こどもの頃、
「風邪のときはお風呂に入っちゃダメ」と言われて育った人は多いはず。
私もまさしくそのひとりでありイイ大人になった今でも風邪をひくたびに、
- お風呂に入っていいものか
- やめておいた方がいいのか
さて、この「お風呂に入ってはいけない」説は、本当なのか…気になりませんか?
今日は、入浴して良い基準や注意点を調べました!
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「風邪を引いたら風呂はダメ」は昔の日本の話!?
風邪の時の入浴がイイのかダメなのか、
ということは、
実は医学的には検証されていません!
そもそも我々が「風邪のときにお風呂に入るな」と言われて育ったのは、昔の日本の生活環境によるものが大きかったみたい。
そう、昭和のころのお風呂事情って、自宅にお風呂がある家は少なく、多くの家庭が【銭湯に行く入浴スタイル】だったんですよね。
銭湯に行くと、帰り道で湯冷めしてしまいがち。
自宅にお風呂がある家でも、外(庭など)にあることが多かったんですよね。
これでは、風邪っぴきには好ましい状況ではなかった…というワケなのです。
現代ならば、脱衣所も暖かくして浴室との温度差を少なくできますし、
熱すぎない温度のお風呂にサッと入浴することは良い、という考え方のほうが主流になってきているみたいですね。
ヨーロッパなどでは逆に、
「風邪なんて熱~い風呂に入って汗をかけばスグ治る!」と言われて育った人のほうが多いぐらいなんですよ。
風邪をひいた時の正しいお風呂の入り方
風邪をひいたときでも、この3つを守ればお風呂に入ってOKです!
- 温度は41度が最適温・入浴時間は20〜30分程度
- 体を冷やさないよう芯から体を温める
- 体力を消耗させないようあまり熱いお風呂に長時間入らない
ぬるめのお風呂にゆっくり入るのが、風邪を悪化させない正しいお風呂の入り方ですネ♪
引き始めに入浴は効果的!3つのメリットって?
風邪の引き始め・微熱の時などは、お風呂に入るとメリットがたくさん。
人間の身体は体温が37度台のときに最も免疫力が高くなります。
お風呂に入ってその体温をキープすることは、風邪の引き始めにとても効果的なんです。
効果その①
身体が温まることで血行が良くなり、新陳代謝が高まるので風邪が治りやすくなる
効果その②
体をサッパリ清潔にすることで、気分的に気持ちよく眠れ、菌への抵抗も増す
効果その③
喉や鼻の粘膜が蒸気で潤され、風邪の悪化を防ぐ
風邪の引き始めこそ、しっかりお風呂に入るのがベストってコト!
湯冷めしないようにしっかり身体を拭いて、布団へサっと入りましょう。
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※3ヶ条※こんな人は避けた方がいい!
た だ し
体温を上げれば免疫力があがると言っても、あまりにも風邪の症状が重い時には、お風呂によって悪化することもありえます。
な の で
- 熱が38度以上ある
- 全身の倦怠感や悪寒がひどい
- 嘔吐や下痢の症状がある
このような症状があるときは、お風呂に入るのはやめておきましょう。
お風呂よりも温かい飲み物などで体を温め、ゆっくり寝て、体力回復をまつべしです。
詳しくはコチラの記事を参考に♪
熱風邪にコミット!熱を下げる8つの食べ物&飲み物と3大悪例!
湯船とシャワーはどっちが正解?
「湯船に浸かるほうがイイ?」
「シャワーだけにしておいたほうがイイ?」というのも、毎度毎度カゼのたびに悩むポイントですね。
これについては、明確にどちらの方がベターという医学的根拠はないんです。
【体の冷えを防ぐ】という意味では、湯船に浸かって体を温めたほうがいいですね。
【入浴による体力消耗を防ぐ】という意味では、シャワーの方がいいかもしれません。
体力の状態や、冬場か夏場かなどで、自分の体調と相談して決めるのが良さそうです。
半身浴はNG?えっ、水風呂もアリ…?
「し~っかり・ゆっくり温まりたいから、“半身浴”しようかな〜」
コレ、!風邪の時はNG!
お風呂場が寒い冬などはとくに、半身浴は体を冷やしてしまいます。
41度前後のお湯にゆっくり肩まで浸かって、体を芯から温めましょう。
余談ですが、ドイツなどでは風邪をひいたらお医者さんが「水風呂に入って風邪を治すように」と言うそうです…!
日本ならば、アイスノンなどで熱をさげるところを、水風呂に入る事で体の熱を下げて治す、という考え方なんですね。
しかし、コレは日本人の体質にあっているかどうかは少々ギモン…。
チャレンジャーな方、ぜひ体験談を教えてください!(笑)
お風呂上がりのアフターケアを万全に
風邪でお風呂に入るのはOKとわかったところで、注意点も覚えておきましょう♪
入浴後は「冷えないように」ケア!
入浴後、体が冷えてしまうと、かえって熱が上がることがあります。
- 髪をすぐにドライヤーで乾かす
- 暖かい格好をして体を冷やさないようにする
などに気をつけて。
「水分補給」で体内ケア!
風邪のときはよく汗をかくので、脱水症状になりやすい状態なんです。
入浴前と入浴後には十分に水分補給するように心がけて。
水やお茶よりも、ナトリウムなどの電解質が含まれたスポーツドリンクがオススメです。
まとめ
- 「風邪を引いたら風呂はダメ」は、家にお風呂がなかった昔の話。
- 41度程度のぬるめのお風呂にゆっくり入るのがベストな入浴法。
- 風邪のひきはじめには、免疫力をあげるためにもお風呂は有効。
- 風邪の症状が重い時は悪化することもありえるので注意。
- 湯船かシャワーかは、気温や体調と相談して。
- 風邪のときの半身浴は冷えやすいのでNG!
- お風呂上がりのアフターケアをしっかりと。
いや~安心しました!これからは、風邪のときでも心置きなくお風呂に入れそうです♪
「ぬるめの温度で、ゆっくりと!」を守って、風邪をサッパリ撃退したいですね。
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