スーパーでバナナの値段が安かったりするとついつい買っちゃいます(笑)
しかし、時間が経つにつれて黒く変色していきます。
あれ〜黄色い部分がみるみる無くなっていく!
これどの程度までなら食べてOKなの?実が黒いのは?早めに食べた方が栄養的にもイイのかな?と気になってしましました。
あなたも同じような疑問を抱いてませんか?
調べてみた結果、衝撃的な事実にビックリ!
今回はバナナの黒事情をテーマにして、
- 黒い斑点の名前や黒くなる理由
- 黄色いバナナと黒いバナナの栄養と効果の違い
- 食べ頃の見極め方と長持ちする保存方法
こんな流れで進めていこうと思います♪
黒いバナナへの見方が変わる?かもしれません。
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黒い斑点の正体は?黒くなる理由は?
黒い斑点をシュガースポットと言います。
ちなみに腐っているのではなく、バナナが成熟して甘くなったことを示しています。
このシュガースポットは、ウィルスに対する抵抗力も高いと言われています。
バナナも他の植物と同じように収穫後も呼吸をしているんです。
バナナの場合は周囲の環境変化で皮に含まれる不飽和脂肪酸の量が変化しますが、
熱帯性の植物なので冷気にふれると不飽和脂肪酸が増えて自身の細胞を破壊します。
その結果、皮の細胞内の液胞に閉じ込められているドーパミンなどのフェノールアミン類が、
細胞内の別の場所にあるポリフェノール・オキシターゼという酵素によって重合することで、
ポリフェノールになり皮が変色するんですね。
フィリピンで収穫されてる映像で、青いバナナを収穫された物を見たことがありませんか?
あれは先ほどの現象を上手く利用しているからこそ、日本に届く頃にはベストな状態でスーパーなどに並ぶということが理解できたかと思います。
シュガースポットが多い方が栄養が高い?
黄色いバナナと黒くなったバナナに栄養の違いがあることは知ってますか?
程よく熟した黄色いバナナは、
甘くて美味しいだけではなく、B2、B6、ナイアシン(ビタミンB3)を多く含んでいるのです。
じゃあ、黒くなったバナナには栄養がないの?と思いがちですが、
逆です!
シュガースポットには「リン脂質」という果物ではほとんど含まれることのない珍しい物質が含まれているので、
胃の粘膜を保護し胃潰瘍(いかいよう)の抑制効果が期待できるそうです。
ということは、
黒くなるほど栄養価が高くなります!
ビックリしました?
私はこれを知ってからワザと黒くなるまで待ってます(笑)キチガイかな?
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黒いバナナの3大メリット!
“バナナを食べると健康にいい!”“便秘が治る”と言われることが多々ありますが、
黒くなったバナナにはどんなメリットがあると思いますか?
期待してみていきましょう♪
便秘改善&美肌効果〜体の内側からキレイに〜
バナナには豊富なカリウムが含まれているので、むくみを減少させる効果があります。
そして食物繊維のおかげで便秘の改善に効果があります。
その他にも様々なビタミンが含まれています。
カロテンはビタミンAに変わり皮膚を健康に、
そしてビタミンB群も美肌効果を高めてくれると言われています。
また、腸内環境が整うことで、
身体の中の老廃物が出されるので身体の中からキレイになることができますよ。
心臓病予防に効果的!
バナナに含まれるカリウムは成人病の予防や症状の緩和に効果を発揮すると考えられており、
ナトリウムは細胞外液の中にあります。
ナトリウムも体に必要な栄養ですが、
余分なナトリウムを尿や汗として排泄する栄養素がカリウムです。
カリウムが余分なナトリウムを排出すると血圧が下がる為、心臓病の予防に適した食べ物ということです。
ガン予防にも期待できる?
バナナが熟していく過程で、抗酸化物質もどんどん増えていき、
さらにTNFと呼ばれる腫瘍壊死因子(しゅようえしいんし)がつくられます。
難しいワードで分かりづらいですね。
これは簡単にいうと、
ガン細胞や異常な細胞を壊す物質です。
この結果からわかるように、
バナナが熟していくほど体にいい食べ物になっていくんですよ!
実が黒いのはOK?危険のサインはこれ!
「いつの間にか、この前買ったバナナが真っ黒に…。」という経験ありますよね?
バナナの賞味期限を調べるまで真っ黒になったバナナを捨ててしまっていました(後悔)
皮が黒くなりすぎたバナナも食べれますよ。
実が黒くなった部分も特に問題ないです。
苦手な方は無理せずに、その部分だけ取り除いて食べて下さいね。
しかし、どんな状態でも食べていいワケではないです!
危険のサインの判断基準は、
- なんか異臭がただよう
- 皮がむけないくらいドロドロ
- 変な汁が出てくる
こんな状態になったら諦めてポイしましょう。
それはわかりますよね(笑)
黒くなり過ぎても食べられる状態であれば、
つぶしてバナナケーキにしたり、ミキサーにバナナと牛乳と(お好みで砂糖)を入れて混ぜると手軽にバナナジュースができるのでお勧めです。
バナナを黒くさせない方法と保存方法
バナナの保存温度は、15℃と言われており、
25℃以上になると傷みやすく、13℃以下になると成熟が止まってしまいます。
その為バナナを購入したら、袋から取り出し房の根元をしっかりと包み、常温保存してください。
もしくは1本ごとラップで包むと保存期間が3~5日長くなります。
またはバナナハンガーなどで吊るしておくと、さらに保存期間は長くなりますよ!
まとめ
- 黒い斑点はシュガースポットという。
- シュガースポットができる前→B2、B6、ナイアシン(ビタミンB3)を多く含んでいるので肌にとても良い。
- シュガースポットができた後→胃の粘膜を保護し胃潰瘍の抑制効果が期待できる。
- バナナは美容効果、心臓病抑制、抗がん効果がある食べ物。
- バナナを1本ずつラップで包むか、バナナハンガーに吊るすと傷みにくい。
- バナナが真っ黒になってしまっても異臭がしたり、変な汁が出てきたり、カビが生えていなければ食べられる。
これを読めば、“あっ、黒くなる前にあわててバナナを食べなきゃ!”
とか、“食べる前にバナナが真っ黒になってしまったから捨てなくちゃ。。。”
と思って、本当は食べる事ができたかもしれない黒いバナナを捨てなくてよくなりますね。
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