真っ黒で、少々グロテスクで、とても食欲がわかない見た目なのですが、一度食べたら意外と美味しく、癖になる味。
それが、イカスミです。
見た目でちょっと敬遠してしまうのは、誰しも最初は同じでしょう…(笑)
今日は、そんな食わず嫌いを克服!
知ったら食べずにはいられなくなる
ついて紹介しましょう。
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イカスミの成分と栄養の話
イカスミの主成分
イカスミの主成分は、「ムコ多糖類」とアミノ酸の1種である「タウリン」です。
ムコ多糖類の機能とは?
「ムコ多糖類」は、カンタンに言うと「糖質とタンパク質が結び合っている物質」のこと。
“ムコ”は“粘液性”いう意味。
生体の運動を円滑にさせる・細胞や組織の保護作用もあります。
美容でよく聞く「ヒアルロン酸」や「コンドロイチン」なども、このムコ多糖類の仲間ですよ。
タウリンの機能とは?
アミノ酸の1種である「タウリン」
私たちの身体には、体内の状態を一定に維持できるように調節する機能があるのですが、この機能のために必要不可欠な成分の1つです。
ムコ多糖類とタウリンは、
どちらもタンパク質に分類されます。
ですね。
イカスミの10コの効果とは?実はガンの特効薬だった!
イカスミに含まれるムコ多糖類やタウリンを食べることで、どんな効果が期待できるのか?
さ、見ていきましょう。
ムコ多糖類の6大効果
体内の物質や細胞が働きやすい環境を提供してくれます。
- 骨を作る
- 関節が滑らかな動きをするのを助ける
- 傷ついた皮膚を治りやすくする
- ウイルスなどの感染を防ぐ
- 血液をきれいにする
- 新陳代謝を良くする
などが主な効果ですね。
さらに…
マウスを使った実験が行われたのですが、
- ガン細胞を注射した後に、ムコ多糖類を与え続けたマウス
- ガン細胞を注射しただけのマウス
を比較したところ、
ムコ多糖類を与え続けたマウスはガン細胞が無くなり完治した!
という結果が発表されたんだそうです。
そう!ムコ多糖類は、
んです。
これは嬉しいですよね。
タウリンの3大効果
- 肝臓の機能を向上させる
- 血圧の上昇を抑える
- コレステロール値の上昇を抑える
などの効果が期待できるのがタウリン。
栄養ドリンクのCMで、「タウリン1000mg配合」「ファイト一発~!」なんてありますもんね。
まさに、元気になれそうですよね♪
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イカスミでチャレンジしてほしい伝統レシピとは♪
↑↑この写真の汁!黒々とした見た目のインパクトがスゴイでしょ?
これ、沖縄『いかすみ汁』という伝統料理なんですが、イカスミの効果を知ったからにはぜひ食べてほしい料理です♪
家庭で手軽に作れるオススメレシピを紹介。
〜いかすみ汁レシピ〜
【材料】
- アオリイカ:1パイ(500g)
- イカ墨 :イカ1パイ分
- 豚肉 :200g
- ネギ :適量
- かつおだし:1500cc
- 塩 :小さじ2杯
【作り方】
- 白いかの墨の袋を潰さないように、足とはらわたを取り、薄皮をむく
- 綺麗に洗って5cmくらいの短冊切りにしておく
- 豚肉を一口大、ネギは好みの大きさに切っておく
- 鍋にかつおだしを入れ沸騰させる
- 沸騰したらイカ、豚肉を入れて、アクをとりながら柔らかくなるまで煮込む
- 最後にイカ墨・塩・ネギを入れて、ひと煮立ちさせて完成
お好みで、しょうゆや味噌を少し入れたり、野菜や豆腐をプラスしても美味しいですよ
タコ墨とイカ墨の違い!使用されない2つの理由とは?
さて、イカ墨についてご紹介してきましたが、
ここでふと、
「“タコ墨”も似たようなもの?メニューで見たりしないけど」ということが気になったりしませんか?
これね、見かけないのには、きちんとした理由があるんですよ。
タコは古くから日本人に愛されてきた食材で、刺身で食べたり煮たり焼いたり、何をしても美味しい食材です。
しかし、「タコ墨」は食されません。
その理由は2つ。
①毒素が強い!
タコは敵に襲われると相手に墨を吹きかけて逃げる…というのは、よく知られていますよね。
タコ墨は天敵のウツボの臭覚を麻痺させ、カニの感覚も狂わせる特殊な成分が含まれています。
このため、毒素が強く食材向きではないと判断されてきたようです。
②そもそも墨が少ない…
タコは輸入が多く、内臓はすでにほとんど除去されています。
また、墨袋も小さくて水揚げの時にはほとんど墨が残っていない、ということも原因のひとつ。
タコの墨の量は、イカと比べると量が少ないんだそうですよ。
つまり…イカと比べると、食べるためには手間も掛かる上に量も少ないという事。
もしタコスミパスタなんて作ろうものなら、材料費だけで何万円もかかることでしょう…。
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