同級会など人に久しぶりに会うと必ずと言っていいほど使う言葉に、
「ご無沙汰しております」や「お久しぶりです」があります。
同級生に「お久しぶりです」とは言っても「ご無沙汰しております」とは言わないですよね!?(笑)
でも、当時の先生には「ご無沙汰しております」を使います・・・
この2つは使い分ける必要がある?適切な使い方は?
この辺が疑問に思ったので、
両者の違いと使い方について調べてみました。
これから久しぶりに会う人がいる方はチェックしてみてください!
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「ご無沙汰しております」と「お久しぶりです」の語源と意味は?
〜ご無沙汰しております〜
言葉を「ご」と「無」と「沙汰」に分けるとわかりやすいです。
- 「ご」は接頭語
- 「無」はそのまま無いを表わす
- 「沙汰」は電話や手紙などを表わす
便りが無い「無沙汰」その頭に「ご」をつけて「ご無沙汰」となります。
〜お久しぶりです〜
こちらも「お」と「久し」と「ぶり(振り)」に分けるとわかりやすいです。
- 「ご」は接頭語
- 「久し」は長い時が経過している
- 「ぶり」は時間を表す語に付き経過の程度を表す
長い時間が経過している程度「久しぶり」に「お」をつけて「お久しぶり」となります。
ここでのポイントは、
どちらも「敬語」であるため、目上の人に使っても問題なしということ!
「ご無沙汰しております」と「お久しぶりです」の正しい使い方
<ご無沙汰しております>
丁寧な言葉であるため、
目上の方へ使う際に敬意を表すことができます。
例文はこちらになります。
- 「〇〇先生、ご無沙汰しております。」
- 「〇〇さん、ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか。」
注意点
「お世話になっています」と合わせて使うと
「久しぶりに会うのに世話してないわ!」と変な時系列になるため、注意が必要です。
<お久しぶりです>
「ご無沙汰しております」と比べて
比較的気軽に使いやすいのが特徴ですね。
例文はこちらです。
- 「〇〇先輩、お久しぶりです!」
- 「お久しぶりです。元気でしたか。」
注意点
立場に関係なく使えますが、目上の人に使う場合は避けたほうがよい。
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「言葉」と「文章」で使い分け!
前述した2つの言葉は文章を使うときには使い分けるのでしょうか!?
答えは・・・「No」です。
基本的にはどちらも敬語ですから、使い分ける必要はありません。
ただし、両者を使う上でのポイントがあります。
特に文章で使う場面が多いのは「メール」ですね!
どちらを使っても問題ありませんが、
文章で相手により敬意を表す場合は「ご無沙汰しております」を使うのがベターです。
そして、メールで使う場合は、
文章の最初に使うことで失礼のない文章になります。
- 「ご無沙汰しております、いかがお過ごしでしょうか。」
- 「ご無沙汰しておりまして、失礼いたしました。」
このように追加するとさらにgoodです♪
「しばらくです」の使い方は?
「しばらくです」という言葉はなんとなく、「久しぶりです」と似ている言葉ですよね。
ですが、これは要注意!
「しばらくです」は「しばらくぶりです」の略語になります。
「しばらくぶり(暫く振り)」は「長いと感じられる時間が経過したさま」という意味ですから、
前述したお久しぶりですとほぼ同じですよね?
ですが、使う相手が異なります。
「お久しぶりです」は基本的に下から上に、
そして、「しばらくです」は上から下に使います。
まとめ
- 2つの言葉は敬語
- 「ご無沙汰しております」は敬意を表すことができるため、より丁寧になる
- 「お久しぶりです」は気軽な場面で使いやすい
- 文章では「ご無沙汰しております」に一工夫でgood
- 「しばらくです」は上から下に使う言葉であることが多い
基本的にはどちらの言葉を使ってもオッケーです!
ですが、相手と場面選びが肝心ですよ。
上手く使えれば、相手からの印象も違いますから、
これから久しぶりに会う人がいる場合はぜひ意識して使ってみましょう♪
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