「ウワ~~~ン!!!」と思いっきり号泣した後、
“なんか、泣くだけ泣いたら気分がスッキリしたわァ~”と感じた経験、ありませんか?
実は最近、ストレス解消の方法として注目されているのが、【泣く】こと。
なんと『涙活(るいかつ)』という、
“泣く”ということを活動内容としているグループもあるんですって!
しかし、なぜ、
【泣く】という行為でストレスが解消されたように感じるのでしょうか。
今日は「泣く」と「ストレス解消」をキーワードに、そのメカニズムや涙を流す方法などのポイントをチェックしてみましょう♪
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そもそも、「泣く」ってどんな役割?
「泣く」つまり「目から流れる涙」というのは、
目の乾燥を防いだり、バイ菌などから目を保護する役割があります。
普段から常にわずかな量が、涙腺からずっと出続けているんです。
涙がいつも目を潤してくれているから目はちゃんとその機能を発揮できる、というワケ。
また、目にゴミなどの異物が入ると、涙の量が一時的に増えますよね。
これも「異物を洗い流さなきゃ!」という、目の保護のための身体の反応です。
でもコレだと、悲しい時や感動した時にワ~っと出る涙に対しては説明がつきませんよね。
気持ちが悲しくなったからといって、目を保護する必要はナイわけですから…
う~ん、では【悲しくて涙が出る】というのは、一体ナゼ?
次の項目では、これを掘り下げていきましょう。
悲しいと、なんで涙が出るの?
人間の身体というのは、
刺激に応じていろんな反応をします。
- ウイルスに身体が感染した!→体温を上げる→ウイルスとたたかう環境になる
- 人前で緊張する!→ドキドキと脈拍がはやくなる→戦ったり逃げたりするのに適した環境になる
こんなふうに、【身体の反応】というのは、それぞれに意味や役割があるんです。
では、私たち人間はなぜ泣くのでしょうか。
涙は悲しい時によく出ますが、
嬉しい時、怒った時にも出ることがあります。
うん!要するに、
と言えますね。
そして、今のところこの「泣く」という現象は、
〜強制的にストレスを解消させ心身の健康を維持しようとする効果がある〜
と考えられているんです。
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「泣く」=「ストレス解消」の仕組み
医学的にみても「泣く」ことは、心身をリラックスさせる効果がある事が分かっています。
私たちの身体をコントロールしてくれる「自律神経」って、一度は聞いたことがありますよネ。
自律神経というのは、人間が意識しなくても自動で働いてくれる神経。
- 食事をしたら自動的に食べ物の消化を始めてくれる
- なにも考えなくても勝手に呼吸してくれる
- 意識的に動かしていなくても心臓が勝手に動いてくれる
こういうのは全て自律神経の働きなんです。
そして、自律神経には2種類あります。
- 緊張の神経である「交感神経」
- リラックスの神経である「副交感神経」
「泣く」というのは、副交感神経によって調節されています。
つまり泣くという行為は、
- 交感神経が活性化しすぎて、カラダが緊張してしまっているぞ!
- このままではストレスが溜まって疲れてしまう!身体が弱ってしまう!
- 副交感神経を活性化させて、強制的にリラックスモードにしなくては!
というイメージ!
緊張状態(交感神経が活性化)のときにはストレスが溜まっていき、
リラックス状態(副交感神経が活性化)のときにはストレスが和らいでいく…
これが、人間の身体のメカニズム。
副交感神経を活性化させる「泣く」という行為で、ストレスを和らげる効果が期待できるのは、こういう仕組みだったのです。
反対に「泣かずに我慢する」というのは、ストレスを心身に溜め込んでいる状態。
日常的に緊張状態で過ごしている可能性がありますよ〜。
そんなストレスを解消するためにも、
【泣・く・こ・と】を積極的に意識してみるのがオススメ。
週1回の「涙活」で、ストレスはグンと減る!
ストレスの原因になる「辛い仕事」「イヤな上司」「勉強がたいへん…」
こういう環境をすぐに変えるのは困難ですが、
【涙を流して日々のストレスを軽減する】というのは、誰でも今日からでもできちゃうのがイイところ!
