星空

寒くなってくるときの楽しみと言えば、星空です。

夏よりも冬の方が空気が澄むせいか、星がとてもきれいにみる事が出来ますよね。

 

冬の星空と言えば「冬の大三角形」がありますが、

具体的にどの方角なのか、どのような形なのか知っていますか?

 

今回は冬の大三角形の神話と簡単な覚え方について紹介します。

 

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冬の大三角形と3つの星の特徴とは?

夜空の星

もしかしたら冬の大三角形とは何?という人もいるかもしれません。

冬の大三角形とは、

  • 「オリオン座」のベテルギウス
  • 「おおいぬ座」のシリウス
  • 「こいぬ座」のプロキオン

この3つの星が作る三角形のことを言います。

 

次に3つの星座の特徴を紹介していきますね♪

☆ベテルギウス(オリオン座)

2つの1等星と5つの2等星を持つ、たいへん豪華な星座です。

リボンのような形である事から見つけやすい星座の1つです。

日本では雅楽に用いられる鼓(つづみ)に見立てて「鼓星」という呼び方もされていました。

狩人オリオンの腰のあたりに三ツ星が並び、

肩のあたりに輝く赤っぽい1等星はベテルギウス(「わきの下」という意味)、

足のあたりに輝く青白い1等星がリゲル(「足」の意味)となります。

☆シリウス(おおいぬ座)

白い1等星シリウスが目印の星座。

シリウスはイヌの鼻先あたりに位置しており、そこから顔や胴、後ろ足を形作る星を結ぶと、

イヌのような姿に見えるのでおおいぬ座と呼ばれています。

ちなみにシリウスの明るさはマイナス1.4等級で、これは惑星や月などを除くと全天で最も明るい天体です。

星本来の明るさが強いことに加えて、

太陽から8.6光年と近いところにあることも明るく見える理由のひとつのようです。

☆プロキオン(こいぬ座)

「こいぬ座」は、名前のとおり小さな星座です。

クリーム色の1等星プロキオンがあるので見つけやすい星座ですが、

それ以外の星は暗いのでイヌの姿を想像するのは少し難しいかもしれません。

プロキオンは太陽より少し高い7000度あり直径も2倍あります。

とにかくデカい!アツい星なんですが、

見た目はおとなしく目立たないのが特徴でもあります。

 

冬の大三角形の覚え方と見つけ方!

この動画を見るだけでもカナリ理解できますよ!

ただ、面白さの方が勝ってます(笑)

彼女と夜空を見上げたりする時、

“あれが冬の大三角形だよ”と言っちゃった日には、

彼女があなたを見る目が変わるかもしれないので、ぜひ、どうやって見つけるのか知っておきたいですね。

 

それでは、まずを向いてみてください。

正面に同じくらいの明るさの星が3つ並んでいるのが見つかります。

これが〈オリオン座〉の目印の三ツ星です。

 

そのすぐ下にも同じように星がまた3つ並んでいて、これが小三ツ星と呼ばれます。

ここにはオリオン大星雲があります。

 

オリオン座のまわりを囲む4つの星のうち、

左上の赤っぽい星はベテルギウス右下の青っぽい星はリゲルです。

三ツ星を結ぶ線を左下の方に伸ばすと、

白く輝く星〈おおいぬ座〉のシリウスが見つかります。

ベテルギウスとシリウスを線で結んで、

左の方へ大きな正三角形を作るようにすると、角のところにまた明るい星が見つかります。

これは〈こいぬ座〉のプロキオンです。

 

いま作った正三角形を冬の大三角とよびます。

冬の大三角形は、1月半ばの午後8時頃見えるようです。

 

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冬の大三角形の由来と3つの神話

神話の男

冬の大三角形にはどのような由来や神話があるのでしょうか?

調べてみると…

狩人であるオリオンはある日獲物を仕留めにいこうとしました。

しかしそのためには天の川を渡らなければいけませんでした。

オリオンにはお供として連れてる犬が2匹いましたが、子犬の方はまだ小さくて渡れません。

そこで子犬をおいて大犬と二人で出発したのです。

なのでオリオン、大犬と子犬の間には天の川が流れています。

そして子犬は寂しそうに二人を見つめてる。

と言われています。

 

