CMなんかじゃ、タレントたちが
「わたしの白髪染めはコレ♪」な~んて爽やかに染めて見せてくれますが…
やったことある人ならわかりますよね。
セルフの白髪染めって意外と難しい。
ムラになる、ぐらいならカワイイもので、いちばん難儀するのは【仕上がりの色】
「いやコレ暗すぎ!」
「色見本と全然違うやろ!ズラかぶってるみたいじゃん!」ってなることが、割とある気がします。
今日はそんなことになった場合の話。
という疑問について調べてみましたよ。
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ヘアカラーで明るくすることはできる?
まず、きっぱり答えからいきますと、
ヘアカラーで明るくするのは、
極めてカナリ難しいです!
白髪染めや、普通のファッションカラー(お洒落染め)でのカラーリングであっても、
※5~6トーンあたりまで黒く染めてしまった髪は、明るくするのはかなり難しめ※
美容師でもかなり難易度の高い施術が必要なので、シロウトが自宅でセルフカラーで明るく…というのは無理と思った方がいいです。
原理として、絵の具を想像してみて下さい。
黒の絵の具に、赤や黄色をいくら足しても、ほとんど色は変化しませんよね?
白髪染めで黒くなりすぎた場合も、コレと同じというワケなんですね。
上からどんな明るい色で染めても、
黒が勝ってしまい変化がナイということ。
白髪染めで黒くなった髪を明るくする方法は…
どうしてもなら美容室へ!
白髪染めで暗くなりすぎた髪を自分で明るく染める…のは、避けたほうが良し。
美容室で相談して、『脱染剤』という特別な薬液を使ってもらう方法が、明るくするのに最善な方法です。
脱染剤は、黒い色素を分解してくれる薬液。
黒く染めた色素やコーティングを強い薬液で剥がしていくものですので髪は傷みます!
また、美容師さんでもキレイに成功するという保証はなく、料金も白髪染めの2倍はかかることを覚悟しておきましょう。
ヘアマニキュアを試すのもアリかも
ヘアマニキュアは髪をコーティングするもの。
ほとんどが透明度があるので、
元の色を完全に覆い隠すことはできません。
黒髪にはあまり変化がありませんが、
明るめの色のマニキュアを使用することで、光の当たり具合によって多少茶色っぽく見えるようにはできますよ。
今日だけ!ならヘアカラースプレー
たまの外出時だけなんとかなればいい…
というのであれば、
ヘアカラースプレーというテもありますね。
7~800円くらいでドラッグストアなどで購入できます。※ロングヘアだと2本必要かも※
失敗した後はどうする?元の色(少し明るめ)に戻る期間はどのくらい?
白髪染めで失敗して暗くなり過ぎた髪。
できるだけ髪を傷めず明るい色に戻すには、
のがイチバン。
いや~でも、その
「徐々に」ってどれぐらいなのよ?
ってところがいちばん気になるトコロですよね。気持ちはわかります。
でもね、
- 髪型
- 使った白髪染めの色の残り具合
- 髪の痛み
- 髪の長さ
…などが一人一人違うので、
こればかりは「〇ヶ月で治ります!」とははっきり言えないんですね。
今まで使っていた白髪染めの色が暗いほど、染まっている髪の長さが長いほど、時間はかかります。
半年〜1年程度の長い時間をかけて、徐々に明るく染めていく心づもりをしておきましょう。
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てか、なんでこんなに真っ黒になっちゃうの!?
おそらく、「白髪染めに失敗して暗くなりすぎた!」というアナタは、
市販の白髪染めを使ってセルフカラーをしたのではないでしょうか。
美容室での白髪染めは、
お客さんの髪の状態を見て、プロの美容師が一人一人に合った染料を決めて染めてくれます。
それに対して、
市販の白髪染めというのは、色んな髪質のお客さんが買っていくもの。
髪が太い人、細い人、白髪の多い人…
どんな髪の人が使っても均一に染まるように染料が調整されているのが、市販の白髪染め。
市販の白髪染めが美容室の白髪染めよりも不自然なくらいに染まりすぎるのは、そういう理由からなんですね。
自分でブリーチはやめるべし!
「髪がズラみたいに真っ黒だよ~!今晩中になんとかしたい!」と焦ると、
ついすぐに手を出したくなるのが、市販のブリーチではないでしょうか。
しかし…
一般のブリーチ剤は染めた髪を漂白する仕様にはなっていません。
あくまでメラニン色素を破壊するための製品なので、白髪染めの酸化染料は完全に破壊できず黒色が残ってしまいます。
黒い色も均等に残ってくれればまだ良し…
※元の白髪染め剤やブリーチ剤の塗り方にムラがあると、ムラムラに黒色が残ったり、汚~い色に変色してしまうことも多いのです※
と、エラそうに言ってる私も10代のとき、このご法度をまるっとそのままやりまして、
髪の毛が灰色というか緑というかスゴい色(さらに髪はボロボロ)になったことがあります。
翌日、私の髪を見た友人が言った一言は、
「頭、”藻屑”(海に浮いてる海藻とかゴミのかたまりですね) みたいになってるやん」でしたからね(笑)
白髪染めトリートメントを使う時の注意点3つ
トリートメントタイプの白髪染めは、自宅でカンタン髪や頭皮に負担も少ないので最近人気ですね。
ただし、このトリートメントタイプにも少々注意点がありますよ。
1美容院のパーマとヘアカラーはNG!
白髪染めトリートメントを使用している髪に美容室でパーマやヘアカラーをすると、
あら大変!
利尻昆布系のヘアカラートリートメントの成分と、カラーやパーマ液のアルカリ性の薬品が反応して、白髪が青く染まる恐れがあるんですね。
しかも、一度青くなってしまった髪はヘアカラーで黒く染め治そうとするとよけいに青くなるという恐怖!
ヘアカラートリートメントを使うときは、美容院でパーマやカラーをしないよう要注意です。
2トリートメント代わりに毎日使用はNG!
「トリートメント」という名ではありますが、
普通のトリートメントの方が、髪へのトリートメント効果はダンゼン高いです。
あくまでも、【白髪を染める目的のトリートメント商品】というコトをお忘れなく。
毎日のトリートメント代わりに使用するのは、髪のケア面で考えればNGですね。
メーカーが推奨する頻度での利用をしましょう。
3素手でもいいけどチョット注意!
「リンス感覚で手軽に使える」が売りのヘアカラートリートメント。
市販のヘアカラーみたいに、手袋をして床に新聞紙を広げて換気しながら…という手間がいらないのがメリットでもありますね。
とはいえ、素手で使うと手は黒くなります。
特に、乾いた手でトリートメントを使うとカナリ色が付きます!
ヘアカラートリートメントを使うときは、事前に手を濡らしておきましょう。
爪の間などに色が残るのが気になる人は、ビニール手袋などを着用するのがベストですね。
染めて明るくなり過ぎた場合はどうすれば?
さて逆に、
「髪をブリーチしたら、思ったより明るくなり過ぎた~!」という場合はどうしたらいいでしょうか。
こちらの場合はカンタンです。
これでOK!
ぶっちゃけ、暗くなり過ぎた髪を明るくするのより明るくなりすぎた髪を暗くするほうが断然カンタンなんです。
ただし、ブリーチした髪にさらにカラーを…となると、髪のダメージのことも思慮しなければなりません。
きちんと美容室でお願いするか、自宅でする場合はカラートリートメントやカラーバターなどを使用して、
ダメージレスで色素を足していくのがオススメ。
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