「わたし、人見知りなので…」
初対面の人と会ったりしたときに、このセリフを言っていませんか?
う~ん…正直言います。
私も、20代前半まで言ってました…(恥)
だからこそ言います!
「人見知りなんで…」って、大人が言うべきセリフじゃない!(心の中で思うのはOKですよ)
人見知りの自己申告が許されるのは、ギリギリ、学生時代まででしょうかね。
でもね、この「人見知り」、意外と大人になっても直せないでいる人が多いんですよね。
人見知りを直したい…そんな人のために、
人見知りの原因を知って【克服できる方法】を探っていきましょう!
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そもそも、「人見知り」ってナニ?
もともと人見知りとは、
子供が知らない人を見たときに、恥ずかしがったり、嫌ったりすること。
を意味していました。
…が、現在では、大人に対しても一般的に使われる言葉になりましたね。
「内気」「恥ずかしがり屋」なんていうのも、人見知りとほぼ同義語ですし、
- 「コニュニケーション下手」
- 「人付き合いが苦手」
というような意味でも「人見知り」と言います。
さて、そんな「人見知り」の正体。
これは、『恐怖の感情』なんです!
人見知りとは本来、動物が本能的に持ちあわせている性質であって「警戒」している状態。
「警戒」している状態って、
動物として何かの「恐怖」を感じている状態と言えますよね。
- 「敵か!?、襲われるかも!?」
- 「失敗するかも!?」
- 「間違っているかも!?」
- 「恥をかかないかな!?」
- 「笑われないかな!?」
…というような状態なワケです。
人見知りの皆さん、どうですか?
心 当 た り あ り ま せ ん か?
ご心配なく。怖いのは、ごく当たり前のコト!
どんなに強がりな人でも、人間は必ず恐怖を感じるようになっているんです。
なぜなら、「恐怖」という感情は生きていく上で絶対に必要な感情だから。
「もし包丁で指を切ったら、すごく痛いぞ~!」という恐怖を感じなかったら、料理の度に毎日平気で指を切ってしまいますよ。
「車に引かれるのは怖い!死んでしまう!」という恐怖を感じないとしたら、いつでもどこでも車道に飛び出してしまい、車にはねられてしまいます。
日常的にこんな感じだったら、いくら命があっても足りないでしょ?(笑)
私たち人間には、生きるために必要な動物的な本能として【恐怖を感じる機能】が備わっているのです。
しかし!
そんな必要不可欠な『恐怖の感情』とも、大人へと成長するにつれ、上手に付き合えるようようになるハズなのですが…
これが上手につき付き合えないままだと、
「大人なのに人見知り」となってしまう、というワケなんですね。
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子供の人見知り、大人の人見知り
赤ちゃんが、ママに以外の人に抱っこされて、ギャンギャン泣いてしまう…というシーンを見たことがありませんか?
そう、あれがまさに本能!
「子供の人見知り」です。
赤ちゃんの人見知りは、生後6か月くらいで始まると言われています。
とくに核家族などで、多くの人に抱っこされていない赤ちゃんだと、人見知りがよりはっきり表れるようですね。
教えたわけでもないのに人見知りをして泣いてしまうというのは、
人間の本能からくるものだから。
「知らない人だ!何かされないかな?怖いひとかも!?」という、対人への警戒心や防衛本能からくるものなんですね。
大人でも多少の警戒心は必要ですし、悪いことではないんですよ。
さてさて、幼いうちの人見知りは、成長の中で徐々に克服できることがほとんどです。
子供同士の関わりの中で徐々に克服できたり、
親である大人の行動・交流範囲の中で自我が芽生え、恐怖心とうまく付き合えるようになっていきます。
が、
思春期を超えて大人になっても人見知りが激しくて直らないという場合は、また別の原因も考えられるかもしれません。
次の項目を見ていきましょう。
大人の人見知り…その原因は「意識」
ズバリ、「大人の人見知りが克服できない」その原因は、本能的なもの以外!
防衛本能などではなく、『意識』が原因。
大人の人見知りは【思考のクセ・思考のパターン】が主な原因です。
- 「私は人見知りだから」という思い込んでしまっている
- 小さなことが気になる
- 人にどう思われているか、見られているかがとても気になる
- ネガティブ思考である
だいたい、こんなところでしょうか。
「私、人見知りなんですよ~(苦笑)」と、初対面の人に伝えることで安心していませんか?
私もそうでしたよ。
まるまるこのセリフを言ってました。
でもこのセリフ、あなたが大人ならタブー!
「人見知りなんで」と言ってしまえば、相手が自分を理解してくれるだろう、と考えていませんか?
