口内炎といえば、クチビルの裏とか、ホッペタの内側にできるモノ…と思ってる人が多いのではないでしょうか。
しかし!
実際は、口内炎というのは口の中であればどこにでもできるもの。
【舌に口内炎ができる】というのも、けして珍しくないんですよ。
さらに、舌にできる何か…というと、
「舌癌」(ぜつがん)なんていうのもあるし、コワイですよね。
そんな今日は、
- 口内炎が舌にできたらどうしたらイイの?
- 「舌の先や裏・ひだ」にできた口内炎って大丈夫?原因は何なの?
- 痛い舌の口内炎の素早い治し方は?
などのクエスチョンに、ズームイン!調べてまとめてみましたよ。
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舌にできる口内炎の原因は…?
舌の先・裏・ひだ、にできた口内炎…
「これって、よくある口の中にできる口内炎とは違うモノ?」と、思う人もいるかもしれませんね。
いいえ!
舌にできた口内炎も唇の裏や頬の内側にできる口内炎も、原因は同じです。
基本的な原因は、
- 口の中の細菌が増えている
- 口の粘膜が弱っている
- 口の粘膜に傷がついている
などが考えられます。
口内の粘膜が弱る原因としては、普段の生活習慣が考えられます。
- 乱れた食生活
- ストレス
- 疲れや寝不足
- 胃腸の不調
などが続くと、口の粘膜が弱って口内炎になりやすい原因になってしまいます。
その他にガリっと噛んで舌を傷つけてしまった!なども、舌の口内炎の原因になりえますよ。
↑私もよくやります(泣)あれ嫌いッ!
ムカついたので、この現象について調べて記事にしましたです♪気なる方は是非〜
舌にできる口内炎の特徴は…「痛み」!
舌にできる口内炎の特徴は、
他の口内炎と比べて痛みがツライ…ということでしょうか。
よくある唇の裏の口内炎などだと、
基本的に「食べるときが痛い(涙)」ですよね。
いっぽうで舌、とくに舌の裏だと!食事はモチロンですが、それプラス、
- 「普通に話すだけでも痛い!」
- 「唾を飲み込むだけでも痛い!」
という状況になる人が多い様子。
う~ん、これは本当にツラいです。
そんなアナタに口内炎に効く食べ物&飲み物についてまとめた記事をご紹介。
気になる「舌癌」!口内炎との見分け方4つ
口内炎と舌癌の見分け方は、以下の4つ。
1〜2週間以上治らない〜
口内炎はほとんどが1~2週間ほどで治ることが多いです。
それに対して、
舌癌は自然に治ることがありません。
2週間以上治らない場合は、歯医者や口腔外科で確認をしましょう。
2〜口内炎より痛みが軽い〜
舌の口内炎は話したり、食事をしたりするだけでかなりの激痛!
それに比べて、
舌癌は「痛みはあるけど口内炎よりマシかな」ぐらいであることが特徴です。
3〜口内炎は「境界がわかりやすい」。舌癌は「境界がわかりにくい」。〜
舌の口内炎は、【口内炎と健康な組織との境目がわかりやすい】です。
それに対して、
舌癌は【癌と健康な組織との境目がわかりにくい】ので、見た目をよく観察して。
口内炎の形は円形や楕円形が多いですが、舌癌は形が一定ではありません。
4〜口内炎は赤い縁取りがある。舌癌は触ると硬い〜
舌の口内炎は、真ん中が白く、周りが赤く縁取られてるように見えます。
舌癌は赤い縁取りがなく触るとコリコリと硬く感じます。
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さらにチェック!舌癌の特徴は?
- 舌癌は50〜60代の人に多く、男性が女性の2倍多い
- 舌癌は舌の横の縁と舌の裏側にできやすい
- 飲酒、喫煙、入れ歯や歯の刺激などが、舌癌の原因になりやすい
こういった項目に当てはまるかも、ぜひチェックしてみてくださいね。
「治ったのに、また!?」頻繁に発生する原因は?
だいたいは2週間ほどで治る口内炎。
しかし、原因不明のまま繰り返すモノもあり、これを『再発性アフタ』と言います。
治っても治ってもすぐできるんだけど…という人は、ちょっと要注意です。
詳しい原因は特定されていないのですが、理由は下記のようなものたちが考えられます。
同じ場所、よく噛んでいませんか?
口の中を噛んでしまったり、硬い食べ物で傷つけたりした場所は、口内炎になりやすいです。
歯並びや歯のとがり方によっては、同じ場所を傷つけがちなので要注意!
ストレスが溜まっていませんか?
精神的なストレスや睡眠不足なども口内炎に影響すると言われます。
女性は、生理や閉経前後のホルモンバランスの乱れもかかわってきます。
食事に偏りはありませんか?
食べ物の偏りも関連性があるとされています。
亜鉛が不足していると、口内炎になりやすいそうです。
たかが口内炎だし…と放っておくのは危険。
先述したように、舌癌などが隠れているかもしれません。あまりに治らないときは、一度専門の医師に相談を。
黒い点ができた!消えた!コレの原因は?
