「うう…足首ひねった…(涙)」
「こ、腰が…!ギックリだ~!!(焦)」
こういう事態、誰しも一度と言わず、経験がありますよね。
そんな体の痛みが発生したとき、痛みを和らげてもらうために思い浮かべるのは、
- 接骨院
- 整骨院
- 整体院
- カイロプラクティック
- 整形外科
おそらく、こんなところではないでしょうか。
さて、それではみなさん。
この5つ、いったい何が違うのか、知っていますか?
上記の院は、それぞれ全然違うんですよ。
そもそもの成り立ちも違いますし適応症状も違う!
「症状によってドコにかかるか」というのもちゃんと検討しないといけません。
今日は知っているようで知らないかも!?な、
【接骨院・整骨院・整体院・カイロプラクティック・整形外科の特徴と違い】を、ザ・解説!
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その①「接骨院」と「整骨院」の違いは?
接骨院と整骨院は同じもの!
この2つの機関は、
柔道整復師が柔道整復術を施術する施術所のこと。
この「柔道整復師が」というのが、この2院の大きな特徴なんです。
柔道整復師は国家資格。
国によって正式に「柔道整復術を習得している」と認められた人たちです。
国家資格を持つ柔道整復師には、
【保険を利用した施術をすることも認められている】のが重要ポイント!
よって接骨院・整骨院は同じ“痛み”を治療する施術所の中でも、
だと覚えておきましょう。
治療対象としては、
- 足首の捻挫
- 骨折
- 肩や肘の脱臼
のような急性のケガや、
- ギックリ腰
- 首の寝違え
など、首や腰に痛みに対する施術が得意分野。
交通事故で言うならば、事故発生後4週間目くらいまでの治療に向いていると言えますね。
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その②「整体院」と「カイロプラクティック」の違いは?
整体院は、その名の通り「整体」を行う所。
この「整体」というのは、かなり広い意味合いを持つのですが…
「整体」は日本では、
手技を用いた代替医療・民間医療全般のこと。
具体的に言うなら…
- 脊椎や骨盤
- 肩甲骨
- 手足などの骨格や関節
- 骨格筋の歪み
などを、手技や補助器具を用いて矯正したり調整したりする施術を指すことが多いですね。
よって整体院は上記のような、
と覚えておきましょう。
そしてもう一つの「カイロプラクティック」は、主に脊椎に関する指圧療法のこと。
日本では、整体の一種という位置づけです。
といっても実際には、整体とカイロプラクティックは厳密に区別されずに使われていることも多いですネ。
そして整体院・カイロプラクティックの特徴は、
- 【施術者には何の資格もない】
- 【健康保険を利用することもできない】
というトコロ!
よって施術者のレベルもバラバラで、中には素人に近いようなアルバイトスタッフが施術していることも…。
もちろんそれらが一概に良いとも悪いとも言えませんので、受診の際には「自 己 判 断 が大切」と心得て!
まとめると整体院やカイロプラクティックは、
というコトですね。
治療対象は比較的広いですが、緩やかな症状改善が得意分野。
骨や関節について、骨格や骨格筋の歪みを整えて日々の不調を改善していくといったイメージです。
急性の症状ではなく、
- 慢性的な肩こりや腰痛
- 坐骨神経痛
- 手足のしびれの改善
などに向いています。
交通事故で言うなら、事故1ヶ月以上経ってからの、慢性期に入ってからの治療向きですネ。
その③「整形外科」の特徴と他の4つとの決定的な違い!
整形外科は、医師が医療として、骨、関節、筋肉、脊髄、神経などの病気、外傷などを治療する医院です。
整形外科は医療の一部門であり、「医師が医療として施術する」というのが大きな特徴!
当然健康保険を用いることもできますし、
医師が医療として施術する以上、治療できる範囲もとっても広いです。
「医師が」「医術を用いて」
というところが前述の2つの機関とは根本的に異なるところ。
整形外科の得意分野は、即時対応を要する症状の治療ですね。
- ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなど、動くことすら困難な場合
- 関節の痛みなどについてレントゲン検査を受けたい場合
- 骨折の可能性のある打撲や打ち身をした場合
…など、即時の処置が必要としていたり、
レントゲンや手術などの治療行為が必要な場合に向いています。
交通事故で言うと、事故直後はまず整形外科にて診察を受けるべき、と言えるでしょう。
まとめ
さて、5つの機関の特徴と違い、いかがでしたでしょうか。
「痛みの治療のための機関」というのは同じでも、中身を見てみると結構違いがありましたよね~!
“保険が適用されるか”など、料金面にも違いがあるのが、大事なところ(笑)。
それぞれの特徴をよく知って、適切な機関を選択できるようにしておきたいですね。
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