今年は喪中というアナタ。
年末年始の過ごし方で悩んでいませんか?
「あのコ、喪中期間なのに…ちょっと非常識ネ」とは思われたくないものですよね~!
- 大掃除に年越しそば
- お正月飾り
- 年賀状
- 初詣におせち料理
- お年玉はどうする…?
などなど、
【気にする所】と【気にしなくていいトコロ】、注意点をQ&Aでチェック!
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Q&Aでズバっと!喪中の時のお正月&年末年始の過ごし方
食事編
Q.おせち料理やお雑煮は食べていい?
A.どちらもOK!
基本、おせちはお祝い事の料理。喪中の時は食べないとされていましたが…。
最近では【お正月の料理】という形にせずに普段料理と考えれば、食べてもいいヨネという傾向が多いみたいですね。
たとえば…
- 重箱を使わない
- おめでたい意味を指す食材は使わない
などを押さえておけばOKってコト。
ちなみに“おめでたい食材”はコチラ。
鯛 :「めでたい」の語呂合わせ
海老:腰が曲がるまで丈夫・長寿の縁起物
昆布:「よろこぶ」の語呂合わせ
紅白かまぼこ:紅は魔除け・白は清浄を意味する
伊達巻:学問や習い事の成就を願う縁起物
錦卵 :白と黄色の二色(ニシキ)の語呂合わせ
栗きんとん:金団…財産・富を得る縁起物
紅白なます:お祝いの水引きを表し平和と平安を願う縁起物
お多福豆 :福が多いの意味
もちろん人や年代によって、こだわり方はさまざまでしょうから、おせちを嫌がる人が身内にいる場合は無理強いしないことも大切。
喪中に合った食材で代替したりできたらベスト。お雑煮も普段料理と考えて食べる家庭が多いようです。
Q.『年越しそば』は食べてもいい?
A.大丈夫です。
年越しそばを食べる意味…というのも諸説あるのですが、メジャーなのは!
- 細く長い :長生きを願う
- 切れやすい:一年の厄を断ち切る
といった意味でしょう。
こう聞くとお祝いごととは違いますネ。
喪中でも家族みんなで食べてOK!
行事編
Q.初詣は行っていい?
A.「神社」と「お寺」で考え方が違うので注意しましょう!
両者の違いは…
<神社>
神社によってOKな神社とNGな神社があるので、行きたい神社に聞いてみるのがベストです。
行くならば注意したいのは鳥居。
鳥居は【神の聖域】なので、喪中の時は足を踏み入れてはいけないとされています。
神社では死は「穢(けが)れ」とされていて、
とくに穢れである期間の「忌中」は、神社での参拝はもちろん鳥居をくぐることもNGとなっているんです。
基本的に忌があけたら、お参りを大丈夫としている神社が多いですよ。
<お寺>
神社に対して、お寺には「死は穢れ」という考えがありません。
なので、喪中でも参拝してOKです。
Q.大掃除はしていいの?
A.OKです!
大掃除は “派手な行動やお祝い事” とは違います。
一年の汚れはその年のウチにきれいに!思う存分掃除しましょう♪
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挨拶編
Q.新年の挨拶は何て言えばいい?
A.喪中のあなたが「おめでとう」を使わなければOK!
先方から「おめでとうございます」と言われることは、まったくかまいません。
「昨年はお世話になりました、今年もよろしくお願いします。」など、おめでとう抜きでご挨拶すればOKです。
Q.年賀状が届いてしまったらどうしよう?
A.寒中見舞いを出しましょう。
松の内(1月7日)が過ぎてから、立春(2月4日ごろ)までの間に、【寒中見舞いで返事】を出しましょう。
<例文>
寒中お見舞い申し上げます。
これからが寒さの本番ですが、お変わりございませんか。
〇〇(故人続柄)の喪中のため、年頭のご挨拶を差し控えさせていただきました。
旧年中にお知らせ申し上げるべきところ、年を越してしまいました非礼を深謝いたします。
寒い日が続きますが、風邪など召されませぬようお気を付けください。
平成○○年 一月
風習編
Q.お年玉はあげてもいい?
