春、ツラ~イ花粉症の季節……。
「ううー!鼻を取り外してザブザブ洗いたいッ!」と、鼻の不快感に悩まされている人は、少なくないはず。
そんな鼻事情でお悩みの皆さん、
もう「鼻うがい」は試しましたか?
花粉症はもちろん、蓄膿(ちくのう)症、風邪の症状にも効果がある鼻うがい。
「やってみたいけど、プールでのあの鼻の痛みを想像したら、無理!耐えられない……」
と諦めているアナタ!
正しいやり方で、痛くない鼻うがいなら、やってみたいと思いませんか?
鼻うがいは一度コツを掴むと超カンタン!
花粉症の私も、春の間は毎日実践してます。鼻、スッキリ!!!の爽快感を味わえますよ。
今日は詳しく、紹介していきましょう♪
スポンサーリンク
鼻うがいって何?ホントに痛くないの?
鼻うがいとは、鼻の中に専用の洗浄液や生理食塩水を流し込んで、
花粉やウイルス、鼻水、ホコリなどをしっかり洗い流すことができる健康法。
花粉症などのアレルギー性鼻炎、蓄膿症や副鼻腔炎など、鼻や喉の不調にオススメなのはモチロン、
風邪の予防にも効果テキメン!
鼻うがい後は、とにかく鼻がスッキリするので、習慣化する人も多いみたいです。
「鼻に水を入れるなんて…」と尻込みしてしまう、鼻うがい未経験のアナタ。
あのプールで鼻に水が入った時の
『ツ~~~ン!!!』という痛みを想像して、コワイって思っているでしょう?
鼻うがいは、正しいやり方で行えば、鼻にツーンとくるあの不快な痛みはないんですよ!
プールの水が鼻に入った時に痛いのは、浸透圧が違うから。
プールやお風呂の水は、ただの水。
鼻うがいは、生理食塩水を使って行います。
人体の体液は、生理食塩水と同じ浸透圧で、0.9%の濃度なんです。
この濃度と同じ水であれば鼻の中に入っても
痛 く な い というワケなんですよ♪
痛くないなら、ちょっとやってみようかな…という気持ちになりましたか?
さて次項からは、実際に生理食塩水を作って実践していきましょう!
鼻うがいを実践しよう!
*まずは生理食塩水を作ろう*
やり方はとってもカンタン!
誰でも自宅で簡単に、 鼻うがい用の0.9%の食塩水を作れます。
<用意するもの>
- 一度沸騰させた水:1L
- 塩:9g
これらを、よく塩が溶けるように混ぜるだけ!
量が多すぎるならば、
250ccの水に2g強を目安に作るといいですよ。
ポイントは、水を一度沸騰させて、カルキを抜くこと。
そして、30℃くらいのぬるま湯になるまで冷ますと、鼻に入れたときに違和感が少ないですよ。
*鼻うがいをやってみよう*
鼻うがいには、2つのやり方があります。
口から出す方法の方がうがいの効果は高いですが、ちょっと慣れが必要かも。
初心者の人は、まず、鼻から出す方法からトライしてみるといいですね。
鼻から出す鼻うがい【初心者編】
- 食塩水を、ボウルや大き目のスープカップなどにいれる。
- 前かがみの姿勢になり、片方の鼻の穴をしっかりと指で塞ぎながら、もう片方の鼻の穴で食塩水をかるく吸い込む。
- 吸い込めたらそのまま出す。
- これを、両方の鼻の穴で各3回くらい繰り返す。
- 両方の鼻が終わったら、かるく鼻をかんで終わり。
スポンサーリンク
口から出す鼻うがい【上級者編】
鼻から吸って鼻から出す方法に、慣れてきてから試してみましょう。
やり方はほとんど同じですが、しっかりと吸い込まないと、鼻から吸った食塩水が口へと流れていきにくいのです。
- 食塩水を、ボウルや大き目のスープカップなどにいれる。
- 前かがみの姿勢になり、片方の鼻の穴をしっかりと指で塞ぎながら、もう片方の鼻の穴で食塩水を勢いよく・ガッツリ・しっかりと吸い込む。
- しっかりと吸い込めたら、顔を上に向けて、口へ食塩水が流れるようにして、口から吐き出す。
- これも、最初は3回ずつトライ。
- 最後に鼻をかみますが、強くかみすぎると炎症を起こす可能性がありますので気を付けて。
*動画を見て鼻うがいをイメージ!*
生理食塩水の作り方から、鼻うがいの実践まで、なんとなくイメージできましたか?
さて、ココまでのおさらいをしましょう!
