「NHKと契約するのって義務なワケ?」「NHKなんか見ねえよ!なんで払わなきゃいけないの?」「集金人がしつこくてトラブルばかり!」ハァ~(溜息)。
なにかと世間を賑わすことの多いNHK。
このページにたどり着いたということは、
アナタもなにかしらNHKの受診料に対して不満を持っているのではないでしょうか。
でもね、
たしかに不満はタラタラあるのですが、
NHK受信料を長期間に渡って【滞納】もしくは【意図的に支払わない】と、NHKから訴えられる可能性があることを知っている人は結構少ないのです。
消費者金融からの借金と同じで、裁判所を介して未払い分を請求されるんですね…。
ただし!
「NHKに受信料の未払いで訴えられたら、今までの滞納分を全額支払わなきゃいけないの?」というと、必ずしもそうではないのがこの記事で伝えたいこと。
ということについて本日はじっくり解説!
知ってて損はありませんよ。
NHK受信料は払わないといけない?義務と法律は…
まず基本ですが、NHKと契約をした人はNHKの受信料を支払う義務が生じます。
これはどうしようもありません。
NHK訪問員がピンポーンと家を訪ねてきて、契約をするよう求めてきた経験はみなあると思います。
そこで契約をした人は、
支払う義務アリ!ということです。
ところで、
日本全体でNHK受信料を支払っている契約世帯はどれくらいの割合いるのか?
って気になりません!?
NHKは【未払いの世帯数】や【契約義務があるにも関わらず未加入の世帯数】を集計していて、公式サイトで公表しています。
最近公表されたものによると、
残りの25%程度、
日本全体の4分の1の世帯はNHK受信料の支払に応じてない、ってことですねー。
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NHK受信料を滞納してると何が起こるの?
では、「NHKと契約したのに受信料を滞納しているとどうなるの?」を解説していきましょう。
NHKの受信料を滞納すると…
①〜まずは未払い分の請求書が何度も送られてきたり家に訪問員が訪ねてくる〜
この場合の訪問員とは、NHKの正規の職員でなくNHKから委託を受けた会社の職員。
※この請求書を無視し訪問も無視して滞納を続けると、次のステップに進むことがあります※
②〜支払い督促〜
税金や年金などの未払いに比べると、このステップ②に進む確率はかなり低いんですが、
滞納期間が4〜5年になると滞納者宅に簡易裁判所名で『支払い督促』という書類が届くことがあります。
これは、NHKが裁判所に申し立てて、滞納者宛の督促状を出してもらうもの。
支払い督促が送られてきた場合、
2週間以内に【異議申立て】をしないと自動的にNHKの勝訴
となります。
NHKの勝訴=アナタの敗訴=いつ財産を差し押さえられてもおかしくない状態ということです。
無視をせずに2週間以内に【異議申立て】を行うと、訴訟手続に移行します。
さて、ここで重要な事!
となります。
つまり何年滞納していても、
【最悪でも過去5年分=約 8万円(衛星契約の場合は 約14万円)の支払いが上限】
ということなんです。
そして、
5年分以上の受信料を請求された場合は、自分自身で「時効である旨」を伝えなければいけない
のでメモメモ♪
コレをNHKや裁判所は教えてくれません!
そう、ちょっと先述しましたが、
「支払督促」などの手続きに移行する確率が低いのは、支払い額に上限があって金額が低いから、だと思われますね。
NHK受信料の未払いは裁判で勝つ?負ける?
実際の裁判の判例があったので見てみましょう。
<ケース1>
2011年5月31日、放送受信料請求事件
【NHKの勝訴】
最高裁判所は東京都の二人に約19万円、北海道の一人に約18万円の支払い命令。
札幌地裁ではNHK側が敗訴。しかしNHKの控訴・上告により男性らの逆転敗訴となった。
<ケース2>
2014年6月20日、放送受信料請求事件
【NHKの敗訴】
7年分の受信料約19万円を神奈川県男性に請求していたNHKに対し、最高裁判所は放送受信料の時効は5年間と宣言。
最終的に神奈川県の男性は5年分の15万2140円の支払い命令を受け、残り4万6800円は時効が成立。
<ケース3>
2015年4月15日、放送受信料請求事件
【NHKの敗訴】
NHKの主張は千葉県男性に対し、「契約済みにも関わらず受信料の支払いがない」と主張。
これに対し男性は契約の事実そのものを否定。
結果、契約書の書類と男性の筆跡が一致しないことが判明しNHK側の敗訴。
やはり、一度契約した以上は法律と言う後ろ盾があるので、当然NHKの勝ちってことですね~。
私が注目してほしいのはケース3の判例。
「筆跡が一致しない」…
これはおそらく、NHKの職員(下請けを含む)が契約書を偽造した可能性が高そうです。
かなり悪質な例ですよね。
管理人:おっー汚いねぇ!流石♪(笑)そんな気持ちの悪い事して懐を潤しても心はカラカラでしょう?早よ改心しなはれ!
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悪質な職員のゴリ押し!場合によっては警察へ相談しよう
何かと評判の悪いNHKの訪問員。押し入りや恐喝じみた訪問の例も多数見聞きされていますよね。
悪質な職員に当たってしまった場合の対処法も頭に入れておきたいところです。
受信料の回収に来訪する職員の多くがNHKから業務委託された地域スタッフ。
そのため、NHKに直接苦情を出しても明確な対応を取ってくれることは無いんです。
ですので、
さらに、
- 【恐喝のような取り立て】
- 【待ち伏せ】
など悪質な職員の訪問を受けたら、
警察に電話してもOK!緊急でない警察への通報・相談は#9110へ電話しましょう。
追い払う時はコチラの記事をチェック!
払えない場合の3つの選択肢とは?
滞納していたNHKの受診料、一気に請求されたケドとても払えないよ~!(汗)
そんな時の対策方法が3つあります!
その①〜時効は5年間!古すぎる滞納分は払う必要ナシ〜
先にも出てきましたが、
現在より5年以上前の受信料は払う必要ありません。
ただし~
直近5年の間に、
- 滞納額を少しでも返済した
- 支払いの意思を認めていた
などの場合は時効が認められないので要注意!
その②〜延滞金は分割できる!〜
支払いが難しいときは、
ことも相談にも乗ってもらえます。
返済回数は支払額などでも変わりますが、
月々1万円未満ずつの支払いでも認めてくれるケースも多いそう。
電話や窓口でNHKの受付センターに相談を!
その③〜それでも困ったら弁護士に相談だ〜
時効の分を引いても分割でも支払えない…
そんな困った状況のときは、
を使って、
弁護士など専門家への相談も検討してみて。
契約してしまったら?戸建てとアパートでは解約難易度が違う!?
アパート住まいの一人暮らしの方なら、NHKの解約は意外とカンタンなんです。
という手続きは手軽にネット上でできます!
※単に引っ越す場合は転居という手続きになるので、あくまで実家に帰るという場合に有効※
こちらの記事で詳しく解説しています♪
ただし、手軽にいかないのが戸建ての場合。
NHKを解約したい時に思いつくのが、
- 引越したことにして引っ越さない
- 引越先を偽って解約しちゃう
などですが…
コレ、戸建てでは危険です!
実際に引っ越していないことがバレやすいうえ、バレてしまえばNHKに訴えられる危険性が高いのです。
戸建てで解約したい場合には、
テレビをいったん捨ててしまうのが、現状はベストだと私は思いますね…。
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