仕事をしていれば誰にも必ず訪れる、
【謝罪しなければいけない状況】
さてそんな時、どのような言葉で謝るのが正しいでしょうか。
我々が普段よく使っているのは、
「す・み・ま・せ・ん」という言葉。
…実はこの「すみません」、
ビジネス上においては、あまり良くないってコト、ご存知でしたか?
今日は上司に謝罪する時の、
を一緒にみていきましょ!
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「すみません」と「申し訳ありません」の違い!上司に適切なのは?
「すみません」というのは、
「すまない」の丁寧語。
相手に謝罪や感謝、依頼をする際に使います。
ただしこれ、丁寧語ではありますが、
ビジネス上で謝罪するときには、もっと「丁寧な言葉」を使うのが好ましいのです。
ビジネスでの謝罪にズバリ適しているのは、
- 「申し訳ございません」
- 「申し訳ありません」
この2つです。
「申し訳ございません・ありません」は、「すみません」の敬語なんです。
ビジネス上においては、上司や目上の方には敬語を使うべきというコト!※「申し訳ない」は敬語ではありません!ご注意を※
上司への「すみません」と「申し訳ありません」の使い方とは?
つい咄嗟に「すみません」と言ってしまいがちな我々。
しかし、すみませんという言葉は、
なんです。
レストランで店員に呼びかける際に、
「すみませーん!注文お願いします」なんて言いますよね。
「すみません、駅はどっちですか?」
と問いかけにつかったり、
「教えてくれて助かりました、すみませんでした!」なんていうふうに、感謝するときに使用したりしますね。
「すみません」は気楽に使える言葉なので、
ビジネス上での謝罪としては、心から詫びている印象は持たないですね…。
では、ビジネスシーンで「申し訳ありません」「申し訳ございません」を使ってみましょう。
- 「申し訳ございません。ただ今〇〇は切らしております。」
- 「この度は、大変申し訳ございませんでした。」
- 「お話し中に申し訳ありません、緊急なのですが…」
こんな感じですね。
やっぱりビジネスではコチラですね!
「申し訳ありません」と「申し訳ございません」の違いと使い方
「申し訳ありません」と「申し訳ございません」の違いは、
です。
「ござる」は「ある」の丁寧語ですので、
「申し訳ございません」の方がより丁寧な表現と言えます。
し、か、し!
ちょっとでも丁寧な方がいいだろうと、なんでもかんでも「申し訳ございません」を多用すればヨシというわけではありません。
何度も「申し訳ございません」と連呼するのもちょっと考え物。
余りにも多用すると、
だんだんと軽い言葉に聞こえるようになってしまったり、逆に「謝ってりゃイイと思ってるだろ!?」なんて思わせてしまうことも。
基本的には…
「申し訳ありません。すぐにお持ちします」
「お役に立てず申し訳ありません」
「お待たせして申し訳ありません」
こんな風に、
“申し訳ありません”を使い、
ここぞという時だけ、
「納期が遅れ、大変申し訳ございません」
「この度はご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」
というように、
“申し訳ございません”を使うのがいいですね。
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上司へ送る”謝罪メール”の注意点
なにかやらかして、上司に謝罪メールを送信しようとしているそこのアナタ!
1つ言っておきますよ。
ミスなどについての上司への謝罪は口頭で伝えるのが原則です!
ただし、数字の報告を含んでいたりする場合は文章の方がわかりやすいのも事実。
そんな時は、
【メールでの報告&謝罪】が必要なケースも。
メールも同時に送った方がいい場合は、
そして、上司への謝罪メールは送って終了ではないことをお忘れなく!
メールを送信後、上司に電話連絡し、「この度は申し訳ありませんでした」と口頭で謝罪するべし。
その後、上司に送ったメールを見てもらいながら、今回のミスの対処策と今後の再発防止策を改めて口頭で述べましょう。
<謝罪メール例文>
~見積書のミスについてのお詫び~
お疲れ様です。山田です。
大変申し訳ありません、先ほどお送りした△△様の見積書に 計算ミスが見つかりましたので取り急ぎお知らせします。
誤りがあったのは、4ページ・□□に関する試算表です。
すべて不適切な計算方法による原価計算に基づいていました。
正しい試算表を作り直し、見積書全文を再校正して本メールに添付しましたので、ご面倒をお掛けしますが新しい添付文書によるプリントアウトをお願いします。
重大かつ初歩的なミスに気付かず見積書をお送りしました事を、 心よりお詫び申し上げます。
お手数をお掛けしますが何卒ご容赦ください。
以上、取り急ぎお知らせとお詫びまで。
山田
謝罪ワード「ごめんなさい」「すみません」「申し訳ありません」の使い分け
「ごめんなさい」は「どうか免じてください」という意味の「御免なさい」からきています。
つまり、相手に“免じてもらう”(許してもらう)ことを求める【要求】という一面が見えてしまうので、あまり申し訳なさが伝わりません。
「すみません」は、
「済まない」を丁寧にしている言葉。
「謝るだけでは済まないことをしました」という意味になります。
つまり相手に求めていない分、
「ごめんなさい」よりも反省の度合いが強いですね。
「申し訳ありません」は、
「言い訳のしようもありません」という、「言葉では表せないほど反省している」という意味。
「すみません」よりも反省度が高くなります。
反省の度合いとしては、
の順で、反省度が強まっていくと覚えておけばOKですね!
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