A.残念(笑)OK!
お年玉は、「歳神(としがみ)様」に供えた鏡餅を参拝者に配ったのが始まり。
もともとは【神事】なので、お年玉をあげたりもらったりするのは問題ナシなんです。
※紅白の水引のついたポチ袋などだけ避けるようにしましょう※
Q.お正月飾りはどうすればいい?
A.新年を迎えるお祝いのための飾りやお供え物を飾るのはダメ!
正月飾りは晴れがましいこと。
ですので、門松・玄関飾り・しめ縄・鏡餅は控えるのが基本です。
ただし!
これは地域によって違いがありますので、あなたの地域はどうなのか、親・親戚・年長者に聞いてみるのがベターですね。
ちょっと違う!キリスト教と浄土真宗の「喪中」とは?
ここまでは、一般的な喪中のQ&Aを紹介しました。
しかし、宗教によっても、喪中の捉え方は違っていたりします。
キリスト教には無関係!?
【忌中や喪中】はありません。
キリスト教では、
ですので、特に禁止事項もなくNGなこともコレといって無いんですね。
お正月も個人が好きなように過ごしてOK。
浄土真宗に喪中という概念が無い!?
浄土真宗は、
- 亡くなった方がこの世で迷っている
- 亡くなった方のために供養する
という 概念 が 無い 宗教。
そのため、【忌中や喪中】という考え方自体がありません。
「亡くなった方は、阿弥陀様のところへ還っていき、仏様になる」
というのが浄土真宗の教え。
【死】=「悪いこと」ではないので、個人の好きなように過ごしてOKなんです。
喪中ハガキも出しません。
初詣に正月飾り、おせちなども問題なし。
ただし…
まだまだ日本の風習からいうと、非常識!と思われることもあるかもしれません。
家の中でのことは好きに行っても、
【新年の挨拶回り・年賀状】などの相手があってのことは、控えめ!にするのもいいかもしれませんね。
喪中にやってはイケない事!
さて、これで年末年始のことは、だいたい把握できましたね!
しかしそもそも、
喪中には“ナニが良くてナニを控えるべき?”というのが、誰しも悩むところです。
一般的に知られている【控えるべき事】は…
- 神社への参拝
- 結婚式や祝賀会など慶事への参加
- 旅行
- 年賀状、正月飾り、新年会、初詣
と言われます。
ザックリいうと、
- 【神様の元への参拝】
- 【祝いの席への参加】
- 【旅行等の行楽行事】
を!避けるべし!ということです。
とは言っても、
身内の喪に服するために、ほかの家族の祝い事やお世話になっている方のお祝いを「完全に取りやめ!参加しない!」というのも忍びないもの。
実際に最近では、「49日以降は参加する」というのも一般的みたいです。
何かの行事などでも、“アルコールが入ってドンチャン騒ぎ…“とまでなるのは不謹慎。
忌明けに祝い事に出席する予定があるのなら、慎みを持って参加するのが喪中のベストな姿ではないでしょうかね。
まとめ
喪中=故人を偲び、派手な行動やお祝い事はなるべく控える気持ちで過ごす期間。
一方、お正月は日本の伝統行事で、新しい新年を迎えることをみんなで喜ぶ祝い事。
喪中である場合は、基本的には控えるべきイベントとなるわけです。
といっても、「喪中」の祝い事については、本人の気持ち次第ではないかなとワタシ個人は思いますネ。
(「忌中」はいろいろと控えた方が良いようですが…)
お正月も過ごしたいように過ごせばいいし、とくに故人が湿っぽいのがキライな人だったなら、なお賑やかにするくらいでもいいのでは、と考えます。
百人いれば、百通りの考えがありますので、周りの身内の意見も聞きながら、心穏やかにお正月を迎えられるといいですね。
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