初盆(はつぼん)または新盆(にいぼん)
誰かが亡くなってから、初めて迎えるお盆のことです。
「よし実際に準備をしよう!」となっても、
- 『のし』の種類や水引きの色は?
- 表書きって何を書くの?&場所は?
- 書くモノに決まりはあるの?
- 手紙も書いた方がイイ?
などなど細かい悩みがいろいろ…。
そんなアナタの不安を全て解決しちゃいます。
この大事な初盆へのお供え物の、
【熨斗の種類・表書きのマナー】を詳しくご紹介しますね。
ぜひ参考にしてください。
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初盆に使う熨斗(のし)紙と水引の選び方!
まず、お供え物には、どんな熨斗を使うのか?から見ていきましょう!
熨斗には、いろいろな種類がありますが、
お供え物の場合に使うのは、
の熨斗です!
水引の色は、黒白と黄白があります。
この色の使い分けは、地方により異なるので覚えておいてくださいね。
- 関東→黒白
- 関西→黄白
です。
ただし関西でも、お葬式などは黒白を使います。
初盆のお供えの『のし』の表書きの書き方は?
では続いて、「表書きはどうしたらいいか?」を見ていきましょう。
これは実は、
厳密に言うと〜“宗旨”や“亡くなられた日”によって色々あるのでちょっと難しいのですが…。
でも、大丈夫!
宗旨などに関係なく使える言葉があります。
それは、
なんですよ。
- 水引の上部分に御供
- 水引の下部分に自分の名前
を書きましょう。
この時、お通夜やお葬式にお香典を持って行くときにするように、薄墨を使う必要はありません。
通常の黒で、筆・筆ペンを使って下さい。
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いきなり書くのが不安な方は、コチラの動画を見ながら書くとイイでしょう。【0:50】からどうぞ〜
お葬式の時に薄墨を使うのは、「悲しみの涙で、墨も薄くなりました」という意味。
少し時間が経ったお盆は、
「悲しみも少し和らいだ頃」
…という、
日本の心らしい気遣いなんですね。
初盆の時って外のし?内のし?
これは、「誰からお供えされたものか?」が一目で分かるように、
にするのが正解です。
ちなみに、自分の実家に供えるなど、失礼にあたらない関係ならば、
『無地熨斗』と言って【熨斗に何も書かないで渡す】という、簡略化した形もOKですよ。
う~ん、お供えひとつをするにも、様々な方法やマナーがありますね!
宗教や地方でも少しづつ違うこともあります。
不安なときは、家族や年長者に確認して準備をするのがベストですよ♪
初盆のお供え物の相場は…?
御供の金額も、気になるトコロですね~!
一般的には、
が多いですよ。
特に親しい間柄だった場合は、10000円程度の御仏前を包むことも、失礼には当たりません。
また、初盆法要に招かれていて法要後にお食事が振舞われるときは、その分を考慮して、
【お供え】
+
【お香典1万円~2万円】
と多めに包んでおくのが良いですね。
お供えを郵送で送るのはOK?メッセージは必要?
初盆法要に出席しない場合は、
ですよ!
前述したのと同じように、表書きを書いた熨斗をつけて贈ります。
法要当日は、親族はバタバタと忙しい日ですので、少なくとも前日までに届くよう手配しておきましょう。
初盆のお供えを送る時期を詳しく知りたい方はコチラの記事を参考にして下さいね〜!
この時、せっかくですから、
一言お悔やみの手紙を添えると、なお気持ちがこもりますね。
こんな簡単な挨拶を、メッセージカードで添えるだけでもいいですよ。
【お供えのメッセージ例】
<例1>追悼の想いを込めて。
<例2>新盆を迎えられるにあたり、お供えを送らせていただきました。ご仏前にお供えいただければ幸いです。
<例3>心ばかりですが、お供えの品をお送りさせていただきます。ご生前の面影を偲び、ご冥福をお祈り申し上げます。
<例4>本来であれば初盆のお参りに伺うところですが、当日お参りに伺う事が出来ません。遠方より合掌させていただき、心からご冥福をお祈り申し上げます。
<例5>この度はお伺いする事が叶わず、心ばかりでございますがお供えをお送りいたします。ご家族皆様のご健康を心よりお祈りいたしております。
これだけでも、十分気持ちは伝わりますよ~!
この一言の直筆が、遺族にとってはとっても有り難いもの。難しく考えず、気持ちをしたためましょう。
「連絡先」を忘れずに!
初盆というのは、いただいたお供え物に対して【お返しをする習慣】がありません。
といっても、自分がもらう立場になってみれば、頂き物をしたら一言お礼はしたいものですよね?
ですから宅配便などの伝票には、
連絡がとりやすい電話番号を書いておくと、相手にとっては助かりますネ。
オトナの仲間入りをすると、避けては通れないのが冠婚葬祭。
だからこそ、きちんとしたマナーを一度身に着けておけば、一生モノと言えるでしょう。
「気持ち」が大事なお供え物。
せっかくですから故人も喜んでくれるよう、礼儀正しい送り物が、できるとイイですね♪
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