です。
温度を保ち寒風を防ぐことで、ハイビスカスを冬越しさせてやることができますよ。
屋外での場合も、寒い期間はほとんど生育しないので乾燥気味に管理しましょう。
水やりは冷える夕方以降は避けて、昼間に少し暖かめのお水をあげるのがいいですよ。
11月に入ったら、冷え込みに注意して!
11月に入ると明け方は冷え込みが強くなり、
地域によっては霜の降りる日も出てきはじめますね。
日中は窓際で日光が当たるようにしておきますが
窓の近くは日が暮れると、かなり気温が下がってしまいます!
手間がかかりますが、
- 昼間は日当たりの良い窓辺
- 日が暮れてきたら窓から離れた場所
と移動してあげるのが理想的です。
暖房の効いた温かい部屋では土が乾きやすくなるので、こまめにチェックしましょう。
12月~2月は温度と水の管理をしっかり!
本格的に寒くなると、空気が乾燥しやすいだけでなく、
暖房を使って部屋を温めるので、さらに乾燥しやすくなります。
乾燥予防には、適切な水やりがポイントです。
水は受け皿に流れ出るほどたっぷりと
ただし、受け皿に水がたまったままにしておくと根が傷む原因になるので、受け皿の水はすぐに捨てましょう!
さらに、乾燥が原因で害虫が出ることもあります。
霧吹きを使って、葉の表面や裏側に水を吹きかけることを習慣にしておくと、乾燥をぐっと減らせますよ。
また、この寒い時期は暖房の風にも気を付けて!
ハイビスカスは、温かい風が直接あたると、
葉が落ちやすくなり株も傷つくことがあるので注意が必要です。
夜間や明け方は寒さが厳しいので、
窓際から離し部屋の中央に置いてあげて下さいね。
春になったらどうする?
3月、4月……暦的には春になっても、
まだ待って!焦りは禁物です。
ハイビスカスにとっての春とは、完全に寒さの心配がなくなってから。
を目安にして下さいね。
朝の最低気温が10度を下回らなくなるのを目安にして、ハイビスカスたちを外に出してあげましょう。
夏場は成長が早いので、
2~3号くらい大きめの鉢に植え替えるといいですね。
南向きなど、太陽の光がたっぷりで、風はあたりにくい場所へ置くのが理想です。
まとめ
- 10月ごろ、気温が12度を下回ったら日当たりの良い室内へ!
- 11月になったら冷え込みに注意して、昼と夜で移動させてあげよう。
- 12月~2月は冷え込みと暖房の風に気を付けよて!
- 乾燥し過ぎないように、水をたっぷり適切に与えることが重要。
- 春になっても慌てないで!5月頃を目安に外に出そう。
基本さえ押さえてしまえば、難しいことはない冬の間の育て方!
ハイビスカスを冬越しさせて来年も花を咲かせましょう♪
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