これじゃあ、あまりに責任感のない、子供っぽいやりかたですよね。
- 誰もそんなこと気にしていないようなことでも、すごく気になって動けなくなる
- 誰もそこまで人のことなど気にしていないのに、どう見られてるか気になりすぎる
- 嫌われたらどうしようと、必要以上にマイナスに物事を考えてしまう
こういう感情を自分でコントロールすることを放棄し、「人見知りだから」と言って、
コミュニケーションを相手任せにしてしまっているのかも。
これではダメ!
人見知りは何でも許される免罪符ではありません。
こういった思考のクセやパターンは、
自分の意識次第で変えることができるんですよ!
では、次の項目をチェックしましょう♪
ワタシもこれで完治!克服法5つを暴露!
人見知りを克服するためには、ちょっとした思考のチェンジをしていけばOK!
「私は人見知りだから」と、自分で言い聞かせているようなトコロもあったハズ。
そんな思考を少しずつ変えていきましょう!
ワタシが克服のために気を付けたのは、こんな5つの方法でした。
1〜自意識過剰をヤメる〜
大人の人見知りの人に多いのは『自意識過剰』
誰も何も言っていないのに、自分は人から何か言われているかもしれないとか、見られてるかもしれない…
などという、「自意識過剰の思考グセ」が、あなたを人見知りにしています。
まさにこの自意識過剰系人見知りだった私が、これを克服する魔法の言葉を教えちゃいます。
「他人は、あなたが思ってるほど、あなたに興味ない」←コレです。
アナタの前髪が変でも、アナタのおしゃべりが下手くそでも、鼻の頭にニキビがあっても、
他人はたいして興味ないのです。
例えば、今までの人生で一人ぐらい、
「あの人は一度会っただけだけど、今でも強烈すぎて忘れられないな~」っていう人いましたか?
そしてアナタは、その強烈な人と同じぐらい個性的ですか?
…ね!そうなんです。
悲しいけれど、その初対面の人だって、会わなくなったらそのうちアナタのことを忘れます。
忘れられちゃうんだから、今どう見られたって、なにか言われてたって、別によくありませんか?
そんなもんなのです。
2〜自分から挨拶する〜
人見知り克服法の「心がけ」の一番は“自意識過剰をやめる”ですが、
行動の一番にくる克服法は『挨拶』です。
自分から挨拶することはとても大事なコト。
人は黙っていると、何を考えているのかわからないでしょう?機嫌がいいのか悪いのかすら、伝わりにくいですよね。
でも、こっちから挨拶をすることで、
「私はアナタに好意を持っています」ということを自然に伝えられます。
それによって、相手も自分を好意的に見てくれるように。
こういう小さな行動のクセが人見知り克服の大事な一歩になるんです。
3〜与える立場になる〜
「私、人見知りなんです」と言って、
”相手に自分を理解してもらおう、相手になんとかしてもらおう”というクセをやめましょう。
自分が相手に何か与える立場になるのがベスト!
例1<初対面の相手と話す場面では、こちらから質問を投げかける>
- 「お住まいはどちらなんですか?」
- 「今日は(どうして)(どんな手段で)ココへ来たんですか?」
- 「どんなお仕事してるんですか?」
- 「休みの日は何してるんですか?」
- 「好きな音楽(アーティスト)何ですか?」
例2<相手のちょっとした所を褒めてみる>
- 「背が高くてカッコいいですね」
- 「その服、カワイイですね」
- 「頭いいんですね」
- 「笑顔がステキですね」
- 「さっきの発表とっても良かったです」
最初はちょっと勇気がいるかもしれませんが、
それでも実際に一言思い切って話してみると、以外と簡単なことに気づきますよ。
今までとは違う思考に自分を持っていくクセをつけましょう!
4〜積極的に「ありがとう」を言う〜
たった一言の「ありがとう」
コレとても大事です!
ありがとうと言われてイヤな気持ちになる人はあまりいませんよね。
素直に感謝を伝えるこの言葉は、人の心にスッと自然に入るんです。
だからこそ、自分から積極的に口にすべし!
5〜他人に対する偏見をヤメる〜
人見知りの大人に多い思考のひとつが、
【他人に対する偏見】
偏見がネガティブ思考を生み出し、一人で勝手に不安になっていることが多いんですよ。
本当はそうじゃないのに、人に対して勝手に決めつけた偏見を持つことをやめるクセづけを!
そうすることで、ネガティブな思考パターンから離れるようにすることが大事です。
「見たり、話したり、触れたりする前から、偏見で決めつけない!」と、よく自分に言い聞かせて♪
まとめ
- 「人見知り」の正体とは、人間の本能である「恐怖」の感情
- 「大人の人見知りが克服できない」のは「意識」が原因
- 自意識過剰をやめる、自分から挨拶する、他人への偏見をなくす…などで克服を心がけよう
ワタシもまさに「大人の人見知り」だったので、気持ちはものすご~く!わかります。
だからこそ、心がけ5つで治せるというのは、ホント!
人見知りを克服して、気持ち良いコミュニケーションができるようになりましょう♪
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