故人が亡くなってから、初のお盆である【初盆】には、『香典』を包まないといけませんね。
さて、その際ギモンになるのが、
「兄弟が包む金額はいくらなの?」ってコト。
いや、正直なとこ、大きい声では言えませんが、「いくら包むのが常識的なの!?」が知りたい…!(汗)
兄弟や家族となると逆に複雑だったり…
せっかくの機会ですので、
「ヤバッ、知らず知らずのうちにマナー違反してた!?」なんて事のないようにしたいですね。
ということで今日は、
【兄弟の初盆でお供える香典の相場】をチェックしていきましょう。
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初盆における香典の相場はいくら?
まず、一般的な相場の金額としては、
- 会食がある→5,000円~20,000円
- 会食がない→5,000円
と覚えておきましょう。
会食というのは、法要の後に用意されている、参列者皆で食べる食事のコト。
この会食がある場合は、その自分の食事代も香典の中に包んでおく…という訳なんです。
ですから、金額が高くなるんですネ。
兄弟の香典はいくらが相場?
血縁関係の中でも、かなり近い存在である兄弟・姉妹の場合は…
【会食がある】
→20,000円~30,000円
【会食がない】
→5,000円~10,000円
これぐらいを目安にしておけば、大きくマナー違反になることはありません。
もし他にも兄弟がいる場合は、事前に、
「いくら包む?金額をあわせよう」と相談して決めるのがイイですよ。
その他の身内の香典の相場は?
故人との立場が近い場合の目安としては…
【父or母】
→20,000円~30,000円(+兄弟と一緒にお供え物を約3,000円)
【祖父or祖母 】
→20,000円(+お供え物を約3,000円)
こんな感じで覚えておきましょう。
これは、会食が用意されてる場合の金額ですので、会食がない場合は半分程度の金額を用意。
基本的に、血縁関係がある場合は3,000円程度のお供え物も用意する必要があります。
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初盆の香典は相場より高くor低くなるケースも!?
さて、ここまでで紹介した金額より、
【チョット多めに包んだ方が良いケース】というものもあります。
- 故人と付き合いが長くかなり親しかった
- 個人的に(好き)お世話になった
- 開催会場のグレードが高い(ホテルなどの場合。会食料理のグレードが高くなる傾向にあるため)
こんなところでしょうか。
まあ、このあたりは、深い関係であればあるほど気持ち的にも多く包みたくなるハズですので、
あまり深くマナーを考えずとも、判断しやすいのではないでしょうか。
過去にもらった金額に合わせるケースも…?
初盆は誰かが亡くなれば必ず行われる法事。
つまり、自分にとっては幼いときのことで覚えていなくても、【家】としてさかのぼってみると、家と家のやり取りが長~い期間、多く行われているものです。
そんな中、
「香典=過去に受け取った金額と同じ額を包むのが常識!」
というマナーが、地方や親戚の風習によっては存在することもあるんです!
この場合は、高くても低くても失礼に…。
法事は、自分ひとりだけではなく、親戚付き合いにも関わるもの。
両親や年上の方に確認・相談をしてみるのがイチバン間違いのない方法…と言えますね。
兄弟の初盆のお供え!相場は?【香典+お供え】だと変わる?
初盆の法要に出席するときは、香典だけではなく、必ずお供え物を持って行くのがマナー。
お供え物の相場は、
お線香や菓子折り、お花などが一般的なものですね。
香典と別にお供え物を持っていく際は、
【香典の金額を少なめにしてもOK】というケースもあります。
これもやはり、親や兄弟などの親族・地域の目上の方などに一度相談してみるのが良いでしょう。
香典の【お札】のマナーもチェック!
「包む額は、これでOKだね~♪」
チョット待った〜香典を包む際、金額の他にも気を付けないといけないコトもあります!!
マナー違反にならないように要チェック。
- 縁起が良くないとされる「四」「九」の金額や枚数は避ける
- キリの良い数字にする(最小単位は5000円札以上にするとベター)
- お札の向きは統一して包む
- 新札を使わない(新札しかない場合は、折り目を付けて包む)
- 破れ、汚れ、シワシワなどの汚すぎるお札も避ける
細かいですが、この辺まで気を使えれば完璧♪お札を包む前に、もう一度ヌケがないかチェックして下さいね。
そして、表書きや水引に間違いがないか?まで確認しておきましょう!
表書きや水引きの色は?
初盆の香典袋は、「御霊前」ではなく、
- 仏式なら「御仏前」
- 神式なら「御玉串料」「御神前」
と書いてあるものを使いましょう。
水引きは、関東なら黒白・関西なら黄白が一般的です。
表書きは、水引の下のスペース中央にフルネームで書きましょう。
夫婦で香典を出す場合は、
中央に夫のフルネームだけを書くのが正式。
ただし、妻がとくに故人と縁が深かった場合は連名にしてもOKですよ♪
その際は、中央に書いた夫の氏名の左横に妻の名前だけを書きましょう。
まとめ
初盆の香典、いかがでしたでしょうか。
ただ包めばイイってもんじゃないのが、こういった法要マナーの難しいところですよね~(涙)。
でも、日本の行事というのは、一つ一つの行為にとっても細かい意味があります。
メンドクサイようであって、それが日本の心、イイトコロ…でもありますよネ。
知っておいて損はナシ!一生モノのマナーですので、忘れずに覚えておきましょう。
コチラの記事も参考に♪
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