手塩に掛けて育ててる家庭菜園の野菜たち♪…の天敵といえば、やはり害虫でしょうか。
放っておくわけにはモチロンいかない!
でも、農薬を使う…?それとも殺虫剤…?
う~ん、愛する野菜たちを目の前に、悩ましいところですね。
今日は、家庭菜園における耳寄りな、
【害虫の駆除方法&予防法】などを紹介していきます。
育てた野菜を美味しく味わうその日まで、害虫退治を頑張りましょう!
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害虫の駆除方法3つ!見つけたらトライしよう。
その1〜見つけ次第捕殺する〜
「農薬は使いたくない」なら、最も基本的な方法はコレですね。
葉や茎をしっかり観察して、
害虫を見つけたら手でつぶしましょう!
葉にビッチリと付いているようなときは、ガムテープでペタペタしたり、テッシュで拭くのもいいですね。
その2〜水で流してしまう〜
葉の裏側まで洗い流すように、
勢いよく水をかけて害虫を流しましょう。
アブラムシやハダニなどなら、しっかり効果がでますよ♪駆除だけでなく予防にもなります。
「手で殺すのはちょっと…」というときはコレがオススメですね。
その3〜農薬を利用する〜
害虫が多発した場合でも、
農薬を正しく使えば回復できます!
被害が小さいうちに対処することが大事。
農薬の種類や使用法を守って、正しく使いましょう。
化学農薬に抵抗を感じるなら…自然農薬や天敵を利用する
自然農薬とは自然素材を利用した農薬のこと。
酢をスプレーする方法は知ってますか?
コレは次項で詳しく説明していきますネ♪
また、“ヒラタアブの幼虫”や“テントウムシ”など、アブラムシの天敵に活躍してもらうのも一案!
農薬のような劇的な効果はありませんが、人体に無害で対処できるのはポイントですね。
自然の力で害虫を追い払え!最後の切り札『酢プレー』の作り方っ
せっかくの家庭菜園、
「化学農薬を使うのはチョット嫌だなぁ…」という、そこの ア ナ タ。
そんな時にオススメなのが『酢』!
ぜひ一度、試してみる価値アリです。
【酢プレーの作り方】
*用意するもの*
- クッキングオイル:4分の3カップ(どんなオイルでも可)
- 酢:1カップ
- すりおろしニンニク:大さじ1杯(刻みでもOK)
- 水:1リットル
*作り方*
すべての材料をスプレータイプのボトルに入れてたっぷりシェイクです!
これだけで完成。
使用方法は、害虫に直接スプレーするだけ!
この害虫駆除専用酢プレーは、
特にアオムシやアブラムシを追い払う効果があります。
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家庭菜園で良く見かける害虫をリストアップ!
野菜を作っていると、主に遭遇するのは以下のような害虫たちでしょうか。
駆除のカンタンな順にご紹介しますね。
【8大害虫の特徴&駆除方法】
『ウリハムシ』駆除難易度★
ウリ系の野菜に寄生し、葉と根を食い荒らす。
気温の低い早朝は動きが鈍るので、手で潰して駆除する。
『アオムシ』駆除難易度★
モンシロチョウの幼虫。少数でも大きな影響を受ける害虫。
成虫が飛んでいたら卵が産み付けられている可能性大。葉の裏に付いた卵を潰して。
『アブラムシ』駆除難易度★
葉や茎に寄生して、葉や茎の汁を吸う害虫。不治の病「ウイルス病」を媒介するので予防が必須。
園芸店で予防薬の購入を。
『オンブバッタ』駆除難易度★
大きな被害は少ないが、幼苗期は後の成長に影響が出るので注意が必要。
見つけ次第潰して駆除を。
『キアゲハ幼虫』駆除難易度★
セリ科の野菜に良く発生する害虫。数匹でも被害が大きい。
若い幼虫は体色が黒いので、見つけ易い。
『テントウムシダマシ』駆除難易度★
姿形はテントウムシに良く似ているが、野菜の葉を食い荒らす害虫。幼虫・成虫とも葉を食害する。
気温の低い早朝に、根気よく駆除を。
『ヨトウムシ』駆除難易度★★
ヨトウガの幼虫。終齢幼虫になると、昼間は株元に潜み、夜に葉や茎を食い荒らす。
卵のうちや、若齢幼虫の時に対策が必要。
『アワノメイガ』駆除難易度★★★
茎や葉莢の中に入り込み、実の内部を食い荒らす害虫。
トウモロコシでは、中に潜りこんで果実をかじってしまうので、食用にならなくなる。
~温かい季節に要注意!~
特に、春から夏にかけての暖かい季節は、害虫達の活動も活発になります!
