みなさん、今年の紅葉狩りの計画は立てましたか?
銀杏並木、真っ赤に燃えるな色がついた紅葉、どれもこれも魅力的ですよね。
私は毎年、紅葉狩りの為にどこかに行くことはあまりないのですが、
毎年ふらっとみる銀杏並木を見たりして楽しんでいます。
ところで、“紅葉狩り”は景色を観るのに
なぜ“狩り”というのか気になりませんかね?
変でしょ!どゆこと〜?と疑問をもった方も多いはずです。(たぶん)
私も気なっていたので調べてみました♪
今回はその素朴な疑問を解消するために紅葉狩りの由来を紹介していきますね。
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紅葉狩りとは?
簡単に説明すると、読み方は“もみじがり”
意味は山野に紅葉を訪ねて楽しむことです。
紅葉と書くと、「こうよう」と読みますが、
紅葉狩りと明記した場合は、“こうようがり”とは言いません。
シンプルに謎ですね〜改めて日本語って難しいと思った限りです(汗)
間違って使っている人がいたら、教えてあげましょう!
なぜ景色を観るのに「狩り」なの?
紅葉狩りの“狩り”は、獣を捕まえる意味で使われていましたが、
野鳥や小動物を捕まえる意味に広がり、現在では果物などを採る意味として、
「ぶどう狩り」「さくらんぼ狩り」などに使われるようになりました。
やがて「狩り」は草花を眺めたりする意味にも使われ「紅葉狩り」と言うようになったんです。
紅葉狩りを楽しむようになったのは平安時代。
平安時代の貴族の屋敷には紅葉を楽しむ樹木が植えられていることが少なく、山野へ紅葉を求めて散策に出かけていました。
そして紅葉の季節になると宴(うたげ)を催(もよお)し、自然の美しさを和歌に詠み競う「紅葉合」(もみじあわせ)など雅な遊びが流行したようです。
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『鬼女紅葉』(きじょもみじ)の伝説とは?
まったく聞いたこともない“鬼女紅葉”。
なんか都市伝説で出てきそう名前だな!(汗)やだなぁやだなぁ〜と思いながら、
何の事なのか調べてみると、こんな物語。
平安時代中期に伝説上の“紅葉”という鬼女が、
信濃戸隠山(とがくしやま)に住み、美女にばけて人を襲(おそ)っていました。
それは良くないなぁ!
被害者が後を絶たんということで、武将平維茂(たいらのこれもち)によって退治されました。
この“紅葉”という鬼を退治すという意味から「紅葉狩り」というようになったという伝説です。
現在も長野県長野市の鬼無里(きなさ)および信州戸隠(しんしゅうとがくし)では、
この伝説を継承し、毎年10月第4日曜日に「鬼女紅葉まつり」が開催されているみたいですよ。
「紅葉狩り」を英語で書くと?
“紅葉=red leaf”+“狩り=hunting”?と書くのかな…?
と想像しながら調べてみると、
というそうです。
アメリカ人やイギリス人には“紅葉狩りをする”という感覚がないので、最近まで紅葉狩りを正確に訳すフレーズは無かったのでフォーマルな英語ではないそうです。
ちなみに、紅葉は読み方で表記も変わります。
- 紅葉(もみじ) →Japanese maple(ジャパニーズ・メープル)
- 紅葉(こうよう)→red leaves (レッド・リーブズ)/ yellow leaves(イエロー・リーブズ)
山が赤や黄色に染まっている様子を表すには、
(colourはcolorのイギリス英語のつづり)が適してます。
紅葉がキレイに見える条件は?
紅葉狩りの季節は秋です。
動物が冬に向けて冬支度(ふゆじたく)をするように、紅葉する木々も冬支度をするのです。
木々の冬支度とは、いらなくなった部分を落とす事。
それは「落葉樹」(らくようじゅ)という種がほとんどで、
- カエデ
- シラカバ
- 栗の木
- サクラ
- イチョウ
などがあります。
冬支度を詳しく説明しますと、
気温が下がってくると葉っぱの根元に「離層」(りそう)と呼ばれる特殊な細胞を形成し、
葉っぱから幹に栄養が届かない様にします。
ナゼこのような事をするかというと、
葉に含まれる栄養素を幹に回収して冬を乗り切るためなんです。
葉っぱは光合成で作られた栄養素を幹に送れないのでそのまま栄養が残る事になり、
栄養が残ったままの葉が太陽光を浴びると、
葉っぱに残った栄養が反応して色素を多く生み出すのでキレイな色になるのです。
2016年の紅葉予想は?
紅葉狩りの季節いつなのかと言うと、
同じ日本でも場所によって季節が全く異なるように、紅葉の時期もバラバラですね。
今年のお住まいの地域の紅葉狩りの時期をチェックしてみてください。
- 北海道: 10月中旬・10月下旬~
- 青森 : 10月中旬・11月上旬~
- 山形 : 10月中旬・11月上旬~
- 栃木 : 11月中旬・下旬~
- 東京 : 11月下旬・12月上旬~
- 京都 : 11月上旬・11月中旬~
- 福岡 : 11月上旬・11月中旬~
最後に
紅葉狩りというと勝手なイメージですが、秋だから、9月か10月に見れるのでは?と思っていた人がいるかもしれませんが、旬の時期は冬になる直前なんですね。
予定を決めるときはぜひ紅葉時期を確認して計画を立てると、真っ赤に燃えあがるかのように紅葉した紅葉狩りを楽しむことができるでしょう!
ぜひ気の合う仲間や家族、もちろんカップルで行っても素敵な思い出になること間違いなしです♪
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