3つのおにぎり

おにぎり」という言葉も「おむすび」という言葉も、日本の人々は日常の会話のなかでたくさん使っていますね。

 

でも、いざその言葉の違いを聞かれると、

答えることの出来る人はなかなかいないのではないでしょうか?

 

人に聞くことでもないし、でも気になる・・・

大好きな食べ物のことなので知っておきたい!

 

そんなあなたのために、

おにぎり&おむすびについて色々調べてみました♪

 

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おにぎりとおむすびの決定的な違いとは?

おにぎりとおむすびの違いについて形に関する話を見つけました。

確かに三角だったり丸かったり、いろいろな形がありますよね。

これについて参考にしたのは「日本おにぎり協会」が紹介している話です。

 

簡単に説明しますと、

  • おむすび→山型・三角のものに限定
  • おにぎり→形に決まりはない

 

という考えです。

 

おむすびは「昔の人が神の力を授かるために、神の形の象徴である“山型”に米をかたどった」

という歴史に由来しているんですよ。

 

一方でおにぎりは、

「米をにぎって作られたものを指し、形に決まりはない」とされています。

そのため、丸だったり四角だったりの形をしているものは、おにぎりということになります。

 

その話を聞くと、おにぎりよりもおむすびの方が神聖な食べ物のような気がしてきますね。

 

関西や九州にある「俵型」と「天むす」

俵型のおにぎり

俵型のおにぎりを見たことはありますか?

関西から九州あたりの人なら、なじみのある形のようですね。

逆にそれ以外に住む人にとっては、あまりピンと来ないかもしれません。

 

俵型のメリットは、

ズバリ「お弁当箱にフィットする」という点でしょう。

 

丸や三角だと、うまく入れないとお弁当箱に空きが出来てしまうんですよね。

俵型であれば特にコツを要することなく、

お弁当にしっくりとおさまってくれるんですよ。

 

そのほか、名古屋の名物とされる

天むすにぎり」が最近ほかの地域でも見かけることが多くなりました。

 

今ほどメジャーになる前まではそれを見て、

「おにぎりに天ぷら?!」と、驚いた人が多かったはずです。

 

おにぎりと天ぷらを組み合わせるという発想に驚きつつ、

食べてみたら予想以上のおいしさにもビックリさせられたことでしょう。

 

“おにぎり”を売っているコンビニと、“おむすび”を売っているコンビニ

コンビニ

最近はどこのコンビニに入ってもおにぎりやおむすびを見かけますよね。

実はコンビニによって呼び方が違うんです!

調べた結果だと、

  • ローソン→おにぎり
  • セブンイレブン→おむすび

と表現しています。

 

お店ごとに表現の仕方にこだわりをもって呼び方を決めたのかもしれませんね。

おにぎりとおむすび、どちらの方がおいしそうに聞こえるか・・・。

考えてみたものの、甲乙付けがたい、なんともきわどいところです。

 

ちなみに『おむすびころりん』という有名な童話がありますね。

それを思い出して、「もしかして“おむすび”は古い言い方で、“おにぎり”が新しい言い方なのかな?」と考えたのですが、

別にそういうわけではないようです。

 

地域ごとに呼び方が違うのかとも考えましたが、それでもありませんでした。

 

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具材と海苔に関する豆知識

おにぎりと具材

おにぎりの具材で何が一番好き?」という会話

きっとほとんどの人が誰かと交わしたことがありますよね。

 

その答えとして多いのは「鮭!」とか「おかか!」などではないでしょうか。

ちなみに私は梅干しが一番好きです!

 

酸っぱいもの、特に梅干しは防腐作用があるので、

おにぎりを持ち歩く時には是非そのはたらきを利用したいですね。

 

そのほか鮭やおかかなど、

おにぎりの具材となるものの多くは「味が濃い」という特徴があります。

これらのように味の濃いものにも防腐作用があるそうですよ。

 

せっかく早起きをしてお弁当・おにぎりを作っても、それを食べてお腹を壊してしまうようでは悲しいです。

具には、そんな結果にならないようにするはたらきがあるのですね。

 

人によって、具材は少なめが良いとか、

大きめが良いというような好みも分かれるのではないでしょうか。

 

防腐作用のことを知ると、

持ち歩き時間が長い時には大きめの具材にしておいた方が良さそうな気がしてきます。

さらに、海苔については地方によって違いがあることが分かりました!

