「わっ、お財布がない!!!」と家に帰って、慌てて探した事はないですか?
恥ずかしながら先日、お財布を落としてしまいました。
人生で2度目のお財布紛失事件?!でしたが、運がいいのか、何も取られることなく無事にお財布が手元に戻ってきました。
今回、警察に届いていたので、謝礼等考えていなかったのですが、
本来であれば謝礼は必要なのでしょうか?
謝礼が必要なのか、どうなのか…、
必要な場合はどのような品物がいいのか悩みますよね。
今回は品物の相場・選び方からお礼の書き方までご紹介します。
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謝礼は必要なの?一般的な相場は?
交番に落し物が届いた場合、
どなたかが落し物を届けていただいたという事になります。
先日お財布を落とした時も誰かが交番に届けてくれたおかげで、
無事にお財布が手元に届きましたが、
お礼をするという知識がなく、警察で必要書類を書いて終わりました。
ですが、調べてみると
本来は“お礼”をするのが常識なようです。
遺失物法第28条は下記のように定められています。
物件の返還を受ける遺失者は、当該物件の価格の100分の5以上100分の20以下に相当する額の報労金を拾得者に支払わなければならない。
謝礼は“100分の5以上100分の20以下”って一体どのぐらい?と疑問をもったと思います。
ちょっとわかりにくいですよね。
簡単に言ってしまうと、
という事になるそうです。
ちなみに、お礼のお金のことを「報労金」と呼びます。
落とし主はお礼を必ず支払う義務はなく、
あくまで拾い主が請求する意志があるかどうかによります。
お礼をすると怒られることも?
謝礼について『支払わなければならない』とあることから法的な義務ではあるものの、
いつまでも請求できるわけではありません。
返還後1か月を経過した後の請求はできない事になっています(同29条)。
その為、法律で定められているから“お礼をしなきゃ”と言うことで、
取得者にお礼の為に連絡をしたものの、
逆に怒られてしまった!という事もあるそうです。
なので、まずは警察の方に
取得者はお礼を希望しているのか確認してから連絡したほうがいいですね。
そしてお礼を希望しているのであれば、
事前に連絡し、菓子折りやギフト券等、何が希望であるのか聞いてみましょう!
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お礼の品物って何がいいの?
取得者の人柄、好みなど分からないことが多いと思うので、賞味期限が短いものよりも日持ちがするものがいいですね。
食品の場合は、
- クッキー
- 煎餅やお茶
- ゼリー
などがおススメです。
ギフト券であれば、
- 図書券
- デパートの商品券
- お米券等
がおススメです。
もしも年配の方であったり、立場が違う方である場合は、まずはお礼の一報を入れ、
「何かお渡ししたいのですが…」と一言お伝えしたうえで、
「○○をお送りさせて頂こうと思うのですが、いかがでしょうか?」と聞いてみてもいいかもしれませんね。
携帯・パスケース・小物類を落とした時は何を?何割?
落し物と言っても色々あるわけです。
なので、特に多いと思われるモノを3つに分けて解説していきますね。
<携帯・スマホ>
もし携帯のみを紛失した場合、金目のものはないのでお礼はいらないのかな?と思いがちですが、
携帯電話には個人情報がたくさん入った物の1つです。
その為、携帯電話のみを紛失した場合でも、
携帯電話本体の時価の5~20%の範囲でお礼を請求する権利が相手にあるので、
お礼をおろそかにすると、
民事訴訟をおこされる可能性もあります。
携帯の場合も、菓子折りなどをお渡ししましょう。
<パスケース・カード類>
パスケースを紛失してしまったら、
パスケースの本体価格の1~2割のお礼が必要となります。
事前に先方がお礼を必要としているのか確認し、
もし希望していたら、菓子折り・ギフト券をお渡しするといいですね。
<小物類>
その他に落し物と言えば、
ハンカチ、カメラや時計を落とす事があるかもしれません。
この場合もパスケースの時と同様、
先方がお礼を希望している場合は、本体価格の1~2割のお礼をしましょう
〜相手を感心させるお礼の手紙の書き方〜
紛失物を届けてくださった方にお礼の手紙をかこう!と思っても、
どんな紙でどのペンがいいのか気になりますよね〜。
便箋はできればキャラクター物と言うよりも、
無地もしくは季節の花がワンポイントついたものが無難です。
そして文字を書く道具は、
シャープペンシルではなく、ボールペン等がいいでしょう。
よし、お礼の手紙を書く準備ができたから書こう!といざペンを持ってみると、
何を書けばいいのか悩みますよね。
今回は、1つの例をご紹介します。
先日はご丁寧に名刺入れをお送りいただきありがとうございました。
お手数をおかけして申し訳ございませんでした。
(大切にしていたものなので、手元に戻ってきて感動しております。)
これからは無くさぬ様、大切に使っていきたいと思います。
お礼には不足かとは思いますが、ほんの気持ちですのでお納めくださいませ。
この度はありがとうございました。
もしもお礼のお手紙を準備するのが遅くなってしまったら、
冒頭で「ご連絡がおそくなりまして申し訳ありません」と一言添えるといいですね。
直接訪問するの?相手が遠方の場合は?
取得者が近くに住んでいる場合は、
直接訪問する方がいいです。
ただし、お礼は宅配等を希望している場合があるかもしれないので、
事前に訪問してもいいのか、そして日程に関しても確認しましょう。
取得者が旅行でその場所を訪れており、
たまたま落し物を拾ってくれるケースがあるかもしれません。
その逆もありますね。
そうなると遠方に住んでいる人が落し物を拾ってくれるケースもあると思います。
そのような時に、直接お礼に伺うのは大変ですよね。
取得者が遠方に住んでいる場合は、
事前に連絡し、宅配で送ってもいいのか、いつ頃届くが何時頃の受け取りが希望なのかを
確認したほうが、先方にご迷惑をかけずにお礼をすることができますね。
まとめ
- 遺失物法第28条で謝礼は義務付けられている。
- 謝礼は日持ちする菓子折りやギフト券などがよい。
- カードや携帯を落とした場合も時価の5~20%の謝礼の義務がある。
- 謝礼の品物には手紙を添えましょう。
- お礼を希望しているか警察に確認しましょう。
お財布を落としたことがありますが、謝礼が必要なことを初めて知りました。
紛失してからまだ1カ月たっていないので、警察に行って取得者がお礼を希望しているのか確認し、今回調べて分かった対応をとりたいとおもいます。
何よりも、物はなくなさいほうが1番いいですけどね。
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