せっかくなので、冬の大三角形の元となる3つの星座についても紹介します。

☆オリオン座☆

月の女神アルテミスはオリオンが大好きでした。

ところがアルテミス双子の兄弟アポロンは、

乱暴者のオリオンが大嫌いだったので2人はいつもそのことで喧嘩をしていました。

ある日海で泳いでいるオリオンをアポロンが見つけ、

アポロンは弓の上手なアルテミスに

「沖を泳いでいる獣を、弓で射ってくれないかな」と持ちかけました。

まさかそれがオリオンだとは知らないアルテミスは、見事矢を命中させてしまったのです。

その後、自分がオリオンを殺してしまった事に気づいたアルテミスは、悲しみのあまりに夜を照らす事すら忘れてしまいました。

そこで、ゼウスはアルテミスが夜を照らすときに通る

天の道の近くにオリオンを上げて星にしたのだと言われています。

☆おおいぬ座☆

よく知られているおおいぬ座ですが、あまり正体がはっきりしていないようです。

狩人オリオンの猟犬であるという話は最も有名な話です。

他には、神話で出てくるアクタイオンに噛み付いた猟犬の内の一匹である、

また、冥界の門を守る三つ首の獣ケルベロス、

あるいは乙女座になっている女神に関係するイカリオス王の犬メーラ等と言われています。

☆こいぬ座☆

こいぬ座のプロキオンという名前は、

ギリシャ語で「犬の前に」とか「犬の先がけ」という意味からきているそうです。

これは、おおいぬ座のシリウスよりもほんの少し先に、東の地平線からのぼってくることからきています。

ちなみに古代エジプトでは、

シリウスが明け方の空にのぼるのを見て、ナイルが氾濫する季節を知っていました。

プロキオンは、シリウスを連れてのぼってくる星として大切にされていたようですよ。

 

英語のスペルはどう書くの?

アルファベット

英語ではどのように言うのでしょうか?

日本語をそのまま英語にすると、

“winter triangle”かな…とか思ったのですが、辞書で調べてみました。

 

正解はこちらです!

冬の大三角形→great triangle in winter(グレートトライアングル イン ウィンター)

ついでに3つの星座も紹介。 

  • オリオン座→Orion(オリオン)
  • おおいぬ座→constellation Canis Majoris(コンステレイション ケイニス メイジャー)
  • こいぬ座 →Puppy seat(パピーシート)

“グレートトライアングル”と言うとは、、、

想像がつかなかったので、1つ語彙力が増えました!

冬のダイヤモンドとは?

光るダイヤ

冬の夜空には、冬の大三角形のほかに

冬のダイヤモンド”という星空が見えちゃうんです。

 

“ダイヤモンド”と名前が付いているだけに、とても魅力的ですね。

では冬のダイヤモンドは、何のことなのでしょうか。

 

冬のダイヤモンドとは、

  • おおいぬ座のシリウス
  • オリオン座のリゲル
  • おうし座のアルデバラン
  • ぎょしゃ座のカペラ
  • ふたご座のポルックス
  • こいぬ座のプロキオン

を結んでできる6角形のことです。

 

ダイヤモンドの様な形をしている事から“冬のダイヤモンド”と呼ばれているみたいですよ。

見た目通りの名前ってことです(笑)

冬のダイヤモンドの見つけ方

星空と影

今回も南の空を見上げてください。

長方形の中に3つの星が並んでいるオリオン座が目立っています。

 

長方形の頂点の1つで、赤く輝くのがベテルギウスです。

オリオン座のベテルギウスからさらに目線を上げると、天高くにぎょしゃ座の黄色い1等星・カペラが見えます。

そのカペラからぐるっと時計回りに目立つ星をつないでいくと、

おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲル、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス…という順番で巨大な六角形が見えます。

 

これが冬のダイヤモンドなのです。

まとめ

  1. 冬の大三角形とは、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座で作られる。
  2. 冬の大三角形は、南の空に見える。
  3. 英語ではgreat triangle in winterと表記する。
  4. 冬の大三角形には、狩人であるオリオンとオリオンのお供の犬2匹が関係していると言われている。
  5. 南の空には、冬のダイヤモンドと言われる星空も見る事ができる。

 

夜空の星って、ただぼーっと見るだけでもキラキラと輝いて綺麗ですが、どの星が何の星座で、

そしてどのような意味があるのか知った上で見ていくと、今まで以上に面白い星空を見える事ができますね。

私は中学生の頃、友達と散歩していたら

2人ともたまたま空を見ながら歩いていたおかげで、2人で一緒に流れ星を見たこともあります。

夜空にはいろんな楽しみ方がありますが

今回の冬の大三角形の見つけ方もぜひ参考にしていただけたら幸いです♪

 

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