七福神というとあなたは何を思い出しますか?
アイドル好きにとっては乃木坂46の七福神(AKB48の神7的なものらしいです)
ラーメン屋でも七福神という有名なラーメン屋があります。
きりがないくらい七福神というのは様々なところに使われています。
それだけにとてもありがたい縁起の良いもの
ということがお分かりになるのではないでしょうか。
しかし意外にも七福神の由来、七人全員の名前やご利益を知っている人をいうのは少ないのではないでしょうか?
そこで今回は七福神の全てを暴露していきますのでお楽しみに♪
スポンサーリンク
七人の名前と英語のスペル
七福神は英語で、
といいます。
一般的に七福神は
- 恵比寿天(えびすてん)God of Development /ゴッド・オブ・ディベロプメント
- 大黒天(だいこくてん) God of Wealth /ゴッド・オブ・ウェルス
- 毘沙門天(びしゃもんてん)God of Success /ゴッド・オブ・サクセス
- 弁財天(べんざいてん) God of Beauty /ゴッド・オブ・ビューティー
- 布袋尊(ほていそん) God of Cleverness /ゴッド・オブ・クレバメント
- 福禄寿(ふくろくじゅ) God of Happiness /ゴッド・オブ・ハピネス
- 寿老人(じゅろうじん) God of Hearlth /ゴッド・オブ・ヘルス
の七つの神の総称です。
個人的の意見ですが〜七福神というと、
フジカラーの写るんですのお正月CMを思いだしてしまうんです(笑)
観月ありさが弁天に扮して出演していたアレです!
きっとピンときたのは私だけではないはずです。
七福神の意味と由来
室町時代「竹林七賢人」の絵に見立て、
その当時の人は人の福の神を集め七福神としたのが由来。
江戸時代にほぼ今の顔ぶれになり
浮世絵でも宝船に乗った七福神が描かれるようになりました。
宝船にと描かれるようになったのは後世の事で、
元はもっと素朴なもので、
悪夢を乗せて流すという「夢違え」または「夢祓え」の船が原形だといいます。
「七難即滅、七福即生」の説に基づくように、七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、
七つの幸福が授かると言われています。
七福神の信仰は当時の庶民性に合致して
民間信仰の最も完全な形となって育てられてきました。
人間の七福を七神に求めて、
- 恵比寿〜 清廉・正直(日本の神)
- 大黒天〜 有福 (インドの神)
- 毘沙門天〜威光 〃
- 弁財天〜 愛敬 〃
- 布袋尊〜 大量 (中国の神)
- 福禄寿〜 人望 〃
- 寿老人〜 長寿 〃
を求めたのであります。
七福神というのは日本の神様だけかと思いましたが、インドや中国などの神様もいるとは初めて知りました。(汗)
七人のそれぞれの特徴とご利益
<恵比寿>
恵比寿は日本の神様で、
イザナギ、イザナミの神の間に生まれた子供です。
大国主命(おおくにのぬし)の御子と言われ漁業・商業・農業の神様です。
ご利益はこちら
- 商売繁盛(しょうばいはんじょう)
- 除災招福(じょさいしょうふく)
- 五穀豊穣(ごこくほうじょう)
- 大量追福(たいりょうついふく)
風折帽子に狩衣、左脇に大鯛を抱え、右手に釣り竿をもつ姿で立っています。
釣竿には「釣りして網せず」暴利をむさぼらない、清い心を象徴しているといわれています。
智恵を働かせ体に汗を流して働けば
この神が福財を授けるという信仰の神様です。
<大黒天>
仏教の天武に属する大黒点は、
インドのシヴァ神と日本の大国主(おおくにのぬし)と呼ばれています。
インドの神様で仏教の守護神ですが、
日本では有福・福徳の守り神として有名です。
頭に頭巾、体に狩衣をまとい、左肩に袋、右手に福槌、米俵の上に立ち、
肥満と福耳といわれる大きな耳が特徴です。
ご利益はこちら
- 商売繁盛(しょうばいはんじょう)
- 出世開運(しゅっせかいうん)
- 五穀豊穣(ごこくほうじょう)
- 子孫愛育(しそんあいいく)
大黒さまの頭につけた頭巾は「上を見ない」という謙虚さを。
二つの米俵は「二表で満足をする」という
欲を張らない清廉な心を示しているといいます。
また、打ち出の小槌(こづち)の「槌」は「土」
すなわち米をはじめとした、
様々なものを生み出す「大地」を意味するのだと言われています。
スポンサーリンク
<毘沙門天>
毘沙門天は仏教四天王の一仏で
智恵と勇気の守り神で元々は古代インドの神話の神です。
インドの財宝福徳を司り、
ヒマラヤの北方の山中に住んでインドの北を守る善神とされています。
ご利益はこちら
- 武道成就(ぶどうじょうじゅ)
- 降魔厄除(こうまやくじょ)
- 家内安全(かないあんぜん)
- 夫婦和合(ふうふわごう)
毘沙門天は七福神の中で一人だけ
甲冑(かっちゅう)を身につけ、右手に槍と左手に宝塔を持っています。
戦いの神で、悪霊を退散させ財宝をさずけるといわれ鎮護国家の神と信仰され福を与える神様です。
さらに毘沙門天を信仰すると十種の福を得るとされ、
その中には無尽の福・長命の福・勝軍の福・愛敬の福などがあります。
仏教に取り入れられてからは、
善根を積む人々に福を授け、仏法を守護する四天王の一人として北方防備の任を担い
四天王中、最強の力を誇るとされました。
<弁財天>
七福神の中で唯一の女神です。
古代インドの神でサラスパテーという河のさざ並みの音を神格化し、
インド神話では「ラスヴァディー神」
と呼ばれ、蛇を従え、財や富をもたらす女神とされています。
ご利益はこちら
- 学徳成就(がくとくじょうじゅ)
- 諸芸上達(しょげいじょうたつ)
- 福徳施与(ふくとくせよ)
- 恋愛成就(れんあいじょうじゅ)
水の神様と呼ばれているため、海辺や湖辺に祀られていることが多い。
鎌倉の宇賀福神社に祀られる弁才天は
「銭洗い弁天」として有名で、
巳の日に境内の清水で硬貨を洗うと、福銭となり倍になって戻ってくると云われています。
<布袋尊>
布袋尊は、七福神の中で唯一中国(唐の時代)に実在した禅僧です。
吉凶や天候などを占ったことから、
仏教の弥勒菩薩(みろくぼさつ)の化身とも言われています。
ご利益はこちら
- 不良長寿(ふりょうちょうじゅ)
- 無病息災(むびょうそくさい)
- 夫婦円満(ふうふえんまん)
- 千客万来(せんきゃくばんらい)
額が広く、小太りな体型で背が低くいつも半裸。
杖と大きな布の袋を携え、
袋の中に身の周りの持ち物を入れて放浪生活を送っていました。
食べ物を施されると、
少しだけ食べては残りを袋の中にしまっておいたらしいです。
ホームレスだよ〜それ(笑)
前田慶次も認める「傾奇者」で、ござ候!
