春夏秋冬、どの季節も観光客で溢れる「京都」
景色も、なにもかもが素晴らしい京都。ぜひ1度は訪れてほしい場所です。
でも、ただ行って観光するだけじゃもったいない!
観光地を楽しむヒケツは、その地の言葉を覚えることだと思います。
そこで今回は、京都弁での挨拶についてまとめてみました。
京都の挨拶を知って、さら楽しい旅にしましょう!
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基本の挨拶その1〜朝昼夜の挨拶〜
<おはよう ⇒ おはようさん>
京都の朝の挨拶は、「おはようさん」と言います。
発音は、/○○●○○○/
●のところで音が上がります
朝の挨拶、ぜひ使ってみてください。気持ちの良い素敵な旅の始まりです♪
<こんにちは>
「こんにちは」は文字にすると標準語と同じです。違うのは発音です。
/○●○○○/ 「ん」のところで音が上がります。
発音だけ覚えてしまえばすぐに使えますよ!
<こんばんは>
こちらも文字にすると標準語と変わりませんが、「こんにちは」と同じ発音になります。
/○●○○○/
夜、挨拶をするときに使ってみてくださいね!
基本の挨拶その2〜食事の挨拶〜
さて、次に食事のときに使う挨拶を紹介します!
<いただきます>
「いただきます」も文字で見ると標準語と同じですね。
/●●●●●●/
ずっと同じ音程なので、すぐに話せると思いますよ。
<ごちそうさま ⇒ ごっつぉはんどした>
これは少し使いづらいと思います。
年配の方や舞妓さんなどは使うかもしれませんが、その他の京都に住む人はあまり使わなくなってきています。
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基本の挨拶その3〜その他の挨拶〜
<ありがとう ⇒ おおきに>
お礼を言うときには「おおきに」と言います。
/○○●○/ 「き」で音が上がります。「おおきにありがとう」の略です。
道を教えてもらったときなどに使えますよ!
<さようなら ⇒ ほな、さいなら / ほな、また>
お別れを言うときは、
「ほな、さいなら」もしくは「ほな、また」です。
ほな、さいなら /●○、○●○○/
ほな、また /●○、●○/
少し発音の仕方が難しいかもしれませんが、練習してみてくださいね!
こちらの動画も参考にして下さいね♪
<いってらっしゃい ⇒ おはようおかえり>
京都では出かける人を見送るときにこう言います。
/○○●○-○○○●/
「よ」と「り」で音が上がります。
聞きなれない言葉ですよね。
「これから出掛けるのに何でおかえりなの?」と混乱するかもしれませんね。
これは、「無事ではやくお帰りになるのを待っています」という意味なんですよ。
さて、基本の挨拶をマスターしたところで、
観光等で京都を訪れた際に、知っていると困らない京都弁を紹介します!
買い物編〜接客用語も独特〜
ここからは、お店の人がお客さんへの言葉です。
覚えていると便利だと思いますよ!
<いらっしゃいませ ⇒ おいでやす>
「いらっしゃいませ」と言うお店も多いですが、
お土産を買いにお店に入ると聞こえてくるかもしれません。
<たくさん見てくださいね ⇒ たんと見てやー>
「たんと」はたくさんの意味なんですね。
<よくお似合いです ⇒ よーうつってはりますなぁ>
鏡の前で服を合わせているときに言われると
「え?」となりますね。
「よく似合っている」という意味だと知っておけば、「ありがとうございます」などすぐに反応できますね!
観光編〜京都人以外は要注意〜
<あそこにあります ⇒ あこにあります>
なにかの場所を訪ねたときに、「あこにありますよ」と教えてもらっても、
「あこ」って何だ…?
と一瞬混乱してしまうかもしれませんね。
あそこの「そ」が省略されているんですね。
<突き当りです ⇒ どんつきどす>
「どんつき」これは京都の人はよく使っている言葉です。
お店でお手洗いの場所を聞いたときなどに、
「どんつきにありますよ」と教えてくれると思います。
<北へ行って、東に行ったところです ⇒ あがらはって、東に入ったとこです>
京都は北に行くことを「あがる」と言うんです。
年配の方に道を尋ねるとこのような案内をされることがあるかもしれませんので覚えておくと困りません。
<南に行ったらいいです ⇒ しもへ下がらはったらよろしおすわ>
北は「あがる」、南は「さがる」です。
京都の住所にも、「あがる」「さがる」は使われているんですよ!
例えば、「京都市○○区●●通□□上る……」という表記になります。
長くて住所を書くのも一苦労ですね。
ただ、「●●通□□上る」を抜いても
郵便番号が合っていれば手紙などは届くそうです。
まとめ
<日常的編>
- おはよう ⇒ おはようさん /○○●○○○/
- こんにちは/こんばんは /○●○○○/
- いただきます /●●●●●●/
- ごちそうさま ⇒ ごっつぉはんどした
- ありがとう ⇒ おおきに
- さようなら ⇒ ほな、さいなら / ほな、また
<買い物編>
- いらっしゃいませ ⇒ おいでやす
- たくさん見てくださいね ⇒ たんと見てやー
- よくお似合いです ⇒ よーうつってはりますなぁ
<観光編>
- あそこにあります ⇒ あこにあります
- 突き当りです ⇒ どんつきどす
- 北へ行って、東に行ったところです ⇒ あがらはって、東に入ったとこです
- 南に行ったらいいです ⇒ しもへ下がらはったらよろしおすわ
さらに詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!
買い物編・観光編で紹介した言葉は、知っていると慌てなくてすむのでぜひ覚えていってくださいね!
特に、「どんつきや「あがる」「さがる」は道案内などでよく使われるので、知っておいて損はないですよ。
「せっかくの京都旅行だから、京都弁を話してみようかな」と思っている方は、簡単なものから始めてみましょう。
朝昼夜の挨拶を京都弁でするだけでも旅が楽しくなると思いますよ!
京都の挨拶、ぜひ練習してみてくださいね。そして京都をたくさん感じる、良い旅を!
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