夏の星空で有名な星といえば、夏の大三角形ではないでしょうか。
この夏の大三角形と七夕にとても深い関係があることはみなさん知っていますか?
実はすごく意外な説やストーリーがあるんですよ!
それはこれから詳しく話していくので楽しみにしていて下さいね。
ということで、
今回は理科が苦手だけど星空や神話が好きな私が、夏の大三角形と七夕の関係について紹介しちゃいます。
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夏の大三角形とは?
まず夏の大三角形について紹介しましょう。
7月なら10時頃、8月なら9時頃になると頭上にひときわ明るい星が3つ現れます。
それらを結ぶことで二等辺三角形ができあがりますね。
それを「夏の大三角形」と言うんです。
夏の大三角形は、
- はくちょう座の「デネブ」
- こと座の「ベガ」
- わし座の「アルタイル」
でできています。
はくちょう座は十字の形をしており、見つけやすい形をしています。
デネブは白鳥の尾の部分にあります。
こと座はひし形と正三角形をつなげたような形をしており、その中で青白く輝くのがベガです。
わし座の中心にはアルタイルが輝いており、
さらにその左右には二等星があるのが特徴です。
夏の大三角形は教科書にも掲載されており、
子供から大人まで広く知られている星ではないでしょうか。
詳しくはこの動画で確認願います♪
七夕の話をおさらい!
夏の大三角形との関係を説明する前に七夕の話をおさらいしてみましょう。
天の川の西岸に織姫というとても機織りの上手な姫君がいました。
そんな娘の結婚相手を探していた父である天帝は、東岸に住む働き者の牛使いである彦星を引き合わせ、
めでたく二人は夫婦となりました。
しかし、結婚してから二人は仕事もせず仲睦まじく暮らすだけでした。
それを怒った天帝が天の川を隔てて二人を離れ離れにしました。
二人は悲しみに明け暮れてしまい、さすがにそれをかわいそうに思った天帝は、
七夕の夜のみ再開することを許しました。
こうして二人は天帝の命令を受けたカササギの翼に乗って天の川を渡り、年に一度会うことができるようになりました。
というのが七夕の話ですね。
「二人が結婚してからもまじめに仕事をしていれば天帝に怒られることなく、一緒に暮らせたのに」
と誰もが思うのではないでしょうか。
そんな七夕の話と夏の大三角形の関係は以下で説明します!
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夏の大三角形から七夕が!?
七夕の話は夏の大三角形をもとに中国で作られたということは知っていますか?
織姫星である、こと座のベガは
織女(しゅくじょ)星と呼ばれ裁縫の仕事を司ると考えられています。
彦星である、わし座のアルタイルは
牽牛(けんぎゅう)星と呼ばれ農業の仕事を司ると考えられています。
この二つの星は、旧暦の7月7日に天の川を挟んで最も光り輝くように見えるので、
中国でこの日は年に一度の巡り合いの日とし、七夕の話が生まれました。
なので、夏の大三角形と七夕はとても関係が深いということになるんですよ。
また、織姫と彦星は実は人ではなく、
鷲(わし)だったという説もあるんですよ。
これらはアラビア語で
- 織姫星であるベガは「落ちる鷲」
- 彦星であるアルタイルは「飛ぶ鷲」
という意味があるんです。
このようにアラビア語では、それぞれ鷲に例えられているので、実は人ではなかったのでは?と囁かれているようです。
このように夏の大三角形と七夕は切っても切れない関係があるんですね。
まとめ
夏の大三角形は見つけるのがとても簡単なので、夏の夜にふと星空を見上げてみるとすぐ見つけることができますよ。
七夕の話は小さいころからよく聞いた覚えがあります。
この話を聞くと「まじめに働かないと」と思う人もいるのではないでしょうか。
織姫と彦星が人じゃなくてわしだったという説は初めて聞いた人も多いのではないでしょうか。
いろいろな想像ができて面白いですね。
このように夏の代表的な星である夏の大三角形と夏の有名なお話しである七夕はとても関係が深いことがわかりましたね。
さらに星や星座にはひとつひとつ興味深いストーリーがあるのでとても面白いと思いますよ。
天体観測をするなら、このようなストーリーを調べてから観測するのも趣があっておすすめです!
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