いまや「黒花同好会」などもあるぐらい、
人気の高い「ブラックカラー」の花たち。
「大人の雰囲気」「艶(あで)やか」「カッコイイ」など、ポジティブなイメージもある反面、
「ちょっと怖い」「暗闇」なんて、
ネガティブイメージを持つ方もいるかもしれません。
でもでも、秋冬にシックな色のコーディネートを楽しみたくなるように、春や秋の爽やかコーデにも、ピリっとダークなシメ色をどこかには取り入れたくなるように…
ガーデニングの花壇や誰かに送る花束など、色とりどりの花たちのポイントにブラックの花を活用すると、おしゃれで、ぐっと印象が引き締まり存在感が出てくるんです。
ちょっぴり神秘的な雰囲気を添えてくれる、楽しみがいがある黒い花たちをご紹介!
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ガーデニングで簡単!!身近な黒い花と花言葉
*チューリップ*
- 「ブラックビューティー」
- 「夜の帝王」
- 「ブラックヒーロー」
などの品種があります。
かっこいい名前ですよね!
赤、白、黄色とはまた違い黒色のチューリップは、なんとも大人な雰囲気で素敵です。
黒といっても漆黒ではなく、
紫や赤紫がとても濃くなった色が多いです。
陽の当たり具合によっては真っ黒に見えます。
ガーデニングに取り入れれば華やかに花壇を引き締めてくれますし、切花にしてもおすすめ。
3~5月に咲き、いちばん見頃の時期は4~5月の上旬頃です。
花言葉は「私を忘れて下さい」と、ちょっと切ないモノ。
*ブラックパンジー*
「ブラックプリンス」というのが代表的な品種。
パンジーは家庭から公共施設まで、様々な場所で植えられているのを見ることができます。
とても育てやすく、管理のしやすい花として人気なんですね。
花壇はもちろん、プランター、鉢植え、寄せ植えなど用途もかなり多く、
花の少ない冬から春にかけて活躍してくれます。
暑さには比較的弱く、日本では秋から春の花として楽しまれています。
10月頃に植えると、温かくなるにつれてぐんぐん成長し、花を長期間楽しむことができます。
花言葉は「私を思って」「もの思い」
*ブラックビオラ*
パンジーによくにた小ぶりの花、ビオラ。
花つきが良く、花弁も分厚いので、とても育てやすいことでパンジーと同じく人気の花です。
ビオラの中では、「ブラックオパール」という黒い花の咲く品種が人気です。
花弁がまるでビロードのような質感で、小さな花なのにとてもエレガント。
ビオラの花言葉は「誠実」
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花屋で黒い花を買うなら…
*バラ*
- 「パパイアン」
- 「黒真珠」
- 「ルノワール」
- 「ルイ14世」
- 「オクラホマ」
などなどなど……
黒いバラは人気が高く、たくさんの品種が作られています。
日本では主にバレンタインデーに使われている
「ブラックバカラ」が生花店などで入手しやすい黒バラです。
花言葉は「決して滅びることのない愛」「永遠の愛」
他の黒い花も多くがそうなのですが、
黒バラの黒い色も、実際は「限りなく黒に近い濃赤色」
そのほとんどが、人工的に品種改良を重ねて作られた黒い花ですが、
トルコのユーフラテス川流域には、非常に珍しい「天然の黒バラ」があります。
漆黒の花弁の神秘的な美しさと、高級ベルベットのような滑らかな質感は、
写真を見ただけでもホレボレするほど美しい黒バラ!
この漆黒の黒バラを咲かせるには、トルコの地域特有の土壌と気候が必要なので、実際にはめったにお目にかかれない
大変希少性が高い花なんです。
*カラー*
黒のカラーならば、
- 「ホットチョコ」
- 「シュワルツウォーター」
などの品種があります。
黒紫のような色合いで、その凛とした姿は息を飲むほど艶(あで)やかですよ。
花言葉は「夢」「乙女のしとやかさ」「情熱的」「素晴らしい美」
ぜひ、大人の女性に贈るエレガントな花束に入れたい黒い花です。
黒ユリが流通しない意外なワケとは…
クロユリは、日本では北海道や石川県、青森などで咲く姿を見ることができます。
高い山や、涼しい気候を好むので、山岳部などに咲いていることが多いのです。
光の加減で黒・赤・紫…と色合いが変化します。
光沢が鮮やかな、スカシユリ系のユリです。
本土では4月から5月、
北海道では6月から7月頃に咲きます。
「ユリ」と言えば、良い香りのする花の代表格ですが、クロユリの花は独特の香りを放ちます。
ひとことで言えば……クサイのです。
悪臭と言う人さえいるほどのニオイを放つクロユリですが、このニオイでおびき寄せるのは「ハエ」です。
ハエや銀バエをひきよせ、花粉を運んでもらうためなんです。
よって……花にはハエがたかることになります。
このあたりが、クロユリが鑑賞用としては流通しない原因かもしれませんね。
クロユリの花言葉は、「愛」と「呪い」
野にひっそりと美しく咲くクロユリを見ると、なんだかぐっとくる花言葉に思えます。
興味のある方はどうぞ♪
まとめ
- ガーデニングで黒い花を育ててみるなら「チューリップ」や「パンジー」「ビオラ」!
- 花屋で黒い花を買ってみるなら「バラ」や「カラー」。シックな花束を作ってもらおう!
- 野に咲く黒い花で有名な「クロユリ」を見に行ってみよう!
「黒い花」なんて、なんだか小説の中にしか出てこないような気がしていませんでしたか?
いまでは日本でも人気が出てきた黒い花。
ガーデニング用の苗や、花屋の切り花でも取り扱いが増え、入手しやすくなっています。
リビングから見える庭のガーデニングに…プレゼント用の花束に…黒い花、ちょっと添えてみてはいかがでしょう?
「お花」というだけで真っ先に、「かわいいもの!」と誰もが思いがちですが、
こんなシックな、カッコイイ花もあるよ!って、自分ならではのセンスをピリリと効かせたモノができるかも。
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