失神

急に腹痛+下痢?になって、

気持ち悪くなり→倒れて気を失った経験はありませんか?

 

「ただの下痢じゃないとハッキリわかる、この世の終わりかと思うような痛み」

「お腹の痛みに冷や汗がダラダラ、手足がしびれて悪寒もする」「陣痛の痛みのほうがマシだったと思えるくらい」

「血の気がサーッとひいて目の前が真っ暗になる」「気が付いたらトイレで10数分倒れていた」

 

などなど、経験者はその痛みっぷりをこのように語ります。(管理人も経験者でして!いっその事、もう殺してくれと思うほどワケわかんねぇ痛みで超キライですー)

 

今まさに、そんな症状が我が身にあって、あれは何だ?と調べているアナタ。

それ、

”血管迷走神経反射性失神”

かもしれません。

本日はこの”血管迷走神経反射性失神”について、ちょっと知ってみましょう。

 

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『血管迷走神経反射性失神』とは?

チェック

血管迷走神経反射性失神は、

様々な種類がある失神の中でも最も起こりやすい失神の1つ

なのです。

主な症状としては、

失神の数分前に前兆が見られる

  • 腹部不快感
  • めまい
  • 吐き気
  • 冷や汗
  • 顔面蒼白

などの自律神経症状が起きる

2その後、失神が起きる

というのが王道のパターンです。

まれに、前兆がなく気を失うケース、前兆だけで気を失わなかったケースなどもあるようです。

 

腹痛〜倒れるまでの症状の特徴と流れをチェック!

腹痛

普通の腹痛(フツウの腹痛ってのもおかしな表現ですが)は、みなさん一度と言わず経験があるもの。

  1. うう、お腹痛い…
  2. トイレへ行く
  3. 便器に座って痛みと格闘する
  4. 痛みで脂汗が出たりする
  5. そうこうしているうちに下痢を全部出しきってスッキリ!

 

…大体はこんな感じじゃないでしょうかね。

 

これが、“血管迷走神経反射性失神”の場合は、ちょっと違います。

腹痛と共に体に異変が生じ始めるのです。

  1. お腹痛い…(ここまでは普段と同じ)
  2. なんだか気持ち悪くなってくる、普段の吐き気とはちょっと違う気がする!
  3. だんだんと吐き気が強くなってくる!
  4. 続いて急に寒気が襲ってくる!
  5. 血の気がサーッと引き始める!
  6. 変な汗がダラダラと流れはじめる!
  7. 突然目の前が真っ暗になって倒れる!

 

こんな感じを体験する人が多いようです。

人それぞれですが数分~数10分意識を失ったまま起き上がることが出来ないんだとか。

しかもこれ、1度のみならず、

1度この症状があった人は、何度も同じ流れで失神してしまうそうなんです。

 

血管迷走神経反射性失神が起きる原因とは?

限界

血管迷走神経反射性失神の誘発する原因は、様々あるようです。

  • 長時間の立位
  • 過労
  • 激しい運動
  • 脱水
  • 空腹
  • 痛み
  • 採血
  • 恐怖
  • 人混み

…などなど。

そう、よく聞くケースの【腹痛で失神が起こった】のは、恐らく【痛みで失神が引き起こされた】のでしょう。

腹痛以外にも、実にいろんな原因が”血管迷走神経反射性失神”を引き起こすことがわかります。

 

上に挙げた原因はどれも、

精神的・肉体的ストレスや環境要因によって自律神経系に失調をきたすもの。

このため、顔面蒼白などの症状が起こったり、ひどいと失神に至ったりしてしまう、というワケなのです。

 

どんな時・どんな人がなりやすい?

  • 電車や朝礼での長時間の立ちっぱなし
  • 注射や採血のあと…
  • 激しい腹痛のあと…

などなど、生活のさまざまな場面で起こる可能性があるのがこの血管迷走神経反射性失神。

また高齢者や寝不足の多い人・飲酒をよくする人などは、この反射がさらに起こりやすくなりますね。

 

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血管迷走神経反射性失神のQ&A

質疑応答

Q.年に数回起きるけど大丈夫かな?

A.血管迷走神経反射性失神は、神経調節性失神の中でもイチバン頻度の多い病気です。

多い人では2か月に1回や1か月に1回の頻度で起きるという人も。失神が起きる原因をよく知り予防につとめましょう。

Q.治す方法はないの?

A.血管迷走神経反射は自律神経の不調によるもの。

厄介ですが、いわゆる「内臓の〇〇が悪い」というような病気ではないんですね。

治療としては、血管迷走神経反射を誘発するような条件があれば、それを避けること。

どうしても失神が予防できない人は、

ベーターブロッカーや血管収縮薬などの薬を処方してもらうケースもあります。

Q.みんな経験してるの?

A.血管迷走神経反射はなる人もいるし、ならない人もいます。

Q.亡くなる可能性や死亡例は?

A.倒れることで命の危険もあります。

反射自体は自律神経のする事なので全くなくすのは難しいですが、失神の予防はできます。

失神の前触れをキャッチして、せめて失神を起こさないように注意していきましょう。

 

血管迷走神経反射性失神の対処法

病気

さて気になるのは、対策・対処法ですよね。

もちろん1番イイのは、失神を誘発させうる状況を避けること。…しかし、なかなかそうはいきません。

そこで、

失神の前兆症状に襲われた場合や、実際に失神してしまったときにどうすれば良いか

をチェックしておきましょう。

あくまで”血管迷走神経反射性失神”の場合です

 

「顔面蒼白・吐き気」などの前兆症状を感じたときは?

まずは、

  • 横向きに寝ころがる
  • しゃがんだりする

のがベスト。

が便器に座っていて前兆を感じた場合などだと、トイレの中で寝るのはちょっと難しいですよね。

そんな場合には、

  • 手を握って力をいれる
  • 両手を組んで引っ張りあう
  • 足に力をいれる

これらを試してみてください。

血圧を上昇させる効果があり、失神を回避できる可能性があります。

 

実際に失神してしまったときは?

まずは、

仰向けになって安静にする

のがベスト。

前兆の段階で寝ころがったりしていれば、

実際に気を失いそうになっても仰向けに横になるだけで早い回復が期待できる、というワケです。

 

ちなみに汚い話になりますが…

「下痢を出してる最中で、オシリにいっぱいがついてる…」というタイミングで、

失神の前兆がきたからと急いで横になるのは抵抗がありますよね。お尻を拭く余裕もないですし…

しかし。

便座に座ったまま気を失うと、頭を打つなどの思わぬ怪我につながる可能性があります。

私としては、「これは失神するかも」と判断したら、腹をくくって素直に横になってしまうことをオススメします。

お尻や床の汚れは拭けばおしまいですが、頭を打って出血などとなると、断然大事になってしまいますからね。

 

 

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