突然ですが、デコポンはご存知ですよね?
デコポンと調べると不知火というワードがでてきました。
不知火とはミカン科の品種のようですが、デコポンの事を示しているのか何なのか〜
もしそうであるのなら、
デコポンと不知火は何が違うのか?
その疑問をスッキリさせましょう!
ということでデコポンと不知火の違いと特徴を詳しくご紹介しますね♪
スポンサーリンク
デコポンの特徴と意外な生い立ち!
デコポンは1972年に、
「清見」と「ポンカン」の交配によりにつくられた柑橘類です。
デコポンってみかんと違って、
頭が出っ張っていた不思議な形をしてますよね。
調べてみると、形が特徴的=デコポンではないみたいです。
答えは案外普通ですよ(笑)
ヘタのまわりの出べそのような突起をデコと呼び、デコのあるポンカンということから、
この2つを足して『デコポン』
という愛称で親しまれていたのが広まったとのこと。
基本的には糖度13度以上、クエン酸1%以下と決まっており、高糖度・低酸味が特性。
主な生産地は、熊本県・愛媛県・和歌山県・広島県・佐賀県の5県で、
全国の生産量の8割を占めるのです。
デコポンの大きさはM~3Lサイズまであり、3Lサイズは贈答用等で使用されるようです。
具体的にはこのようになってます。
- Mサイズ 150g程度
- Lサイズ 180g程度
- 2Lサイズ 230g程度
- 3Lサイズ以上 280~400g程度
旬の時期は栽培方法でズレがあります。
- 加温栽培 →12月初旬〜
- 無加温栽培→1月〜
出荷最盛期は2~4月で、
5月になると出荷はほぼ終わりになります。
ちなみに3月1日は「デコポンの日」みたいですよ〜
不知火の特徴と条件の壁!
不知火って地名かと思っていたのですが、果物の名前でもあるんですね。
早速、特徴について調べてみました。
デコポンの正式な品種名は「不知火」といい、デコポンという名前は、
平成5年に「熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)」が商標登録したものです。
そして現在、全国のJAから出荷される不知火は
デコポンという名称(ブランド名)を使用してよいことになっています。
ということは・・・
不知火=デコポンということなんですね。
ただしデコポンの名前を使うには、
糖度13度以上、クエン酸1%以下などの条件をクリアしなければならないのです。
その為、基準を満たさない場合は品種名の「不知火」として流通します。
ちなみに、JA以外から出荷する場合も同様。
スポンサーリンク
かわいい愛称を使いたいという一部の地方では、
- 静岡→「フジポン」
- 愛媛→「ヒメポン」
- 広島→「キヨポン」
- 徳島→「ポンダリン」
などと呼ばれることがあります。
デコポン(不知火)は収穫した直後だと、
酸味が強いため一定期間貯蔵して酸味を抜いてから出荷されるようですよ。
不知火の大きさもデコポンと同様にM~3Lサイズまであります。
旬の時期は12月頃から出回り始め〜5月頃まで。
デコポンの3大栄養効果とカロリー
果物ってカロリーが高いイメージがありますが、実際はどうなんでしょう?
デコポンの成分とカロリー調べてみました。
カロリー:50 kcal(100g)
- 炭水化物 :12.7 g
- たんぱく質 :0.9g
- ビタミンC :53mg
- ビタミンE :0.3mg
- カロテン :550μg
グレープフルーツ1個は約120kcalで、りんごは1個約140kcalなので、
デコポンのカロリーは低いことがわかりますね。
続いて不知火&デコポンの健康効果を紹介します。
<ビタミンC>
みかんの1.6倍のビタミンCを含んでいる。
不足すると、疲労感、関節痛、歯茎の出血傾向(壊血病)を引き起こす恐れがある。
ビタミンCは身体の中で生成ができないため食事から摂る必要があります。
そのまま美味しく食べれるデコポンはビタミンCの宝庫。
<クエン酸>
体内の酸性物質を減少させる効果や、疲労回復と血をきれいにする働きがある。
またクエン酸のキレート作用で摂取した金属ミネラルが酸化される前に、ミネラルを包み込み除去する作用があるため、
細胞の酸化防止から老化防止に繋がる。
<ペクチン>
ジョウノウにはペクチンが多く含まれているため
整腸作用があり便秘やお腹を壊しているときに効果がある。
ビタミンCが豊富にとれて低カロリーなデコポンは、ダイエットに最適。
ポンカンの特徴と異国由来の名前
みかんっていっても、デコポンがあったり、不知火があったり・・・。
他にはポンカンってありますよね!
文字だけで、ポンカンの特徴は?と聞かれたら、ぶっちゃけ答えられません。
ついでにポンカンについても調べてみたのでご紹介しますね。
インド原産の柑橘で、中国から台湾を経て明治29年に鹿児島に伝来。
ポンカンオレンジの「ポン」はインド西部の「Poona」から、「カン」は柑橘の「柑」から付けられたと言われ、
漢字にすると「椪柑」または「凸柑」と書きます。
味は、みかんより甘みが強くコクのある味わいと
「ポンカン」ならではの独特な甘い香りがあります。
外皮はむきやすく、果肉を包む内皮は柔らかいので袋のまま食べらるのが特徴です。
糖度が13度以上の物しか発送しない産地や、
中には15~16度のポンカンを発送してくれる農家もあるようです。
ポンカンの生産地は、
35%が愛媛県、17%が鹿児島県、そして高知県、熊本県、宮崎県、和歌山県となります。
デコポンの簡単な剥き方と切り方
ゴツゴツした見た目のデコポン。
一瞬、皮は固そうに見えますが、みかんと同じように手で簡単に剥くことができます。
この映像を見ればデコポンに対するイメージが変わりますよ!
包丁で剥かないといけないかと思いきや、
包丁いらずで簡単に食べられるフルーツの1つなんですね。
デコのある方から剥くのがポイントです。
そして、みかんと同様、薄皮も一緒に食べられます。
薄皮には便秘作用やビタミンCの吸収サポートがあるので、ぜひ一緒に食べてください。
年末年始、何かと来客が多いシーズンなので
お客様がいらっしゃった時の切り方も紹介します。
- 頭とおしりの部分をカット
- おしりをまな板に置き、8等分にカット
- 角にある、白い部分を切り落とす
- 皮と身の間を食べやすいように切り込みを入れる
まとめ
- デコポンとは糖度13度以上、クエン酸1%以下のもの。
- デコポンの正式な品種名を「不知火」という。
- ポンカンとは、インド原産の柑橘で、中国から台湾を経て明治29年に鹿児島に伝来。
- デコポンの皮は簡単に剥くことができ、甘皮もそのまま食べられる。
こたつにミカンが食べたくなる時期になると、スーパーでは真っ先にミカンを手に取ると思います。
デコポンにあまり馴染みがない方、ダイエット中の方はぜひ、
ミカンよりもビタミンがたっぷりなデコポンを食べてみませんか?
こちらの記事もオススメです♪
スポンサーリンク