現在、国民健康保険に加入している皆さん!
今後、就職や結婚などで、社会保険など他の健康保険に加入することがあるかもしれません。
その時、
国民健康保険は脱退手続きが必要なのをご存知でしょうか?
健康保険あるあるなのですが、
この脱退手続きを忘れ、
「社会保険と国民健康保険、二重で何カ月も支払ってた~!」という人、けっこう多いんです。
ズバリ結論から言いますが、
二重払いをしちゃったときは、手続きをすれば払い過ぎた国民健康保険料は返金(還付)してもらえるので慌てずに♪
今日は二重で支払った際の、
- 国民健康保険料の返金手続き方法
- 返金されるまでの期間
などなどをご紹介!
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なぜ、保険料の「2重払い」が起るの?返金される?
国民健康保険に加入していた人が、
- 就職などで職場の健康保険に加入
- 結婚して夫の扶養家族になった
などの場合は、
国民健康保険の脱退手続きが必要。
自分で脱退手続きをしない限り、国民健康保険料は請求され続けます。
私たちがつい思いがちなのが、
「なんか~、保険って~、国が管理してるんでショ?ってことはワタシが就職して社会保険に入ったのも解るシステムなんでしょ?じゃあ国の方で勝手に切り替えてくれるんだよね~、たぶん♪」
っ的なイメージじゃないでしょうか。
…これ、若かりし私が思っていたことなんですけどね(苦笑)皆さん、ここまでアホではないと思います。
このイメージが大間違い!
国民健康保険は、自分で脱退しなければ、永久に請求され続けます。
口座引き落としなどにしていると、つい気付かず、ずーっと支払ってしまう…というのが、二重払いの原因ってワケですね。
で、肝心なことですが、
安心してくださいね。
いつからの保険料が還付されるの?条件とかってある?
2重で支払っちゃた保険料は、いつからの分が戻ってくるのか?が気になるトコロ。
まず国民健康保険を脱退するにあたって、
【保険料は資格喪失日の属する月の前月分までを支払う】ことになっています。
この「資格喪失日って何だ?」を、田中君の例で見てみましょうね。
資格喪失日って?
田中君は9/1に就職し、社会保険に加入。
国保の脱退手続きを忘れ、12月まで社会保険料と国民健康保険料を2重で支払ってしまいました!
二重払いに気付き、12/15に国保の脱退手続きをしたのですが…。
はい、この場合は〜
いつまでの保険料を支払い、いつからの保険料が戻ってくるのか?ということです。
田中君の場合、
国保の資格喪失日(職場で健康保険に加入した日の翌日)は9/2になります。
この9月の前月にあたる、
8月までの保険料で再計算されます!
2重で支払っていた期間は9月~12月までとなり、この3ヶ月分の払い過ぎた保険料が返金(還付)されることになる、というわけです。
保険料の再計算は、
ので、手続きが遅くなって、払い損になってしまうことはナシ!
※ただし、2重で支払った保険料を過去に遡って請求できるのは2年まで!※早めに手続きをするようにしましょう。
ちなみに結婚などで扶養に入った人は、
健康保険に加入した【資格取得日】ではなく、扶養に認定された【認定日】となります。
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二重払いした保険料の返金手続き方法と流れ
それでは、払い過ぎた国民健康保険料の返金手続きをやってみましょう!
*手続き方法*
①国民健康保険の脱退手続きをする
まず始めに行う手続きは国保の脱退です。
この手続きは、保険証を発行している市区町村の役所で行いましょう。
②保険料の再計算
国保の脱退手続きが完了すると、その月末に保険料の再計算が行われます。
職場の健康保険に加入した日の翌日が国保の資格喪失日となり、資格喪失日の前月までの保険料が再計算されます。
③保険料額通知書が届く
保険料の再計算から約1週間ほどで『保険料額通知書』が自宅へ郵送されてきます。
これで、「再計算された保険料」や「払い過ぎた保険料はいくら?」を確認できます!
④還付通知書が届く
払い過ぎた保険料があるなら、続いて『還付通知書』が自宅へ郵送されてきます。
保険料の返金は通常、本人の指定する口座へ入金してもらえるので、同封されている書類に銀行などの情報を記入して、返信用封筒で返送しましょう♪
返金(還付)までの期間は?
お住まいの市区町村にもよりますが、保険料が口座に入金されるまでの期間は、
であることが多いようですね。
脱退の手続きをする日から数えると1~2ヶ月といったところ。やはり手続きはお早めに!
国民健康保険料の支払い方法3つ。良い点と悪い点は?
国保の支払いは3つ。
それぞれメリットデメリットがありそうです。
国民健康保険の支払い方法
【支払い方法①】口座引き落とし(口座振替)
国民健康保険の加入時に勧められるのが、
です。
役所でもらえる『口座振替依頼書』や『自動振替利用申込書』などで手続きを済ませておけば、
毎月末日に自動的に銀行口座から引き落としされるので支払い忘れがないのがメリット。
ただし、
今日のテーマである「二重払い」に関しては、
「記帳などをほったらかしにしていると、二重払いに永遠に気づかない」というデメリットがある、とも言えるでしょう…。
【支払い方法②】コンビニなどから納付通知書で支払う
納付通知書を使用して、
- コンビニ
- 市区町村の役所
- 銀行
- 郵便局
などで支払いができます。
「1年分の保険料をまとめてドーンと先払い!」ということもできるので、手数料がその都度かからずに済むというメリットも。
毎月ちょこちょことコンビニなどに支払いにいくのは面倒くさいですが、
この支払方法なら、二重払いをしちゃう前に気づけるのはメリットですね。
【支払い方法③】Yahoo!公金でクレジットカード払い
国民健康保険だけでなく、
- ふるさと納税
- 水道料金
- NHK受信料
なども支払うことができますし、ポイントを貯めたりできるのでお得です。※全国の市区町村が対応しているわけではありません※
こちらも、
ついウッカリ二重払いに気づかず放置…がありえるのが、ネックかもしれませんね。
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