動画で見るととってもわかりやすいんですよ♪
「しっかりと吸い込んで、口に含んで出す」というのも鼻うがいのポイントですね。
*容器を工夫したら、やりやすい!*
ボウルや洗面器などから吸うのが一般的ですが、
コレ、慣れないと顔がビチャビチャになるし、やり辛いんですよね……。
100円ショップなどで売っているものを活用して、容器を工夫すると、やりやすくなりますよ。
ドレッシングやソース用の、細いノズルがついている容器などが評判がいいようです。
ちなみに私は、注ぎ口のついた計量カップを使っています♪
お水の計量ができますし、カップの注ぎ口に直接鼻をつけて、つ~っと流し込めるのでラクチンです。
市販品でも鼻うがいにトライできる!
それでも、「鼻から吸い込むなんてヤッパリできない……」という方には、
市販されているお助けグッズで、チャレンジしてみるのがいいかも。
『ハナクリーンS』
「ハナクリーンS」の使い方はこちらの動画を参考にしてください。
吸いこまなくても鼻から流すタイプなので、やりやすいですね!
『ハナノア』
こちらは洗浄液ですね!
「食塩水なんて作りたくないよ〜メンドい!」という方はコレをどうぞ。
鼻うがいの効果とメリット
鼻うがいができると、普段の洗顔や、鼻をかんだぐらいでは洗い流せない部分まで綺麗にできます。
鼻の粘膜に付着した、
「花粉」「ウイルス」「ほこり」「膿」などもスッキリ洗浄!
その効果は、
- 風邪予防
- 花粉症対策
- 鼻づまり
- 鼻炎
などなど……鼻に関するトラブルに、効果抜群!
花粉シーズンだけでなく、一年を通して健康効果が期待できますね。
守るべき鉄則ルール8つ!
メリットいっぱい!な鼻うがいですが、きちんとやり方を守らないと危険なことも!
守るべき注意点は8つ。しっかり守ってくださいね。
【鉄則ルール8つ】
- 真水をそのまま使わないこと。
- 浸透圧の関係で、体に悪影響を及ぼします。
- 一度煮沸して冷まし、生理食塩水を作りましょう。※自然の湧き水・雨水などの使用は絶対にNG!※
- 水温は人肌まできっちりと冷ますこと。
- 真水そのままの水温や低温では刺激が強く、失敗しやすくなります。
- 一度沸騰させてカルキを飛ばし、人肌ぐらいまで冷ましてから使いましょう。
- 塩分濃度をきっちり測ること。
- 生理食塩水は濃度が0.9% 。
- 体液の浸透圧とほぼ同じで身体に優しい食塩水です。
- 薄くても濃くても粘膜が刺激を受け、痛みが出やすくなります。
- 作り置きをしないこと。
- 雑菌が繁殖すると危険ですから、作り置きなどはせずその都度作りましょう。
- また容器なども洗浄し、衛生状態に気を配りましょう。
- 唾を飲み込まないこと。
- 注入中に唾や洗浄液を飲み込もうとすると、耳管と呼ばれる部分に洗浄液が入り込み、中耳炎を引き起こす危険性があります。
- 鼻をかむのは、時間を置いて片方ずつ!
- 洗浄液が残った状態で鼻をかむと、洗浄液が耳の方に流れ、中耳炎等の原因になります。
- 鼻うがい後はすこし時間を置いて、下を向いて洗浄液を垂れ出させ、片方ずつ静かにかみましょう。
- シャワーでやるのはNG!
- 入浴のついでにシャワーを使って鼻うがいを済ませたくなりますが、これは危険。
- たとえぬるま湯でも水道水ですので、痛みを伴います。
- 1日に何度もやらないこと。
- 鼻うがいは1日2~3回が目安です。
- やりすぎてしまうと、中耳炎等になる可能性があります。
- 鼻の奥は繊細なので、粘膜を傷つけるおそれがあります。
まとめ
- 鼻うがいは、生理食塩水で鼻の中を洗浄する健康法!人体と同じ浸透圧だから、痛くない♪
- 生理食塩水は「水+塩」だけで、自宅でカンタンに作れる♪
- 「鼻から吸って鼻から出す」「鼻から吸って口から出す」2通りのやり方をマスターしよう♪
- 風邪予防・花粉症対策・鼻づまり・鼻炎……オールシーズン、鼻のトラブルに効果あり♪
- 抵抗があるなら、鼻うがい用の市販薬でもトライできる♪
- 鼻うがいを行う時の注意8つを要チェック♪
なかなか最初は勇気がいるかもしれない、鼻うがい。
でも、ツーン!とした痛みがない、とわかっただけでも、「それならやってみようかな?」と思えた人もいるのでは♪
家にある塩だけで、いつでも簡単に挑戦できて、健康効果バツグン!
花粉シーズンに、風邪予防に、ぜひ役立ててくださいネ。
スポンサーリンク