天文学

夜空に明るく光る、月。

「ウサギが餅ついてる~」なんて、昔から何度も眺めてきたものです。

ところで、ふと思いません?

「毎回、ウサギが餅つきしてる模様しか見えないんだけど」って。なんでだ?

 

実はね、

私たちがいつも見ているのは、

月の表側

なんです。

ですから、模様もいつ見ても同じってわけ。

今日は、この月に関するちょっとした秘密を紹介しちゃいましょうね。

 

スポンサーリンク


月の裏側が見えないシンプルな理由&仕組みを解説

月食

月の裏側がなんで見えないのか?

 

ざっくりお答えすると、

月が地球を1周する間に、月自体も一回転しているからです!

んん?難しい?(笑)

もうちょっと詳しく説明しましょう。

 

「月の自転の速さ&月の自転周期と公転周期」がキモ!

月と地球は、

①自転の方向が一緒

ただ、

②地球は1周自転するのにたった1日

対して、

③月は1周自転するのに27.32日かかる

さらに、

④月は地球を中心に公転していて、月が地球の周りをグルっと1周するまでに27.32日かかる

 

ハイ、賢者ならもう気が付きましたね。

そう、

月は自転と公転の周期がまったく一緒

なんです。

地球にいる我々が、月の表側しか見ることができない秘密は、こういうことだったんです。

 

地球と月の距離と関係性

地球

月は地球に一番近い天体。

この【地球と月の距離】ですが、常に一定ではなく変化しているのを知っていますか?

 

月と地球の距離は約38万km。

実はこの地球と月の距離、

毎年約3cmずつ離れている

んです。

コレは、月と地球の影響する力が作用して地球の自転の速度が遅くなることが原因。

もともとは地球と月の距離はもっと近かったわけです。

 

さらに、今後の推測としては、地球と月はこのまま1年に3cmずつ離れていくんですが、

永遠に離れ続けるわけではなく、

ある程度の距離まで離れると地球の自転の速度と月の公転の速度が同じくらいの早さになるため月は止まる

といわれています。

さらにその後は、地球に向かって近づいてくるだろうという研究も…。

 

天体好きにはちょっとワクワクするオハナシですが、この変化にはとんでもなく長い歳月がかかります。

見届けることはできませんが、長居時間をかけて変化していく地球と月の距離の関係。ロマンを感じますよね~♪

 

スポンサーリンク


月の裏側が“ボコボコ”な理由!地球の盾になり守ってくれたから!?

宇宙ステーション

私たちがよくハシャぐ、「うさぎに見える~」でおなじみの月の黒い模様の部分、あるでしょ。

模様みたいに他の所よりも暗く見えるところは、「月の海」と呼ばれている地形です。

(月に水はないですが、黒い模様が海のように見えるのでそう呼ばれます)

で実は、

月の裏側に、この黒い部分はありません。

海と呼ばれる部分はほとんどなく、

クレーター跡でボコボコとなっています。

 

はてさて、

月の裏側はなんで黒い模様がないのか?

これね、

月は常に表側を地球に向けているので、隕石が落ちてくるのは決まって裏側だから

なんです。

隕石を受けとめ続けているので、裏側はクレーターばかり。

一説では裏側にも海があったんですけど、隕石が降り注いでクレーターが無数にできたせいでなくなってしまったとか…。

 

月の裏側の都市伝説

宇宙船

月の裏側については、今でも様々な都市伝説がとびかっていますね~。

  • 宇宙人の基地がある
  • 古代都市が多数存在している
  • アメリカが月の裏側に居住区を作っている
  • サンタクロースが住んでいる
  • 地球と同じようにピラミッドがある
  • 宇宙戦争によって荒廃している

…とかとか、ね。

現代の高度な技術があるのに、アメリカが月の裏側をあまり調査していないのも、こういった噂がいろいろ出ちゃう理由のひとつでしょうかね。

 

個人的には、宇宙人やサンタが住んでるかも~と夢見ちゃえるくらいがワクワクできて楽しい気がしますが、

今後、月の裏側に関する証拠が増えてきたら、もっと現実が見えてくるのかも?

月に行くとウワサの某TOWN社長に期待しちゃいましょうかね~♪

 

スポンサーリンク