悠悠自適「泣いて暮らすも一生〜笑って暮らすも一生♪同じ暮らすなら笑って暮らせ!」
といった、楽天的な生き方が、
人々に受け入れられたのではないかと考えられます。
<福禄寿>
福禄寿は中国・道教の長寿神で、
南極星の化身だと言われた千歳を超える仙人でもあり、幸福・人徳・長寿の神様です。
しかし福禄寿という呼び名は人名ではないらしいです。
ご利益はこちら
- 延命長寿(えんめいちょうじゅ)
- 立見出世(りっしんしゅっせ)
- 財運福徳(ざいうんふくとく)
- 招徳人望(しょうとくじんぼう)
福禄寿は頭が縦に長く左手に宝珠、右手に巻物をくくりつけた杖を持ち、豊かな白髭をたくわえた、背の低い老人の姿をしています。
福禄寿は、道教で理想とされる
「福=幸福」・「禄=身分」・「寿=寿命」
(幸運と子孫に恵まれること・金銭に恵まれること・長生きすること)
のことだ、といわれています。
こうした三つの得を具備するところから、
大変な人徳をもった神さまであるとも言われ、また寿老人の鹿に対して、亀や鶴をなつかせていたといわれています。
<寿老人>
白ひげの寿老人は、中国の聖人学者といわれた
老子が天に昇って南極老人星になったという道教の思想から発想された神で健康・福徳・長寿の神様です。
ご利益はこちら
- 幸福長寿(こうふくちょうじゅ)
- 家庭円満(かていえんまん)
- 延命長寿(えんめいちょうじゅ)
- 福徳知恵(ふくとくちえ)
竜骨座という星座の中に
「カノープス」と呼ばれる極めて明るい星があります。
中国ではかつて、この星は「寿星」または「南極老人星」と呼ばれており、
寿老人はこの星を人格化したものです。
仙人の姿で1500才の超長寿を全うしたといわれ、背は低く長いひげ、長寿を象徴する従者の玄鹿(牡鹿)を伴い、巻物をくくりつけた杖を持っています。
鹿をしたがえた姿で描かれることがありますが、
これは「鹿」と「禄」が同音であるところから「福禄の神さま」であることを表したのだと考えられています。
八福神になるケースがある?
漢字の「八」は末広がりとされ、
日本では幸運とされている、というのは聞いたことありませんか。
八福神となるのは、
お多福、吉祥天、達磨、宇賀神です。
地域ごとに加えられる人が違うということが特徴です。
それでは4人の詳細を見ていきましょう!
<お多福(お亀・阿亀)>
おたふくソースやお多福飴のお多福です。
京都の「清水八福神」や横浜市鶴見区に「鶴見八福神」ではお多福を加えて八福神としています。
丸顔で鼻が低く、頬が丸く豊かに張りだした女性で福が多いということから縁起が良いとされています。
加えて厄災の魔よけとされています。
<吉祥天(きっしょうてん)>
千葉県八千代市「八余八福神」、東京都八王子「八王子七福神」、埼玉県久喜市栗橋「くりはし八福神」では吉祥天を含め八福神としています。
インドのラクシュミー女鹿見のことで毘沙門天の妹・妃だといわれています。
幸福、美、富などの神とされています。
<達磨(だるま)>
横浜市瀬谷区「瀬谷八福神」愛知県豊橋の「吉田七福神」では達磨を加えて八福神とされています。
中国禅宗の開祖とされているインド人仏教僧です。
七転び八起きの縁起物とされ、
赤く塗られていることから魔よけに効果があるとされていました。
一番有名なのが、願い事できたら達磨の片目を塗り達成したらもう一方の目を塗るというものです。
<宇賀神(うがじん)・男弁天>
東京都文京区「小石川七福神」では弁財天が「宇賀神」となっています。
宇賀神は人間の頭で首から下は蛇という神で日本土着の神だといわれています。
財力、商売繁盛の神様です。
最後に
昔ギャンブル雑誌で、「七福神の財布」というものが結構いい値段で掲載されていました。
買った人は大穴馬券が当たったり、パチンコで毎日大連勝したとかしないとか……。
「七福神の財布」は置いとくとしても、ここが勝負どころ!
という時には七福神の力を借りてみるというのいいことなのかもしれませんね。
こちらもオススメ記事!
スポンサーリンク