発達障害を持った方が職場にいると困ったことが多いですよね?
発達障害は本来なら、子供のうちに発見され社会に適応できるよう療育を受けるのが一番なのですが、
それを知らずに大人になってしまっている人がたくさんいます。
仕事にも色々と影響が出てきしまいますよね〜。
でも大人の発達障害の方にも長所があるんですよ!
それを理解することができれば今よりも仕事がスムーズに進むと思います。
今回は大人の発達障害の方の対応方法をご紹介していきます。
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大人の発達障害って何?
発達障害には、実は様々な分類があります。
- 自閉症(AD)
- アスペルガー症候群(APS:高機能自閉症)
- 注意欠陥多動障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
- 発達性言語障害(言語性LD)
- 発達性強調運動障害など
一概には言えませんが、発達障害の患者さんは、表情があまり変わらなかったり、
年の割に精神年齢が幼かったり、こだわりが強く、しぐさや話し方に特徴的なところがあり、
場の空気を読めないといった特徴があります。
そういった方々にはどういう対応をしていけばよいのでしょうか。
仕事を効率UPさせる6つの対応方法
それでは大人の発達障害の方に対して、
どのようなアプローチが効果的なのか具体的な方法をみていきましょう!
得意分野を生かす!
発達障害の方は人と一緒に何かをするというのがとても苦手。
こぞって得意とするのがパソコン作業や創作活動などの一人でする作業です。
普段落ち着きがない人でもそういった作業は集中して行うことができます。
しかし、得意なことに集中していると他の事が全く耳に入らなくなることがあり、
これを「過集中」と言います。
過集中のスイッチが入ると他の事は何も見えなくなってしまいますが、
物凄く良いクオリティで仕事を完成させます。
過集中に入ったら、そっとしておいて「スイッチが入っている」と理解してあげましょう。
はっきり物事を伝える!
発達障害を持つ人は断るのが苦手なうえ、
曖昧(あいまい)なことが分かりません。
また、普通に話していても斜め上のさらに上の解釈をしてしまいます。
ですから「○○やっといて」や「○○してほしいんだけど」といった言葉は、
真に受けて全部の仕事を抱え込みかねません。
「あなたの仕事は○○です。」
と端的にはっきり言いってあげることで、効率が上がります。
冗談が通じないと心得る!
発達障害の方々は本当に素直で傷つきやすいです。
素直なうえに融通が利かないので冗談は通じません。
本気にしてしまうのですぐに「冗談だよ」と伝えてあげましょう。
すぐに一言フォローすることで、
気持ちを切り替えてくれるので仕事モードに入りやすくなります。
融通が利かないと心得る!
発達障害の方は、臨機応変という言葉から程遠いところにいる存在ですから、
予測不可能なことへ対する不安を常に抱えています。
急な予定変更はパニックになる原因。
「今日○○って言ってたけど△△に変わったから。」といったことはできる限りやめてあげましょう。
パニックにならなかったとしても、
どういうわけか予定通りに物事を進められない嘘つきというレッテルを張られます。
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二つ以上のことは言わない!
物事を順序立てることや優先順位をつけることが苦手です。
いちいち面倒くさいですが、
やらなければいけないことは1つずつ言ってあげましょう。
そうしないと何をしたらいいかわからなくなり、結果何も進みません。
「○○して、○○して、○○してね」と言うより
「○○してね。できたら言いに来て。」と言ったほうが、手間はかかりますが確実に仕事が進みます。
普段は優しく叱る時は淡々と!
発達障害の人は小さなころから、
「自分は変わっている」「人付き合いが苦手だ」と感じてきている人が多数います。
そういった方々は、社会に出て自信を無くしている場合が多いです。
普段の口調は優しく丁寧に話しましょう。
どうしても失敗や危険が伴うことを伝えなければならないときは、相手にどれだけそれがヤバい事かと感じさせるかが肝になってきます。
どういうわけだか怒鳴っても効果がありません。
真顔で端的に淡々と伝えましょう。
この伝え方は非常に難しいですが、
表情や雰囲気から気持ちを汲み取ることが苦手なので、そういった対処をするのが効果的です。
まとめ
- 得意分野で働いてもらうと仕事のクオリティが上がる。
- 端的に伝えれば、話していることが伝わる。
- 冗談はちゃんと「冗談だ」と締めくくる。
- 融通が利かないので突然の予定変更はできる限り避ける。
- 1つの事に集中させる。
- 叱るときは「真顔で端的に淡々と」を心がける。
この6つを心がけるだけで職場の人々も発達障害の本人もお互いに良い関係性を築けると思います。
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