「舌に、黒い点!何コレ?」
口の中に黒い点なんて、見た目だけで結構おどろきますよね。
しかしコレ、
心配の要らないケースがほとんど。だいたいは、以下のような症状です。
<口内炎>
口内炎と言えば白っぽいもの・赤くなるもの…が多いのですが、実は黒い点になることもあるんです。
<血豆(血腫)>
何かの拍子に舌を噛んだり、歯が当たったりすると、血豆(血腫)ができます。
黒か黒紫色の斑点です。
数日でカサブタ状になってポロリと落ちたり、自然に消えます。
汎血球減少症・血小板減少性紫斑病など、
血小板の少なくなる病気にかかっている人は出血しやすいので、血豆(血腫)が頻繁にハデにできることが多いです。
<生理的メラニン色素斑>
生理的メラニン色素斑は、
高齢者の口内の粘膜や舌にできます。
体内に蓄積したメラニン色素が、口内に点や斑状の色素沈着となって現れる症状で、痛みなどはありません。
高齢者によくある生理的な症状で、病気ではないのでご安心を。治療もいりません。
<瘀血(おけつ)>
瘀血とは、血行や血流の悪い状態。
舌には血管が多く集まっています。血行が悪くなると、舌に黒紫色や黒色の斑点ができることがあるんです。
女性に多く、生理痛・便秘・肩こり・冷え性などが深く関係しています。
血行・血流が良くなれば、黒い斑点も改善されます。
<ほくろ・シミ・あざ>
舌にも、身体の皮膚と同じように「ほくろ・シミ・あざ」ができるんです。
皮膚と同じで、「いつのまにか、こんな所にホクロができてる!」ということが、舌にもありえます。
黒い点に変化がなく、体調が乱れたりしなければ問題ありません。
穴が空いた!コレも口内炎?
【穴が空いた状態の口内炎】というものもあります。
その正体とは…
『アフタ性口内炎』
アフタ性口内炎…いわゆる一般的な口内炎。
コレがひどくなると、
- 「びらん」と呼ばれるただれになる
- 白い膜が覆って盛り上がる
- エグれたような穴や水疱ができる
ことがあります。
アフタ性口内炎で穴が空くとなると、
かなり悪化した状態といえます。
数ミリくらいでも、話すのもツライほど痛いハズです。
『壊死性潰瘍性口内炎』
壊死性潰瘍性口内炎とは、歯茎や口の粘膜が壊死したり、潰瘍を伴ったりする口内炎のこと。
発症の原因は細菌感染と考えられています。
痛みはもちろん、
- 歯茎などの出血
- ヒドくなると喉などにも広がる
- 口臭がある
などの症状が特徴的です。
この口内炎の症状にも、【穴が空く】が挙げられます。
ひどい場合は生命の危険性も出てくるので、出血や痛みがあれば、必ず病院を受診しましょう。
『内歯瘻』(ないしろう)
「フィステル」とか「瘻孔(ろうこう)」などとも呼ばれます。
コレは、口内炎ではありません!
歯の周囲にたまった膿が歯茎の中から出てくるときにできる穴なんですヨ。
痛みはないのですが、「口の中に何かできた…」ということから、口内炎と間違えられやすいですね。
早く治したい!&痛みをスグ抑えたい時の3対策!
とにかく早く完治させたい口内炎。
舌にできているものも、基本的には、口の中の口内炎と同じです。
1〜うがいをシッカリ!〜
抗菌性の効果のある洗口液でうがいをしましょう!
口の中を清潔にするのが完治への一番の近道。
2〜休養をとる〜
ストレスや疲労、寝不足は口内炎の敵。とにかく休養を心がけて、免疫力を高めて。
3〜ビタミン類をバランス良く取る〜
口内炎にはビタミンB類がよく効きますが、口の健康を保つにはビタミンAやCも大切。
バランス良い栄養摂取を。
これらは口内炎ができたときの対策であるだけでなく、普段から心がけることで、
口内炎をできにくくする生活習慣でもあります!
「よく口内炎ができるんだよね~」という人は、日頃からしっかり行っていきましょう。
唇や頬っぺたにできた時の治し方でこんな方法もありますよ。チャレンジャー気質の方はどうぞ♪
どうしても痛みを止めたい時は…
歯科医院を受診して、治療してもらうのもひとつの手ですね。
<軟膏などの薬をもらう>
口内炎用の軟膏を処方してもらえば、炎症を抑えて口内炎の痛みなどが改善されます。
他にも、粘膜に貼り付ける錠剤やパッチを処方してくれる所もありますよ。
<レーザー照射>
自費治療になりますが、口内炎の部分にレーザー照射をしてもらうこともできます。
素早い痛みの改善、殺菌効果があって、即効性はバツグン!
まとめ
食事をするにも会話をするにも、重要な役割を果たしてくれる舌。
口内炎はどこにできても痛くてツライですが、舌の口内炎はある意味、一番曲者かも(涙)。
- なかなか治らない…
- 繰り返し同じ場所にできる…
なんて時は1度病院で診てもらって下さいね。
ただの口内炎ではなく、別の病気が隠れていたら、大変です!
大量発生した時は参考に。
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