人間と同じで、害虫も暖かくなると動き回りやすくなり、お腹が空くというワケです。
寒さが過ぎたら、害虫駆除の準備をしましょう。
害虫を予防する10か条!
1〜日当たりと風通しを良くすること〜
日当たりの悪い場所では、野菜の光合成が阻害され、生育不良の大きな原因に。
野菜の生育が悪くなると害虫への抵抗力が弱まり、害虫が付きやすい状態になります。
また、「風通しの悪い場所」も害虫の好む住処。密植せずに間引きを行うなどして。
2〜水はけを良くすること〜
「高温多湿」は害虫の絶好の住処!特にナメクジ系の害虫は好んで集まります。
排水の良い土壌を心がけて。
3〜耐病性・抵抗性のある品種を育てること〜
野菜には、同じ品種でも“病気や害虫に強い品種”があります。
種や苗を選ぶときに、できるだけ抵抗性のあるものを選びましょう。
4〜植え付け場所の除草を行うこと〜
害虫は、野菜だけに発生するわけではありません。
家庭菜園の周辺の雑草や、間引きした苗を積んだ場所などは、害虫が発生して繁殖場所になりやすいんです。
雑草は早いうちに除草、枯れた葉や間引きした株は放置しないことが、害虫の発生を防ぎますよ。
5〜野菜を傷をつけないようにすること〜
野菜の収穫時や、葉や枝を摘む際などに、正しい方法で行わないと傷がつきます。
そこから病原菌が侵入して、野菜が病気にかかり、抵抗力が落ちて草勢が弱くなってしまう結果に。
抵抗力が下がって草勢が弱まった野菜は、害虫の被害に遭いやすいです。
6〜肥料の与えすぎと肥料不足はNG〜
肥料を与えすぎると軟弱に育ち、ときには株を痛めます。軟弱になれば、害虫被害が拡大する原因にも。
また、肥料不足も、害虫への抵抗力が低下する原因です。適切な肥料配分が大切。
7〜連作をしないこと〜
多くの野菜には、連作障害(同じ場所で同種の野菜を育てる事による障害)があります。
同じ場所に続けて野菜を植えると、生育が悪くなり、抵抗力の弱い状態に。
連作ができる野菜以外は、同じ場所で連作をしないようにしましょう。
8〜不織布や寒冷紗を利用すること〜
どれだけ害虫対策を行っても、周辺に発生要因の多い畑があれば、そこから害虫は飛来してきます。
被害を防ぐ手段として、不織布や寒冷紗などのネットで畝や野菜の上にトンネルを作りましょう。
9〜使用した用土の消毒をすること〜
家庭菜園ではよく用土を使いまわしますが、長い間同じ用土を利用すると、目に見えない害虫が発生します。
用土を定期的に太陽光に当ててやることで、土壌中の害虫を駆除することができますよ。
用土の上に透明のビニールシートを被せて、1か月程置くことで、地中10cm程度の害虫を駆除できます。
10〜害虫駆除に使用した道具の消毒をすること〜
害虫駆除に使った道具類は、必ず消毒しておきましょう!
駆除に使った道具を他の栽培作業に使うと、道具に付着した害虫の卵などが移動してしまう原因に。
目に見えない小さな害虫もいるので気をつけましょう。
まとめ
化学農薬は、やっぱり使いたくないもの…。
身体にイイ、美味しいものが食べたくて作ってる家庭菜園ですから、なおさらですよね。
木酢液なども試したことがありますが、私のオススメはゼッタイ「酢」!
効果があって、作るのもカンタン、材料も安価で手に入りやすい♪
一度、試してみてください。
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