神職

突然ですが、「新嘗祭」(にいなめさい)って知ってますか?

恥ずかしながら私は初めて聞いた言葉でした(汗)

 

意外と日本人大好き外国人の方が日本に詳しかったりすることがありますよね。

日本人なので自国の事で知らないことがないように、もしも初めて聞いた言葉があったらその都度勉強したいですね。

 

日本人の誇りにかけて外人さんに負けないように、

自信を持って教えられるくらいの意気込みで調べてきました。

 

今回は新嘗祭と勤労感謝の日の関係と複雑な祝日について詳しくお話していきますね。

 

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新嘗祭とは?

赤い鳥居

新嘗祭とは“にいなめさい”、“しんじょうさい”と呼ばれます。

 

11月23日に宮中と全国各地の神社にて新穀を得られたことを神々に感謝し、感謝の祝詞を奏上する日の事です。

宮中では天皇が感謝をこめて新穀を神々に奉ると上もに、御自らも召し上がります。

 

かつて「新嘗」の二字を「にひなめ」「にひなへ」「にはなひ」「にふなみ」などと言っていたようですが、

にひ(新穀)のあへ(餐)」を略したもので、新穀を神に供えるという意味だったようです。

ちなみに「あへ(餐)」とはもてなしの意味ですよ。

 

いつから設定されたの?

天皇

720年の天平時代に完成された日本史の最古の歴史書である“日本書紀”によると、

飛鳥時代の皇極天皇(こうぎょくてんのう)の時代に始まったと伝えられています。

 

日本は古来より稲作中心に農業が営まれてきたので、秋の季節は収穫を行う時期にあたります。

その為、秋の実り・収穫に感謝するお祭りが始まったのでしょう。

 

一時中断された時期もあったようですが、

元禄時代、東山天皇の在位中に復活しました。

 

2013年12月23日

天皇陛下が傘寿の誕生日を迎えたのを記念し、宮内庁によって、初めて新嘗祭の様子が映像として公開されました。

この動画は2014年に行われた新嘗祭の様子です。

11月23日は勤労感謝の日じゃないの?

感謝と空

新嘗祭は11月23日だとわかったのですが、

11月23日って勤労感謝の日じゃなかったっけ?っと思った人も多いのではないでしょうか。

 

実際に私もそう思いました。

11月23日は“勤労感謝の日”と“新嘗祭”の2つの日なのでしょうか。

 

勤労感謝の日は「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」趣旨とした祝日として、1948年公布・施行されました。

しかしながら、1948年まで11月23日は「新嘗祭」で農作物の収獲に恵みを感じ、神に感謝をする日だったのです。

 

飛鳥時代の皇極天皇の時代から続く、収穫物に感謝する大事な儀式とされていた新嘗祭は、第二次世界大戦後、

天皇行事・国事行為から切り離される形で改められ「勤労感謝の日」となりました。

 

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相嘗祭と神嘗祭ってどう違うの?

鳥居

相嘗祭(あいなめまつり)とは?

陰暦十一月の下卯(二回目の卯の日)の日、天皇が宮中に祭殿を設けて、

その年の新穀を神饌(しんせん)として諸神に供し、天皇自らも食する祭儀の事を意味します。

 

延喜式では主な神社に幣帛(へいはく)が奉じられていました、

国家における祭祀制度が整えられるとともにこの祭は衰退していったようです。

 

神嘗祭(かんなめさい・かんなめまつり)とは?

神嘗祭とは五穀豊穣(ごこくほうじょう)の感謝祭にあたり、その年の最初に収穫した稲穂「初穂(はつほ)」を伊勢神宮にお祀りされている、

天照大御神(あまてらすおおみかみ)にお供えし、感謝するお祭りです。

 

日本神話で天照大御神が天上の高天原(たかまがはら たかまのはら)で初穂を食されたことに由来し、

伊勢神宮では毎年10月17日に神嘗祭が執り行われ、その年の初穂を天照大御神にお供えします。

 

西暦721年に始まった行事とされ、もともとは旧暦の9月17日に行われていましたが、

1872年(明治5年)に新暦の9月17日に実施されるようになりました。

しかし、9月17日では稲穂の成長が不十分の時期ということもあり、1879年(明治12年)に10月17日に変更されました。

 

祝日と祭日の定義って何?

カレンダー

*祝日の定義*

建国や独立などのその国の歴史的な出来事に由来したり、功績のあった人物を称えて設定された記念日で、

宗教儀礼上の重要な祭祀を行う日である祭日とは異なるもの。

 

*祭日の定義*

宗教儀礼上重要な祭祀を行う日であること。

祝日は、昭和23年7月20日に施行された“国民の祝日に関する法律”によって定められました。

その為、戦前からあった“祭日”と呼ばれていた日を名称等を変えて祝日としたようです。

その中の1つとして、新嘗祭は名称が“勤労感謝の日”と名前が変わったのです。

 

まとめ

  1. 新嘗祭は11月23日(もと陰暦十一月の中の卯(う)の日)に行う宮中行事。
  2. 720年の飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まったと言われている。
  3. 新嘗祭は1948年に勤労感謝の日と名称が変わった。
  4. 祝日は法律で定められた休日、祭日は宗教的な儀礼が行われる日。

 

まったく聞いたことも見たこともなかった新嘗祭。

日本大好き外国人に質問されたとしても、胸をはって答えることができますね。

そして今年の11月23日には、農作物を育てていなくても、今年もおいしい食べ物を食べることができた事に感謝する日にしてみてはいかがでしょうか?

 

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