なお、涙による“ストレス解消効果”は数日にわたって持続します。
なので、週末に感動映画タイムを設けて涙を流す、“週末涙活”を取り入れるだけでも十分に効果があるというコト!
“笑う”ことでも元気になったり気分がよくなったりしますが、
ストレスを洗い流して心をリセットする効果は、涙の方が高いんですって!
「泣くって意外と難しい…」そんな時はこの方法!
泣くのが良いとは解っていても、いつどこでも泣けるような状況じゃないのが社会人。
いくら泣くことが心身に良くても、なかなか気軽に出来ないモノですよね。
そんな毎日ハードな大人たちに、日常生活でうまく「泣くこと」を取り入れるための、良い方法をご紹介します!
1人きりになれる環境を確保しておく
「ストレスを溜めないために泣くぞ!」
と言っても、大のオトナが仕事中にいきなり泣き出すというのは現実問題として難しいですよね(笑)
ですから、
- 自宅なら、自分の部屋やお風呂場など
- 職場や学校なら、人があまり来ない部屋、近くの小さな公園など
こういった【ひとりになれる秘密の場所】を見つけておきましょう。
どうしても泣きたいような時は、
無理して我慢をせずに【自分だけの場所】で泣いちゃうのが吉!
無理に我慢しても、ストレスは勝手には消えません。
ストレスは目に見えませんが、
確実に心の中に重荷として蓄積されていきます。
我慢し続けて心を痛めつけずに、適切に泣いて、ストレス解消するのが健康的です。
「泣ける」ものを定期的に取り入れる
泣くのは「カッコ悪い」「情けない」
と考えられることが多いのも手伝って、大人になると泣く機会というのがなかなか無いもの。
「もう長いこと泣いたりしてないな~」という人も多いのではないでしょうか。
泣かなくてもしっかりストレスを解消できているなら、無理して泣く必要はありませんが、
「泣く」イベントを意識的に取り入れる、というのは心身の健康のためにとっても有効。
例えばこんな感じ。
- 感動するような映画を観る
- 好きなアニメの感動シーンを観る
- 感動できる本を読む
というような時間を生活に取り入れてみるのがオススメ!
映画を観て泣くのは別におかしいことではないので、周囲を気にする必要もないですしね♪
ちなみに『涙活』の公式サイトがあるんですよ。
この映像は涙活がプロデュースしたMVです。
今現在、SNSで幸せアピールを投稿できるようなリア充の方にはオススメできません!
今すぐストレス解消したい方で、1人きり、そしてティッシュやハンカチの準備ができている方には背中を押させていただきまーす。ではッどうぞ
【涙活書籍】というモノもあるので、ここで探してみるのも1つの手ですね〜
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涙の豆知識!悔し涙は〇〇味!?
涙の成分は、98%が水分。
残り2%が、タンパク質、ナトリウム、リン酸塩などで構成されています。
悔し涙はしょっぱい味がした…なんていう表現があったりします。
悔しい時や怒りなど、【交感神経】が刺激されて流れる涙は、ナトリウムを多く含んでいて、
リアルに「しょっぱい」んです!
コレ、涙の豆知識♪
逆に、悲しい時の涙や嬉し涙は、水っぽくて少し甘い味がするんですよ
まとめ
- 「涙」は本来、目を保護する目的で分泌されているもの
- 泣くことで強制的にストレスを解消させ、心身の健康を維持しようとする効果がある
- 緊張状態のときに、副交感神経を活性化させる(泣く)ことでストレスを和らげる仕組み
- ひとりきりで泣ける環境を確保したり、映画などの「泣ける」ものを定期的に取り入れよう
- ストレス解消効果は数日持続するので、週1回泣くだけでもストレスが減らせる
- 悔し涙はしょっぱく、悲しいときの涙や嬉し涙は、水っぽくて少し甘い味がする
涙によるストレス解消効果は、意外と大きい!
ワイワイと飲みに行ったり、カラオケで熱唱したり……ストレス解消法はいろいろありますが、
家でひとり静かにできて、しっかり効果も高い『涙活』かなりイイですよね。
この週末は泣ける映画をお供に、心身スッキリしてみませんか♪
こちらの記事もストレス解消にうってつけ。
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