いくら

「たらこ・明太子・数の子・キャビア」

わたしたちが普段食べる魚の卵って、けっこう数多く存在します。

 

      しかーーーし!

その中でも、やっぱり魚卵キングといえば、いくらすじこでしょう!?

いやー譲れませんねッ。

 

さてこの「いくらとすじこ」、見た目は似ていますが一体何が違うのかご存知でしょうか。

今回は、いくらとすじこの違いを徹底解剖!

 

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「いくら」と「すじこ」の大きな違いとは!

鮭の卵

いくらとすじこ。

さてこの2つ、原料はどちらも同じ鮭とマスの卵なんですねー。

 

まず、手っ取り早く違いを言うならば…

【すじこ】

=鮭・マスの未成熟な卵巣の塩漬け

【いくら】

=鮭・マスの成熟した卵巣の塩漬け

 

と覚えましょう!

 

もっとザックリ言うと、

卵巣膜から卵が出る「」か「

の違いです♪

 

すじこの特徴は、まずその形。

卵巣膜に包まれてカタマリになっています。

「すじこ」という呼び名も、【カタマリで卵が筋のようになっているから】というところから来ている名ですね。

 

一方いくらの特徴は、

1粒1粒が バ ラ バ ラ なところ。

卵巣を鮭やマスの体からそのまま取り出した物をすじこ・1粒1粒取り出した物をイクラと呼ぶ…というワケです。

 

「とびこ」も似たようなもの??

『とびこ』は、トビウオの魚卵のこと。

とびこ

たしかに色はいくらに似ていますが、写真で見ても分かるとおり大きさがずいぶん違います。

とびこは1粒:2〜3mmくらい

どちらかというとカズノコに近いような、プチプチとした食感が特徴ですね。

 

「いくら&すじこ」の名前のイロイロ

サーモン

実は「いくら」はロシアでの呼び名。

「いくら」を日本語に訳すと、

【魚の卵】【小さくて粒々したもの】

という意味なんですって。

 

日本で「いくら」と言うと赤くてまーるい鮭やマスの卵のことですが、ロシアでは“たらこ“も、極端に言えば“キャビア“も「いくら」と呼ぶそうな…。

 

すじこは魚で呼び名が変わる!?

すじこは、魚の種類によって違う名前で呼ぶこともあります。

  • 鮭子(サケコ)…白鮭のすじこ。ハラコと呼ばれることもある。
  • 銀子(ギンコ)…銀鮭のすじこ。
  • 紅子(ベニコ)…紅鮭のすじこ。
  • 鱒子(マスコ)…マス(樺太鱒、サクラマス、ニジマス、イワナ、ブラウントラウトなど)のすじこの総称。

 

なんか、大正〜昭和のおばあちゃん世代にいそうな名前だねッ(笑)あえて今、21世紀にこんな感じの名前をつけるのもアリな気がするけど!

 

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大きさの違いも味の違いもチョットあるよ!

すじこ

イクラもスジコも似たような色と形なので、気に留めたことのない人も多いと思いますが…。

よ~く見ると、この2つは大きさが違います。

 

いくらの粒の方が大きくて、すじこの粒の方が小さいです!

 

今度食べる時は見てみてくださいネ。

 

もとの卵は同じなので、

味の根本にあまり違いはありません。

といっても、その後食べる段階までの【作り方】に違いがあるので、私たちが「いくらの味」「すじこの味」と思っているそれぞれの味には違いアリ!

 

すじこの味は、

  • イクラに比べてしょっぱい
  • 塩味が強い
  • 深い味わい

に対してイクラの味は、

  • 色んな調味料で味付けしているコト多し
  • 塩味薄め
  • 魚本来の味を味わいやすい

と言えるでしょう。

 

すじこの味付けは2コあるぞー

塩

すじこの味付けは、大きく分けて2種類!

①『塩漬け』

古くからの製造方法!すじこを塩水で処理後に、さらにもう一度塩漬けするやり方。

②『醤油漬け』

最近はコチラが流行りだそう♪色の付かない醤油で味付けしたもの。

 

ちなみに、塩分が少なめでより旨みがあるものほどお値段もお高いそうですよ…!

値段が安くなるに従って塩分も多くなり、すじこの硬さもやわらかめになんですって。

 

ただし、いくらもすじこも、鮮度が高いほど塩味が薄く旨みがあって美味しいみたい

う~ん、海の近くで、トレトレピチピチを食べてみたい~!!

栄養とカロリーは?

赤いいくら

「いくら」・「すじこ」、

カロリーを比べてみると…

  • いくら(100g)…272 kcal
  • すじこ(100g)…282 kcal

 

まあ、ほぼ同じくらいと言えますネ。

 

いくら・すじこに多く含まれる栄養成分は、

  • カリウム
  • リン
  • ナトリウム
  • カルシウム
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンA
  • たんぱく質
  • コレステロール

などなど。

どちらも卵ですので、ビタミン・ミネラル・たんぱく質ともに豊富に含まれているんですね。

赤い色素は『アスタサンチン』で、抗酸化作用があり健康美容にも嬉しい成分です。

 

ただし!最近なにかと話題の、

コレステロール」と「プリン体

が多く含まれています。

また塩蔵にしたものはナトリウムも多いので、食べ過ぎには注意が必要

 

いくら・すじこの食べ方の違い

美味

すじこはいくらと違って、【若く粒が潰れやすいために塩漬けをすることで潰れる】のを防いでいます。

しかし、いくらは【醤油で漬ける味付け】がスタンダード。

 

ですので、

  • すじこは塩味がメイン
  • いくらはいくら本来の味を楽しめるような調味料での加工がメイン

という味わいの違いがあるわけです。

 

食べ方も、いくらは味の濃淡が決められるので、軍艦巻きに載せて食べたり、丼にしたり。

いっぽうで塩味の強いすじこは、おにぎりの具として重宝されています。

 

まとめ

いや~、今にもいくら丼をかっこんで食べたくなっちゃう、本日の「いくら・すじこ粒知識」いかがでしたでしょうか。

これでもう、いくらとすじこの違いの説明はバッチリですね♪

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