お葬式の際、必ず持参するものが香典袋。
さて、みなさんの多くが仏教のお葬式には参列したことがあると思いますが…。
今日のクエスチョンはこれ!
キリスト教の葬儀に参列する場合、香典袋は仏教と同じように持参していいの?
今日は、
を解説しますよ♪
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キリスト教には「香典」がない!?
キリスト教式葬儀の場合は、仏式の葬儀とは香典袋にまつわるマナーが大きく違います。
いつもと同じやり方で香典袋を用意すると、トラブルになりかねません…。
香典という言葉には、
という意味があります。
キリスト教のお葬式ではお香をたきません。
ですのでそもそも、
『香典』という言葉を使わないんです。
「…じゃあ、手ぶらでイイのかな…?」と思いたくなるところですが、ストップストップ(笑)。
仏式の香典と同じく、
参列する際には【現金を持参する慣習】はちゃんとあるのです。
順に見ていきましょう。
キリスト教葬儀の香典のイロハはこれだ!
①香典袋の選び方
大きな文具店に行けば、
キリスト教用の香典袋が用意されています。※正確には香典袋とは言わないですが…※
キリスト教用の香典袋の特徴は、
- 白い封筒
- 水引がついていない
- 十字架やユリの花が書いてある
この3つですね。
コンビニなどでキリスト教用の香典袋が見当たらない場合は、真っ白な熨斗袋をチョイスしましょう。
それもなければ、郵便番号などの欄が印刷されていない白封筒でもOK。
自分で表書きをします。
カトリックの葬儀であれば「御霊前」という表書きを使用してもよいのですが、蓮の花の印刷があるものは仏式用です。
避けておきましょうね。
②表書きの書き方(選び方)
〜カトリックの場合〜
カトリックの場合、表書きは
- お花料(御花料)
- お花代(御花代)
- 献花料
などを書きます。
これらはプロテスタントでも使える表書きなので覚えておけば万能ですね。
また、カトリック独特の表書きに
というものもあります。
ミサとは、カトリックでいう礼拝のこと。
それから先述した、仏式や神式の葬儀で使われる御霊前(ご霊前)もカトリックなら使えます。
〜プロテスタントの場合〜
カトリックに比べると、プロテスタントで使える表書きは少なめ。
まず先にも出てきたように、
- 御花料(お花料)
- 御花代(お花代)
- 献花料
が使えます。
またプロテスタント独特の表書きとして、
も使用可能。
ただし、カトリックではOKな「御霊前(ご霊前)」は、プロテスタントでは否定されているため使えません。
※「御ミサ料」もプロテスタントではミサが行われないため、使いませんのご注意を※
③連名の書き方
贈り主の名前の表記や連名の方法に関しては、キリスト教だからといって特別な決まりごとはありません!
仏式と同じように考えて大丈夫です。
夫婦で香典を包む場合は【中央に夫、左に妻】
ご夫婦共に故人と親しかった場合は、夫の姓名を中央に、左に妻の名前を書いて連名にします。
2人~3人で香典を包む場合は【中央に連盟】
人数分の名前を中央に並べて書きます。
4人以上の場合は【代表者名+外一同】
代表者名を中央に、下か左に「外一同」と書きます。
会社名義の場合は【会社名+代表者名】
会社名だけで香典を出すことはあまりありません。
取引先の方が亡くなった場合でも、遺族に対して故人との間柄が伝わるよう会社名を右に書き添え、中央に社長名を記入します。
部署名で出す時は【会社名+部署名】
職場で連名にする場合には、右に「○○株式会社」と書き、中央に「経理部一同」などと書きます。
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関係別の香典の相場
香典の金額相場は、仏式の葬儀と同じく故人との関係によって変わります。
故人と近しい関係であるほど香典の金額も高くなるのが一般的ですね。
〜近い親族の場合〜
故人が両親や兄弟姉妹のような親族の場合。
- 両親:5万円〜10万円
- 兄弟姉妹:3万円〜10万円
- 祖父母:1万円〜3万円
というのが一般的な相場です。
〜遠い親戚の場合〜
血縁関係はあるものの、両親などに比べて遠い場合。
叔父・叔母・その他の親戚ならば、1万円〜2万円が一般的です。
ただし血縁が遠くても生前親しい関係だった場合は、少し多めの金額を包むと良いですね。
〜知人・友人の場合〜
血縁関係のない知人や友人の場合は、上記に比べて少ない金額を包むのが一般的。
相場は、3千円〜1万円ほどでしょう。
生前に親しい関係だった場合は、もう少し多い金額を包んでも良いですね。
当日行けない時は?自宅に訪問する際のマナー
遠方であったり急であったりして、葬儀当日に行けないことはよくあること。
その場合でも、葬儀後にご自宅を弔問することで故人の死を悼む気持ちを表せますよ。
葬儀のあとに弔問する場合の注意点は、
葬儀後、遺族は事務手続きや法要の準備などで慌ただしくしています。
事前の連絡をせず押し掛けると迷惑になることも。
弔問当日もお参りがすんで少し遺族と話したら、あまり長居せずに失礼するのがマナーですね。
弔問に訪れる際、まだお香典を渡していない場合は持参しましょう。他にもお菓子やお花といったお供物を持参してもOKです。
郵送する際のマナー
香典を郵送する場合は、
現金は宅急便では送れないので、必ず郵便局から現金書留で送らねばダメですよ!
現金書留封筒に自分の住所氏名を記入するからといって、香典袋の住所氏名欄を省略するのは×。
必ず香典袋の表と中袋の両方とも、必要な表書きを記入しましょうね。
また香典を郵送する際、
手紙は必須ではありませんが、一言お悔やみの言葉を添えて送る方が丁寧な印象を与えてくれますね。
できれば一筆でもよいので、手紙を添えるのがオススメですよ。
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