腰痛イラスト

くしゃみでズキッとした腰痛が出た。。。

こんな経験ないですか!?

 

医療系の資格を持っている私は、家族や知り合いの方に「くしゃみをすると腰が痛くなる時があるけど、なんで?」とよく聞かれます。

この質問って意外に多いんです。

みんな同じような疑問をもっているんですよね。

 

そこで今回は腰痛とくしゃみの関係、

そして私がオススメしている対策方法について説明したいと思います。

 

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なぜ、くしゃみで腰痛が出るの??

腰回りの構造イラスト

お腹周りには、天井を横隔膜、床を骨盤底筋群、背中を多裂筋、前と横を腹筋群で覆うことにより、

腰椎という腰骨を安定させ、内臓を保護しています。

くしゃみをすると、

お腹に強い圧力(腹圧と言います)がかかります。

これによって腰の関節や椎間板などの組織に負担がかかることで痛みが出ます。

 

また、くしゃみをすると体を前かがみにしますよね!?

この姿勢になると腹圧が上がりやすくなるし、椎間板への負担が増えるので痛みが出やすくなります。

 

私がオススメする対策方法3つ

くしゃみや咳が出ることで腰が痛くなる人に対して私はいつも3つのポイントをお伝えしています。

それは「安静」「コルセット」「運動」です。

これからそれぞれ説明していきます。

1.安静

やはり痛みが強いときは安静にするのが一番です!!

ですが、寝ているだけでも痛いという方もいます。

そこで寝る時の姿勢を一つ提案しています。

上向きで寝るのですが、その際に膝を軽く曲げ、膝下にバスタオルや座布団を丸めて入れます。

こうすると腹圧が弱まり、

腰の筋肉もリラックスできるので痛みが和らぎます。

 

腰痛の時の寝る体勢

2.コルセット

痛みが出ていても仕事で動かないといけないことって多いですよね!?

こんな時にはコルセットをオススメします。

コルセットはお腹周りの筋肉の負担を減らし、

筋肉の代わりに腰の関節を安定させてくれる便利なアイテムです。

コルセットを締めることで安定するのですが、

あまりきつく締めると逆に血行不良になったりしますので、注意してください。

腰痛イラスト

 

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3.運動

運動は腰の痛みが治まってから行います。

患者さんに「腰が痛いのは腹筋が弱いから腹筋をしないといけないですよね??」と聞かれますが、

腰が痛い状態で腹筋をしても余計に痛みが強くなるだけです。

そんなことをしなくても、背伸びの運動をしたり、体を軽くひねるようなストレッチだけでも十分効果があります!!

大切なことは軽めの運動でいいので、「継続」することです!!

運動の継続で筋肉がほぐれて腰痛になりにくい体になります。

体操する老夫婦のイラスト

おわりに

くしゃみというのは思った以上に筋肉を使って体に負担がかかります。

ある種の生理現象みたいなものですから、くしゃみを防ぐというのはなかなか難しいです。

それよりも普段から運動をして筋肉を柔軟にしておくことで、痛みが起こりにくい体にしておくことが大切です。

仮に痛みが出たとしても先に述べた対策方法を行ってもらうだけでも十分効果的です!!

「継続は力なり」です。無理なく体を動かすようにしましょう!!

 

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