「教えてください」
さて、突然ですが、アナタはこの言葉を、何通りの敬語で言い表すことができますか?
ビジネスシーンでは、上司に・先輩に…
- 【アドバイスをもらう】
- 【何かを教わる】
シーンはとても多いですよね。
そんな時、大人の礼儀として、
「教えてください」の敬語をキチンと使いこなしたいトコロ!
今日は、誰もが必ず使う敬語「教えてください」
その的確な言い方や使い方を、一緒にみていきましょう♪
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「教えてください」を敬語で言うなら…
まず、特別むずかしい敬語を使わずに「教えて下さい」を丁寧に言うならば、
などがイイですね。
使ったことのない難しい敬語をいきなり使おうとすると、シドロモドロになったりするものです。
とっさに適切な敬語が思い浮かばないときは、コレでも充分に丁寧さが伝わりますよ。
なども、上品さがあり、ビジネスシーンに適しています。
ちょっとだけステップアップしてみましょう
「教える=指導する」ととらえて、
というように言い換えるのも、丁寧な雰囲気が伝わってgood!
単純に「教えてください」と言うだけでは、ちょっぴり稚拙。
「いただく」「指導」といった言葉を含ませることで、ぐっとスマートな印象になります。
ビジネスシーンには、積極的にこういう言い回しを習慣づけていきたいですね。
さらにビジネス向けの「教えてください」
さて、「教えてください」をできるだけ簡単・丁寧に言い換えたパターンを紹介しました。
が、さらにビジネスシーンに相応しい敬語での言い換えがあります。
- 「ご教授」
- 「ご教示」
この2つ!
社会人のかたならば、メールなどでもよく目にするのではないでしょうか。
「教」という字を含んでいるので、人に教えを乞う意味合いの言葉なのは解りますよネ。
では、この2つの違いを見ていきましょう♪
「ご教授ください」を使うシーン
これは、
- 専門的な知識
- 物事のノウハウ・技芸
などを、ある程度の期間、継続的に教えてほしい時に使います。
「伝授してほしい」というイメージ、と考えると良いかもしれませんね。
例えば、長期間のレッスンや訓練が必要な音楽・楽器やスポーツなどの分野では、
よくこの「ご教授」が使われます。
「ピアノの基礎をご教授いただけませんか」という感じですね。
「ご教示」とはハッキリとした違いがあるんです~!次を見ていきましょう。
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「ご教示ください」を使うシーン
これは、「教えて下さい」をより丁寧に、かしこまって言う言葉と考えて良いでしょう。
【教示=教え示す】という字の通り、
単純に・明示的に、何かを教えて欲しいときに使う敬語です。
教えてほしい内容が特に専門的でなく、長期間つきっきり訓練が必要だったりするようなものでないなら、
「ご教示ください」を使うのが正しい、というコト!
「ご教示ください」と「ご教授ください」の違いと使い分け方
それぞれ意味が違い、使われる状況も違ってくるので、ビジネスシーンでは「どちらが正解だ」と一概にいうことは難しいのが事実です。
文脈に応じて、適切な方を選ぶように注意しましょう!
よくある誤用は、たんに情報を聞き出したいときに「ご教授ください」を使うこと。
前述のとおり、「教授」は専門分野や技芸について教えてもらうことです。
一般的なビジネスシーンでは「ご教示ください」の方がしっくりくるケースの方が多いでしょう。
スケジュールの確認や、タスクの進め方や方法をたずねるのに、「ご教授ください」は誤り!
覚えておきましょうネ♪
教えてもらったら「お礼」が大事
さて、なにかを教えていただいたなら、お礼をいうまでがオトナのマナー!
ビジネスシーンに適したお礼のフレーズも、一緒に覚えておきましょうネ。
似ているようで少々ニュアンスの異なる2つのお礼の言葉ですが、どちらも間違いではありません。
どちらかといえば「教えていただき~」のほうがよく使われます。
「教えてくださり~」という言い方は自分ではしないという意見が、現状ではやや多いようです。
指導者から専門的なことを教えてもらった時は?
予定や仕事の方法など一般的なことを教えてもらった時は?
「ご教授」と「ご教示」で、(あッ、あれッ!? どっちがドッチだっけ!!?)と困った時は、
「お教えいただきありがとうございます」を使っておく…というのが、カシコイ選択かもしれませんネ♪
まとめ
さあ、おさらいしてみましょう!
- 「教えて下さい」を敬語で言うなら…
- 教えていただけませんか?
- 教えていただけませんでしょうか?
- お教えいただけませんでしょうか
- ご指導いただけませんか……など
- 「ご教授ください」は専門的な知識やノウハウ・技芸等を継続的に教えてほしい時
- 「ご教示ください」は「教えてください」をより丁寧に、かしこまって言う言葉
- お礼も敬語で言えるのがオトナのマナー!
- 「教えていただきありがとうございます」
- 「ご教授ありがとうございます」
- 「ご教示ありがとうございます」…など
どの敬語を使うにしても、普段からの心がけが結構重要!
教えて欲しい時になって急に敬語を使い始めても、シドロモドロになってしまうものですし、
使い方を間違えていたりして逆に悪印象になることも…。
常日頃から上司や先輩、クライアントには丁寧な言葉づかいを心がけるようにして、
「オトナ力」を向上させつつ好印象を与えられたら、一石二鳥ですヨネ♪
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