みなさん、「アスパルテーム」という人工甘味料をご存じでしょうか。
名前ではピンとこない人も、
「パルスイート」とか「ニュートラ・スイート」なんて聞くと、ああ!知ってる!という人が多いかもしれませんね。
セルフのカフェなんかにいくと最近、
砂糖のとなりに、「カロリー何分の1」とか「カロリー0」なんていうシュガーやシロップがありますが…
そう、あれもまさしくアスパルテーム。
生活習慣病の人やダイエット中の人にはカロリーは大敵。選択肢があるなら人工甘味料を選んどこうかな~というのが人の心です。
しかし。
このアスパルテーム、安全性については疑問を訴える声が少なくないのも有名なハナシ。
安全性が?なのに、数ある人工甘味料の中でも世界でダントツいちばんに普及しており、日本でもダイエット飲料、ガムなど約600品目に使用されています。
アスパルテームの全く入っていないガムをコンビニで探せと言われたら、難しいくらいです。
今日は、
について、私もちょっと調べてみました。
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アスパルテームが危険という噂はホントなのかデマなのか!?
人工甘味料の1つ「アスパルテーム」。
ネットで調べてみると、
まあ上位の方に出るわ出るわ、
アスパルテームは健康を害する危険な物質である
という内容の記事ばかり。
しかし、そういったページの内容をよく見てみると、きちんとした研究結果の発表ではなかったり、
有害とされる成分の厳密な量なんかはまるっと無視して危険視してるだけ…
という内容のものもあるのが実際のところ。
危険性があるなら、
- その原因物質は何で
- 人体にどんな悪影響があるのか
が明確にわからないと、
ただ不安を煽られるだけなんですよね…。
アスパルテームがどんな物質で体内でどのように代謝されるのか、というところを自分なりに知って、
取捨選択ができるようになりたいものです。
アスパルテームの正体とは?
アスパルテームは、タンパク質を構成するアミノ酸である、「アスパラギン酸」と「フェニルアラニン」から構成されています。
アミノ酸自体に甘味はありませんが、
アスパラギン酸をメチル基を持つフェニルアラニン分子と結合させると、強い甘さを持つ“アスパルテーム”と呼ばれる化合物に生まれ変わる
んです。
熱量は、他のタンパク質や砂糖などの炭水化物と同じく、【1gあたり4kcal】です。
しかし!
アスパルテームの最大の特徴は、
こと。
わずか【250mg(1kcal)分のアスパルテームで、50g(200kcal)の砂糖と同等の甘味が得られる】というワケなのです。
アスパルテームを使用した代表的な商品は?
私たちが日常で口にする食品・飲料の多くにアスパルテームが含まれています。
特にローカロリー・ゼロカロリー食品飲料には大体使われていると思っていいですね。
- コカ・コーラゼロ、カルピスソーダ、三ツ矢サイダー…
- チューハイのストロングゼロ、カロリ…
- 缶コーヒーの金の微糖、ボスの贅沢微糖、ファイアの挽きたて微糖…
- チョコラBB ローヤル2、ドデカミン、C1000 1日分のビタミン…
- 味の素鍋キューブ…
え、これ毎日飲んでるけど!?
っていうものに入っていませんか?
上記に挙げた以外にも、アスパルテームが一切入っていない商品を探すのがひときわ困難なのが…
ガムでしょう。
コンビニで売っているほとんどのガムには、アスパルテームが入っていると思って正解です。
ネットで探してみると、チラホラとアスパルテームの入っていないガムもありましたね…
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『サンコー・ミントガム』
『歯科専売品キシリトール』
アスパルテームの7症!イヤな副作用とヤバい危険性とは…
「フェニルアラニン」と「アスパラギン酸」の2つのアミノ酸の成分で構成されているアスパルテーム。
この成分が、
と言われています。
これらのホルモンは満腹感と脂肪の蓄積に深く関係していて、新陳代謝を制御する作用もあることから、太りやすくなるということが報告されています。
また、アスパルテームを摂取後に急激に上昇した血糖値は下がりにくい状態になるそうで、糖尿病のリスクも懸念されているんです。
そして最も危険と言われるのが、
主成分である「フェニルアラニン」。
脳内のドーパミン・ノルアドレナリンに合成され、覚せい剤などと似た作用が起きる
と報告されています。
脳細胞を過剰に刺激し蓄積していくと、
- 腫瘍
- 脳障害
- 頭痛
- 不眠症
- 鬱
- 知能低下
などの症状が見られることも。
危険な成分の一種であることは、間違いなさそうです…。
アスパルテーム…1日の摂取をどれぐらいなら大丈夫?
アスパルテームの1日摂取許容量は、
と定められています。
例えば、体重70kgの人が1日に摂取しても安全な量は【3500mg】
アスパルテームを使用した市販の清涼飲料水には、だいたい約330mL中に185mgのアスパルテームが入っているんですって。
1日摂取許容量を超える量のアスパルテームを摂取しようと思ったら、
成人男性で1日に清涼飲料水をコップで20杯近くガブ飲みしなければいけない計算です。
普通の食生活をしていれば、アスパルテームの平均摂取量は1日摂取許容量よりはるかに少ない…ということなんですね。
この結果を、「じゃあ、そんなに過敏にならなくても大丈夫かな…」と思うか、「いやいや、100%安全じゃないなら一口だって食べたくない」と思うかは…
人それぞれですネ。
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