春の野草と言えば、タンポポ
黄色の愛らしい花、風に乗ってフワフワと空に舞い上がるたんぽぽの綿毛……
誰もが一度は小さな頃に、花を摘んでみたり、息を吹きかけてみた思い出があるのでは♪
このタンポポ、
ヨーロッパでは恋占いに使われることから、ステキな花言葉がついているんです。
今日はちょっと、そんなタンポポを、探ってみましょう~!
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まずは、タンポポの豆知識!
たんぽぽは、キク科・タンポポ属の花。
世界中には、2,000種類ほどのタンポポの品種が存在していて、大きく分けると、
【在来種】と【外来種】にわかれます。
在来種は日本が原産、外来種はヨーロッパが原産です。
在来種は約10種類ほどの品種があり、だいたい私たちが見るタンポポと言えば…
*カントウタンポポ*
関東周辺に自生するタンポポ。現在、個体数は減少中
*カンサイタンポポ*
花が小さめ。小花(花びらのような部分)が少なめなのが特徴
*エゾタンポポ*
山に自生するタンポポ。都会ではあまり見ないかも。
*シロバナタンポポ*
花の色が白色のタンポポ
などが多いですね。
どれも、朝に花が開き夕方に花が閉じるのがタンポポの特徴です。
開花時期は、
- 在来種が3〜5月頃
- 外来種が4〜9月頃
基本的には、春の季節の花と言ってイイですね♪
たんぽぽに託された4つの花言葉が神秘的!
タンポポの花言葉には、
- 『真心の愛』
- 『愛の信託』
- 『神のお告げ』
- 『思わせぶり』
などの、占いにまつわる花言葉があります。
その昔、タンポポを占いに使っていた時期があったんです。
「神様が、タンポポを介して占いの結果を告げるのだ」と考えられていたため、
“愛の信託”など、お告げに関わるような花言葉が生まれたんですね。
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「綿毛」の花言葉は意味深!ネガティブ?ポジティブ?
花言葉を、もうひとつ!
と言う花言葉が、タンポポにはあるんです。
コレ、一見すると良くない花言葉のように感じる人もいるかもしれませんね。
でも!この花言葉は、
「たんぽぽの綿毛が飛び立っていく姿」からつけられたもの。
卒業や転職など、現在の場所から巣立っていく人へ贈る言葉にピッタリです。
お別れになってしまうけど、人生の次のステージへ進む君を応援しているよ、という気持ちで伝えたいですね!
〜もう一説!「綿毛」の花言葉の切ない裏物語〜
綿毛にまつわる「別離」という花言葉は、
アメリカの古い言い伝えの【南風と少女の話】に由来しているという説もあります。
【なまけ者の南風と美しい少女の話】
“たんぽぽ”という名の黄色い髪をした美しい少女に、南風が一目惚れをしました。
南風は彼女に夢中になり、長い長い時間、少女を見つめ続けたのです。
当然、時の流れとともに美しい少女は白髪の老婆になっていきます。
変わってしまった少女の姿を見て、南風は悲しくなり大きなため息を1つ。
すると、南風のため息に飛ばされ、白髪の老婆になったたんぽぽは、フッと消えてしまったのでした…
こんなストーリーから、「別離」と言われるようになったんですね。
「白髪の老婆」は「綿毛になったタンポポ」を意味していると思うと、ちょっぴり切ない物語です。
世にも希少な白たんぽぽ!発見したら、それが花言葉に?
世界で2,000種、日本には10種ほどのタンポポがある、というのは前述したとおり♪
さて、たんぽぽと言えば、黄色い花ですね。
が、し か し !
見たことがある人は少ないかもしれませんが、たま~に、白色のタンポポも咲いています。
「シロバナタンポポ」ですね。
この白いタンポポにも花言葉があるんです。
ズバリ、
これは、タンポポの仲間の中でも珍しく白い花を咲かせることから、つけられたんでしょうネ。
タンポポの別名2つ!語源は歯と太鼓から?
英語では…
タンポポは英語で、
と言います。
タンポポの葉っぱのフチのギザギザ具合は、なんとなくライオンの歯に似ていると思いませんか?
フランス語で「ライオンの歯」を意味するdent-de-lion(ダンドゥリオン)が語源となり、
Dandelionという英語名になったんです。
日本語では…
タンポポの和名は蒲公英(たんぽぽ)ですね。
その昔タンポポは、
と呼ばれていました。
タンポポの茎の両端を細かく割くと、鼓(ツヅミ)という太鼓の形に似ていたことが理由♪
本物の鼓の音色を聞いたことがありますか?
「タン♪ポンポン♪タン♪ポンポン」というような音なんです。
この音から名前をとって、「たんぽぽ」と呼ばれるようになったというワケ!
アスファルトにも咲く、その生命力の高さ!
タンポポは、とっても生命力の高い植物。
道端のどこにでも生えているため、誰でも一度は見たことがあることでしょう。
アスファルトにでもしっかり根付き、何度踏まれても生き続ける強い花なんです。
タンポポのように、どんな試練も乗り越える強い力を~というメッセージを込めた、歌の歌詞なども多いですよね。
春の野草の代表ともいえるタンポポ。
小さいお日様みたいな可愛らしい花や、フワフワの綿毛の見た目からは、想像できないくらいのたくましさを持った花ですね。
まとめ
- タンポポは春の花。世界中には、2,000種類ほどの品種がある
- 花言葉は、占いにまつわるもの、綿毛にまつわるもの、白いタンポポについたものなどがある
- 綿毛の花言葉は、アメリカの古い言い伝えに由来しているという説も
- タンポポは英語でDandelion(ダンデライオン)、和名は蒲公英(たんぽぽ)
- タンポポは、アスファルトにも咲くほど生命力の高い植物
可愛いくて、強い花……というイメージのあるタンポポ。
今回、フタを開けてみてビックリ、まさか「神秘的」という一面があったとは……。
春の顔とも言えるタンポポ、今度はまたちょっと、違う目線で眺められそうかも。
こちらの花言葉は知ってますか?
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