 

大まかではありますが、

  • 関東→焼き海苔
  • 関西→味つけ海苔

を使用する傾向があるそうです。

 

確かに、関西の方が濃い味を好むイメージがあります。

違う海苔を使ったおにぎりの味比べをしてみるのも面白そうですね。

 

海を超え世界で認められたおにぎり!

日本と海外

海外旅行をしていたら、

ふと日本のコンビニを見つけて驚いたことはないでしょうか。

 

セブンイレブンやファミリーマートなど、

海外でも日本のコンビニが店舗を増えているんですよ。

 

それが「おにぎり」の存在を海外の人々が知るきっかけになったそうです。

 

アメリカなどではおにぎりのことを

ライスボール」という呼び方をしているそうです。

 

でも日本食の人気が高まっていって、

いつかは「おにぎり」や「おむすび」という呼び方でも伝わるようになりそうな予感がします!

 

そのほか、ハワイでは

スパムにぎり」があちこちで販売されています。

 

日本のコンビニでも見かけたことのある人もいるのではないでしょうか。

ハムやソーセージに似たお肉を海苔で巻き付けたような形の食べ物です。

 

それと比べると日本のおにぎりは、

ツナ、おかか、たらこなど、魚介が多いことに気付きます。

 

台湾ではおにぎりも含めてさまざまな日本食が人気を集めています。

 

とはいえ台湾の人々が食べているおにぎりはもち米で作られている物が多いので、

日本とは少し食感が違いますね。

 

主に朝食として食べている人が多いそうですよ。

 

<おにぎりをおいしく作るコツ>

おにぎり協会が紹介している動画「おいしいおにぎりの握り方」です。

おにぎり・おむすびはシンプルな食べ物です。

 

でも、作る人によって味がだいぶ違っていますよね。

やっぱり握り方にもコツがあるのだろうと思い、そのことも調べてみました。

 

握り方というよりは、

「どの状態のご飯で作るか」がポイント!

 

最もおいしく作れるのは熱々のご飯で作ったものらしいのです。

 

何故かというと、

炊き立てのご飯には「保水膜」という水分が付いているんですよ。

もくもくと湧き上がる湯気のもとが、おそらくそれですね。

 

その「保水幕」が付いているうちに握ることで、食べる時にふっくらした食感が生まれるのです。

熱々のご飯を握るのは手が少ししんどいかもしれませんが、是非試してみて下さいね!

おにぎり界の超新星「おにぎらず」とは?

おにぎらず

漫画『クッキングパパ』をご存知でしょうか?

そのなかで紹介され、広く話題になった食べ物のひとつに「おにぎらず」があります。

 

「おにぎりじゃなくて、おにぎらず?」と

そのネーミングが気になった人も多いでしょう。

 

ネーミングもそうですが話題になった理由は、

「簡単に作れること」と「見た目の綺麗さ」のあたりにあったみたいですよ。

 

おにぎらずは、おにぎりに似ている食べ物ですがサンドイッチのように平べったい形で食べやすいことが魅力です。

 

見た目が綺麗なのは、

具材が見えるようにカットしてあるからです。

 

おにぎりだけど握らない!

ということで「おにぎらず」という名前が付いたわけです。

 

作り方は簡単、

  1. 大き目の海苔にご飯と具材を乗せる
  2. 座布団のような形を作って折りたたむ
  3. 食べやすいサイズにカットする

 

これだけなのです。

 

具材や作り方は動画を参考にしてみて下さい。

サーモンや卵焼き、唐揚げなども具材に使う人も多いようです。

作ったことの無い方は是非おためしあれ!

 

最後に

おにぎり・おむすびが最初に作られたのは平安時代の頃。

もともとは蒸したもち米をにぎって作られていました。

それがやがて鎌倉時代になるとうるち米が使われるようになったんですよ。

 

思っていた以上に長い歴史があることを知って驚きました。

大昔の人もきっと現代と同じように「おいしいな~」と言って食べていたのだろうと思います。

 

おにぎりとおむすびについて調べていたら、どんどん食べたくなってきました!

ここはこだわって炊き立てご飯で作ってみようかな。

ちゃんと食べる数を決めておかないと、なんとなく食べ過ぎてしまう予感がします(汗)

 

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