首をかしげる女性

最近、自分が発達障害なのではないか

と疑って診断を求める大人の方が増えています。

 

発達障害というと子供の頃から変わった行動をしていて、それが原因で診断されるものなのですが、

大人になるにつれ、症状が緩和していったり本人が対処法を心得たりして、症状が目立たなくなるのが一般的です。

 

しかし、社会を知って自分自身が発達障害なのではないか?と疑っておられる方も多いのではないでしょうか。

 

発達障害の子供を持つ私が、

今回は大人の発達障害について気になったのでいろいろ調べてみました。

 

発達障害には様々な種類や特徴があります。一緒に見ていきましょう。

 

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発達障害の大人の特徴

脳

  • 仕事でやたらとミスが多い
  • 大事なことほど先延ばしにする
  • 約束の時間が守れない
  • 人づきあいがうまくできない
  • 人の話を聞かない
  • 場の空気を読めない
  • すぐキレる
  • 片付けができない
  • 落ち着きがない

 

これらは発達障害を持つ大人の特徴とされていることで、すべてが当てはまるわけではありません。

また、大人の発達障害の場合、

うつ病や依存症などの病気を引き起こしたりするなど大きな問題になってきています。

 

次は発達障害にはどんな種類があるのか見ていきましょう。

 

<知的障害>

知能指数が70以下の場合そういわれます。

知的能力の発達が全般的に遅れた状態でとどまっている状態のことです。

 

具体的な症例と言えば、

運動能力や言葉の発達の遅れ、社会での集団活動に適応できないなどがあります。

 

例えば着替えが苦手、

トイレに行くのに時間がかかるなどですね。

 

<広汎性発達障害(自閉症)>

社会性の発達・コミュニケーション能力に問題があって、こだわりが強いことが特徴。

知的能力に障害がある場合があります。

 

他にも、感覚が過敏で触られるのが嫌だったり、

大きな音に必要以上に反応したりします。

 

対人関係が上手くいかず、

普通の人が気にしないようなことに強い関心を持ったりもします。

 

ただ、こだわりが強い分、

特殊な能力として発揮される場合があります

 

<コミュニケーション障害>

話す能力や自分の意志を伝える能力が年相応ではなく、言葉の間違いが多く

オウム返しをします。

 

会話を成立させるのが難しく、

社会的な関わりを持つことが困難です。

 

目を合わせることが苦手なのに、

時折じっと見つめ続けてしまうなど不思議なことをします。

 

それなのに自分が関心を持っていることなら、長々と話し続けることができます。

 

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<運動機能障害(発達性協調運動障害)>

ラジオ体操などの協調運動がぎこちなく、

全身運動や手先が必要以上に不器用で、

仕事や日常生活に大きな影響を及ぼしている状態です。

 

<破壊的行動障害(犯行挑戦性障害/ODD)>

大体の場合、大人になると症状は治まりますが、稀に大人になっても症状が治まらない人もいます。

 

簡単に腹を立て、繰り返しかんしゃくを起こし、頻繁に目上の人間に反抗し、ルールに従うことを嫌がり、故意に人を苛立たせ、自分のミスを人のせいにして、意地が悪い。

 

子供の頃から六か月以上この状態が続いた場合に診断されます。

 

<チック障害(トゥレット障害)>

子供のチック障害は有名ですね。

 

大人のチック障害は、

まばたきが多い、咳払いがやたら多い、顔をしかめる、体の一部がピクピク動くという変な癖があるけれど、

自分ではどうすることもできない状態のことです。

 

しようがないですよね。癖ではなく症状なんですから。

これが重症化したらトゥレット障害となります。

 

<学習障害(LD)>

聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する

といった能力のうち

特定のものの習得や使用に著しく難しい状態のことです。

 

国語は得意だけど、計算だけはどうあがいてもできない!

といったような感じですね。

 

電卓

<アスペルガー症候群(APS:高機能自閉症)>

大人の発達障害の代表と言えます!

会話が通じているようで通じていない場合が多いです。

 

知的障害がないにもかかわらず、

会話の裏が読めず、予定外の事に戸惑い、交渉事が苦手で、喜怒哀楽がないと誤解されやすく、人の顔を覚えるのが苦手で、

二つの事を同時にできません。

 

「そこはうまくやっといて」などの言葉は全く理解ができず、

なにが「そこ」なのか、なにが「うまく」なのかわかりません。

<注意欠陥多動障害(AD/HD)>

これも大人の発達障害の代表格のひとつ。

片付けられない人というので有名ですよね。

 

他にも、ケアレスミスが多く、忘れ物や無くしものが多く、

時間管理が苦手なので約束に間に合わず、物事を順序立てることが苦手で、片付けるのが苦手。

 

叱られて育ってきているので

自己肯定感が低いのも特徴ですね。

 

とにかくじっとしているのが苦手で、椅子にじっと座っていられません。

 

注意力が散漫しているので、

集中することが苦手ですが、アイデアは次々にわいてきます。

 

書類の山

まとめ

発達障害は性格の部分も多数あります。

ですが、本人の怠慢が原因ではありません。

治す方法はなく、薬を使ったり、長い時間をかけて対応方法を学んでいくしか症状を抑える方法はありません。

 

自分が発達障害かもと考えた場合、

受診するのは原因不明の病気の駆け込み寺「精神科」です。

 

ですが、診断を下してもらおうと思うと専門医への受診が必要です。

発達障害の専門医は数が少ないのが現状で、半年待ち、なんていうのもよくある話。

 

専門医がどこにいるかわからない場合は、

市役所や保健所などの行政機関に相談するといいでしょう。

 

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